「デュアルモニターで作業していると、ふとした瞬間にマウスカーソルを見失って探してしまう」。
「4Kモニターを使っているせいで、カーソルが豆粒みたいに小さくて目が疲れる……」。
標準の「白くて小さい矢印」は、白い背景のWebサイトやExcelでは保護色になってしまい、非常に見づらいです。
実はWindows 10/11では、専用ソフトを使わなくてもカーソルを好きな色・大きさに変更できます。
この記事では、カーソルを「蛍光色」や「特大サイズ」にして視認性を爆上げする方法と、見失った時に一発で見つける裏ワザを解説します。
- ⏱ 所要時間: 30秒
- 💻 対象OS: Windows 10 / 11 対応
- 🛠 難易度: 初級(設定変更のみ)
- ✅ おすすめ色: 蛍光イエロー、反転色
こんな経験ありませんか?
- マウスを左右にブンブン振ってカーソルを探す癖がある
- Excelの白い画面上でカーソルがどこにあるか分からない
- プロジェクターや画面共有で相手にカーソル位置が伝わらない
手順1:設定で「サイズ」を大きくする
まずは単純に大きくしましょう。これだけで世界が変わります。
- スタートメニューで
マウスと検索し、[マウス設定] を開きます。 - Windows 11なら [マウス ポインターとタッチ]、Windows 10なら [マウスとカーソルのサイズを調整する] をクリックします。
- [サイズ] というスライダーを右に動かします。
初期値は「1」ですが、「2」か「3」にするだけではっきり見やすくなります。
プレゼンなどで使う場合は「5」以上にすると、指差し棒代わりになります。
手順2:「色」を変えて目立たせる
サイズの下にある「マウス ポインターのスタイル」で色を変更できます。
- 黒: 白い画面が多い事務作業におすすめ。
- 反転色(白黒): 背景が黒なら白く、白なら黒く、自動で補色に変わります。迷ったらこれが最強です。
- カスタム(色付き): 「蛍光イエロー」や「ピンク」など、絶対に画面内に存在しない色にすると、一瞬で目に入ります。
おすすめは「カスタム」で「明るい黄色」にすることです。
工事現場のベストと同じで、視覚的に最も注意を引く色なので見落としがなくなります。
手順3:【裏ワザ】Ctrlキーで「ここだよ!」と波紋を出す
どれだけ大きくしても、マルチモニターの端っこに行くと見失うことがあります。
そんな時のために、Ctrlキーを押すとカーソル位置を強調表示する機能をオンにしておきましょう。
- マウス設定画面の下の方にある [マウスの追加設定](または [その他のマウス オプション])を開きます。
- 小さなウィンドウが開くので、[ポインター オプション] タブを選びます。
- 一番下にある [Ctrl キーを押すとポインターの位置を表示する] にチェックを入れます。
- [OK] を押します。
これで、カーソルが見当たらない時にキーボードの [Ctrl] をポンと押すだけで、カーソルの周りに同心円状の波紋(アニメーション)が出て居場所を教えてくれます。
まとめ:見やすさは正義
設定の組み合わせ例です。
| 用途 | おすすめ設定 | 効果 |
|---|---|---|
| 事務作業 | サイズ2 + 黒色 | Excelで見やすい |
| デザイン | サイズ1 + 反転色 | 邪魔にならず視認 |
| 老眼対策 | サイズ3以上 + 黄色 | 絶対見失わない |
マウスカーソルは、PCを使っている間ずっと見続けるものです。
「探し物」の時間をゼロにするために、今すぐ自分好みのサイズと色に変えてみてください。
