「琴線に触れる」をカチンとくる意味で使ってない?実は「感動」するんです

「琴線に触れる」の言い間違えチェック

相手の無神経な発言にイラッとして、「彼の言葉は私の琴線に触れた(逆鱗に触れた)」と怒っていませんか?

それだと、あなたは相手の言葉にめちゃくちゃ感動していることになってしまいます。

15秒で分かる「琴線に触れる」の超ざっくり解説

「琴線」とは心の奥にある、感動しやすく共鳴しやすい感情のことです。

【誤用】不快感を抱く、怒りを買う(逆鱗に触れると混同)。
【正解】素晴らしいものに触れて、深く感動する

「心の琴線に触れる映画」のように、良い意味でしか使いません。怒る場合は「癪(しゃく)に障る」や「逆鱗(げきりん)に触れる」です。

スマートな言い換え

イラッとしたなら、こう言い換えましょう。

  • × 琴線に触れた
  • 「神経を逆なで」された

琴線は大切にしまっておいて、素晴らしい芸術に出会った時に使いましょう。