「耳ざわりが良い」を褒め言葉だと思ってない?実は「騒音」のことなんです

「耳ざわり」の言い間違えチェック

素敵な音楽を聴いて「この曲は耳ざわりが良いね」と褒めたことはありませんか?

「肌触り」や「手触り」と同じ感覚で使うと、とんでもない誤解を生みます。

15秒で分かる「耳ざわり」の超ざっくり解説

「ざわり」は「障り」。つまり障害や邪魔という意味です。

【誤用】聞いていて心地よいこと。
【正解】聞いていて不快なこと、耳障り(騒音)

「耳障りが良い」というのは「騒音が心地よい」という矛盾した日本語です。正しくは「耳心地(みみごこち)が良い」や「耳当たりが良い」です。

スマートな言い換え

褒めるなら、こう言い換えましょう。

  • × 耳ざわりが良い曲だ
  • 「耳心地」が良い曲だ

「耳障りな音」と言えば、黒板を爪で引っ掻くような音を指します。