「雨模様」を雨が降っている様子だと思ってない?本来は「降り出しそう」な空なんです

「雨模様」の言い間違えチェック

窓の外を見て、雨がシトシト降っている時に「あいにくの雨模様ですね」と言っていませんか?

本来の意味に厳しい人が聞くと、「えっ、降ってるの?止んでるの?」と混乱するかもしれません。

15秒で分かる「雨模様」の超ざっくり解説

「模様」とは、今にもそうなりそうな様子のこと。

【誤用】小雨が降ったりやんだりしている様子。
【正解】雨が降り出しそうな空模様(まだ降っていない)。

「今にも泣き出しそうな顔」を「泣き出し模様」とは言いませんが、ニュアンスはそれです。ただ、最近の気象庁の定義でも「雨が降ったり止んだり」を含む場合があるので、誤用が正解になりつつある言葉の一つです。

スマートな言い換え

雨が降っているなら、素直にこう言いましょう。

  • × あいにくの雨模様です
  • ◎ あいにくの「雨天(雨空)」です

「雨模様」は、傘を持っていくか迷う空の時に使うのが粋です。