「潮時」を引退の時期だと思ってない?本来は「ベストタイミング」なんです

「潮時」の言い間違えチェック

仕事で失敗続きの時に「そろそろここが潮時かな…」と、諦めのニュアンスで使っていませんか?

それはもったいない誤用です。潮時は「終わりの時」ではなく、むしろ「チャンスの時」なんですから。

15秒で分かる「潮時」の超ざっくり解説

漁師が船を出すのに最も適した満潮の時刻、それが「潮時」です。

【誤用】ものごとの終わり、引退すべき時期。
【正解】物事を始めたり終えたりするのに、最も適した時期(好機)

「今が反撃の潮時だ!」のように、ポジティブな意味で使うのが本来の用法です。「引退の潮時」という表現も間違いではありませんが、「引退するのにちょうどいい好機」という意味であって、「限界」という意味ではありません。

スマートな言い換え

もう限界だと言いたいなら、こう言い換えましょう。

  • × そろそろ潮時だ
  • ◎ そろそろ「引き際(限界)」

潮時は、何かを決断するベストタイミングで使いましょう。