「割愛」を不要だからカットする意味で使ってない?本来は「泣く泣く」削るんです

「割愛」の言い間違えチェック

プレゼン資料のどうでもいいおまけページを飛ばす時に、「この部分は時間の関係で割愛します」と言っていませんか?

どうでもいい部分を削るのは、割愛とは言いません。

15秒で分かる「割愛」の超ざっくり解説

「愛する」ものを「割く(さく)」と書きます。仏教用語で、愛着の気持ちを断ち切る修行が語源です。

【誤用】不要な部分を省略すること。
【正解】本当は必要だし残したいのだが、惜しいと思いながら省略すること

「愛着があるけれど、泣く泣くカットする」のが割愛です。不要な部分を削るのは単なる「省略」や「削除」です。

スマートな言い換え

飛ばすと言いたいなら、こう言い換えましょう。

  • × 不要な部分は割愛します
  • ◎ 不要な部分は「省きます(省略します)」

「時間の都合でやむを得ず割愛します」と言うと、その部分も大事だったんだな、というニュアンスが伝わります。