「敷居が高い」を高級すぎて入りにくい店に使ってない?実は「不義理」の問題なんです

「敷居が高い」の言い間違えチェック

高級レストランの前で「この店はちょっと敷居が高いなあ」と言って通り過ぎたことはないでしょうか。

実はその使い方は間違いです。「高級で手が出ない」という意味で使うと、日本語に詳しい人からニヤニヤされるかもしれません。

15秒で分かる「敷居が高い」の超ざっくり解説

本来は、お金の問題ではなく「心理的な気まずさ」の問題です。

【誤用】高級すぎたり上品すぎたりして、入りにくい。
【正解】相手に迷惑をかけたり不義理をしているため、気まずくて家に行きにくい

借金を返していない友人の家や、長いこと挨拶に行っていない恩師の家。それが「敷居が高い」場所です。初めて行く高級店に対して使うのは誤用です。

スマートな言い換え

高級店に入りにくい時は、こう言い換えましょう。

  • × あの店は敷居が高い
  • ◎ あの店は「ハードルが高い(格調が高い)」

「ハードルが高い」なら、単に難易度が高いという意味なので問題ありません。