会議で「煮詰まった」と言って休憩してませんか?本来の意味は完全に「真逆」なんです

「煮詰まった」の言い間違えチェック

長時間の会議でアイデアが出なくなり、「議論が煮詰まったから、ちょっと休憩しよう」と提案したことはないでしょうか。

もし同僚が本来の意味を知っていたら、「えっ、もう結論が出る直前なのに休憩するんですか?」と困惑するかもしれません。

15秒で分かる「煮詰まった」の超ざっくり解説

料理をイメージしてください。スープが煮詰まると、水分が飛んで完成に近づくはず。これは議論でもまったく同じなんです。

【誤用】議論が行き詰まって、どうにもならなくなること。
【正解】議論が出尽くして、結論が出る段階に近づくこと

つまり「煮詰まる」はポジティブな状況。逆の意味で使っている人が約4割いるというデータもありますが、ビジネスの現場では誤解を生みかねません。

スマートな言い換え

どうにもならなくなった時は、こう言い換えましょう。

  • × 議論が煮詰まった
  • ◎ 議論が「行き詰まった(停滞した)」

逆に「よし、煮詰まってきたな(あと少しだ)」と正しく使えると、知的に見えること間違いなしです。