「見積もりの計算でちょっと電卓を使いたいけど、マウスでスタートメニューを開いて、アプリ一覧から探すのが面倒くさい……」。
「会社のPCには、キーボードのテンキーの上に『電卓ボタン』がない!」。
実はWindowsには、標準で「電卓起動のショートカットキー」は設定されていません。
しかし、ほんの少し設定をするだけで、好きなキー(例:Ctrl+Alt+C)を押すだけで電卓が立ち上がるように改造できます。
この記事では、マウスを一切触らずに電卓を呼び出す3つの神テクニックを解説します。
- ⏱ 所要時間: 1分
- 💻 対象OS: Windows 10 / 11 対応
- 🛠 難易度: 初級(設定のみ)
- ✅ 効果: 電卓探しの時間ゼロ
こんな人におすすめ
- 電卓アプリを1日に何度も開いたり閉じたりする
- タスクバーにアイコンを並べたくない
- キーボードから手を離さずに計算を始めたい
目次
方法1:【正攻法】ショートカットキーを割り当てる
電卓アプリのショートカットアイコンを作成し、そこに起動キーを登録する方法です。
一度設定すれば、再起動してもずっと使えます。
手順
- スタートメニューを開き、アプリ一覧から「電卓」を探します。
- 「電卓」アイコンを、デスクトップ画面に向かってドラッグ&ドロップします。
(デスクトップに「電卓」というショートカットができます) - そのアイコンを右クリックして、[プロパティ] を選びます。
- [ショートカット キー] という欄をクリックし、カーソルを合わせます。
- その状態で、キーボードの [C] を押してください。
(自動的にCtrl + Alt + Cと入力されます) - [OK] を押して閉じます。
[Image of Windows Shortcut Properties assigning Ctrl+Alt+C to Calculator]
これで、今後は [Ctrl] + [Alt] + [C] を同時押しするだけで、いつでも電卓が起動します。
※「C」以外でも好きなキーで設定可能です。
方法2:【スマート】タスクバーに置いて「Win+数字」
デスクトップにアイコンを置きたくない人は、タスクバー(画面下の帯)を利用する方法がおすすめです。
- 電卓アプリを開きます。
- タスクバーにある電卓アイコンを右クリックし、[タスクバーにピン留めする] を選びます。
- ピン留めされたアイコンをドラッグして、「左から1番目」(スタートボタンの隣など)に配置します。
起動コマンド
タスクバーに置いたアプリは、左から順に「Win+1」「Win+2」……というショートカットが割り当てられています。
- 一番左に置いた場合: [Windows] + [ 1 ] キーで起動
- 二番目に置いた場合: [Windows] + [ 2 ] キーで起動
これなら設定画面を開く必要もなく、見た目もスッキリします。
方法3:【玄人向け】コマンドで呼び出す
マウスも使わず、設定もせず、どのパソコンでも通用する方法です。
- [Windows] + [R] を押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。
calcと入力して [Enter] を押します。
「Calculator(カリキュレーター)」の略で「calc」です。
エンジニアやプログラマーなど、黒い画面に慣れている人はこの方法を好みます。
まとめ:電卓は「探す」ものではない
起動方法の比較です。
| 方法 | 操作キー | 特徴 |
|---|---|---|
| ショートカット割当 | Ctrl + Alt + C | 確実・誤爆しにくい |
| タスクバー配置 | Win + 数字 | マウスでも押しやすい |
| コマンド実行 | Win+R → calc | 設定不要・他人のPCでも可 |
おすすめは「方法1(Ctrl+Alt+C)」です。「C」はCalculatorのCなので覚えやすく、右手だけで押せる位置関係にあるため、左手で伝票を持ちながらでも起動できます。
ぜひ設定して、計算業務を加速させてください。
