「アプリを切り替えようとして [Alt] + [Tab] を押したら、開いているWebサイトのタブが全部並んでいて、目的のExcelにたどり着けない……」。
「ブラウザのウィンドウは1つしか開いていないはずなのに、切り替え画面には大量のパネルが表示されて邪魔!」。
これはバグではなく、WindowsとMicrosoft Edgeが連携した「マルチタスク機能」の仕様です。
タブを大量に開く人にとっては、作業効率を著しく下げる原因になります。
この記事では、Edgeのタブを表示対象から外し、「ウィンドウ単位」のシンプルな切り替えに戻す設定手順を解説します。
- ⏱ 所要時間: 30秒
- 💻 対象OS: Windows 10 / 11 対応
- 🛠 難易度: 初級(設定変更のみ)
- ✅ 対象アプリ: Microsoft Edge
このストレス、感じていませんか?
- Alt+Tabを押すと、サムネイルが小さすぎて何が何か分からない
- Tabキーを何回も押さないと前の画面に戻れない
- Chromeを使っている時は起きないのに、Edgeの時だけ発生する
手順1:設定の「マルチタスク」を開く
この設定はブラウザ側ではなく、Windows本体の設定メニューにあります。
- スタートメニューを開き、[設定(歯車アイコン)] をクリックします。
- 左メニューの [システム] を選びます。
- 右側の項目から [マルチタスク] を探してクリックします。
手順2:タブの表示設定を「ウィンドウのみ」にする
ここにあるプルダウンメニューを変更するだけで解決します。
- [Alt + Tab] という項目を探します。
- 現在の設定が「ウィンドウと Microsoft Edge のすべてのタブ」や「ウィンドウと最新の 5 つのタブ」になっていませんか?
- これをクリックして、[ウィンドウのみ] に変更します。
これで設定完了です。保存ボタンなどはなく、即座に反映されます。
確認:スッキリしたか試してみる
Edgeでタブをたくさん開いた状態で、[Alt] + [Tab] を押してみてください。
- 変更前: YouTube、ニュース、検索結果……と、タブの数だけパネルが並んでいた。
- 変更後: 「Microsoft Edge」というパネルが1つだけ表示される(現在見ているタブが表示される)。
これで、Edge、Excel、PowerPointといった「アプリ単位」での切り替えができるようになり、Tabキーを連打する必要がなくなりました。
まとめ:タブの切り替えはブラウザ内でやればいい
設定による挙動の違いです。
| 設定 | Alt+Tabの挙動 | おすすめ |
|---|---|---|
| すべてのタブ | タブが全展開される | △ 混乱する |
| 最新の5つ | 最近見たタブだけ出る | △ 人による |
| ウィンドウのみ | アプリごと1つ | ◎ 快適 |
タブを切り替えたいなら、ブラウザを表示してから [Ctrl] + [Tab] を使うのがスマートです。
Windowsの画面切り替えは、あくまで「アプリの移動」に徹してもらうのが、仕事効率化の鉄則です。
