「いつも画面の右下(タスクバー)にあるはずの『あ』や『A』のマークが突然消えてしまった」。
「今が日本語モードなのか英数モードなのか、打ってみないと分からないから不便!」。
これはWindowsの設定で「入力インジケーター」がオフになっているか、IMEのプロセスが一時的にクラッシュしていることが原因です。
この記事では、タスクバーの設定を見直してアイコンを表示させる方法と、再起動しても直らない場合の復活コマンドを解説します。
- ⏱ 所要時間: 1分
- 💻 対象OS: Windows 10 / 11 対応
- 🛠 難易度: 初級(設定のみ)
- ✅ 対象: Microsoft IME, Google日本語入力
あなたの状況はこれですか?
- 文字入力自体はできるが、現在のモードが表示されない
- タスクバーの時計の隣が空白になっている
- 「半角/全角」キーを押しても画面中央に「あ」が出ない
目次
手順1:タスクバー設定で「システムアイコン」をオンにする
一番多い原因は、Windowsの設定でアイコンの表示が「オフ」になってしまっているケースです。
- タスクバー(画面下の黒い帯)の何もないところを右クリックします。
- [タスクバーの設定] を選びます。
- (Windows 11の場合)[その他のシステム トレイ アイコン] という項目をクリックして開きます。
※Windows 10の場合は「システムアイコンのオン/オフの切り替え」を探してください。 - リストの中に「入力インジケーター(またはタッチキーボード)」のような項目があれば、スイッチを「オン」にします。
これで右下に「あ」か「A」が戻ってくれば解決です。
手順2:「使用可能な場合にデスクトップ言語バーを使用する」を確認
上記の設定項目が見つからない、またはオンにしても出ない場合、古い「言語バー」の設定が邪魔をしている可能性があります。
- スタートメニューで
言語バーと検索し、「入力方式の切り替え」や「キーボードの詳細設定」を開きます。 - [使用可能な場合にデスクトップ言語バーを使用する] というチェックボックスを探します。
- このチェックを「オン(入れる)」にしたり、逆に「オフ(外す)」にしたりして、挙動が変わるか試してください。
- チェックを入れる: 昔ながらの「独立したバー」として画面のどこかに浮いて表示されます。
- チェックを外す: 現代風の「タスクバー一体型(あ/Aのみ)」として表示されます(推奨)。
手順3:IMEのプロセス(ctfmon)を再起動する
設定が正しいのに表示されない場合、文字入力を管理するプログラム「ctfmon.exe」がフリーズして落ちています。
手動で叩き起こしましょう。
- [Windows] + [R] キーを押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。
ctfmonと入力して [Enter] を押します。
画面には何も表示されませんが、裏でプログラムが再起動し、タスクバーにアイコンがひょっこり戻ってくるはずです。
まとめ:文字が打ててもアイコンは欲しい
対処法のまとめです。
| 原因 | 確認場所 | 解決策 |
|---|---|---|
| 設定オフ | タスクバー設定 | アイコンをオン |
| 表示形式 | キーボード詳細設定 | 言語バー設定変更 |
| フリーズ | コマンド実行 | ctfmon実行 |
「あ」が見えないと、パスワード入力時などに「今はどっちのモードだ?」と無駄な確認作業が発生します。
消えたらすぐに設定を見直して、定位置に戻しておきましょう。
