「穿った見方」の言い間違えチェック
素直じゃない意見を言う人に対して、「きみは穿った見方ばかりするね」と批判していませんか?
本来の意味では、それは「きみは本質を突いた鋭い洞察力があるね」という褒め言葉になってしまいます。
15秒で分かる「穿った見方」の超ざっくり解説
「穿つ(うがつ)」は、穴を開けて向こう側まで突き通すこと。つまり表面だけでなく中身まで見るということです。
【誤用】物事を斜に構えて見る、ひねくれた見方をする。
【正解】物事の本質を捉えた、鋭い見方をする。
ただ、残念ながら現代では誤用の方が圧倒的に多いため、褒めるつもりで使うと「嫌味か?」と誤解されるリスクがあります。
スマートな言い換え
ひねくれていると言いたいなら、こう言い換えましょう。
- × 穿った見方をする
- ◎ 「斜に構えた(ひねくれた)」見方をする
本来は「穿ったご意見、恐れ入ります(鋭いですね)」と使うのが正解です。
