「さわり」の言い間違えチェック
カラオケなどで「最初のさわりの部分だけ歌ってよ」と言われたら、あなたはどこを歌いますか?
もしイントロやAメロを歌い出したなら、それは間違いです。相手は「一番いいところ」を聞きたがっているのですから。
15秒で分かる「さわり」の超ざっくり解説
義太夫節(浄瑠璃)の用語で、他の曲の調子を取り入れた「聞きどころ」が語源です。
【誤用】話や曲の「最初の部分」「導入部」。
【正解】話や曲の「最も盛り上がる部分(要点)」。
つまり現代音楽で言えば「サビ」のことです。「話のさわり」と言えば、話の核心部分を指します。最初だけ話して終わったら怒られますよ。
スマートな言い換え
最初だけと言いたいなら、こう言い換えましょう。
- × さわりの部分だけ聞かせて
- ◎ 「出だし」の部分だけ聞かせて
「さわりだけ話すね」と言ってオチまで話すのが、本来の正しい日本語です。
