「新しいソフトを入れようとしたら、画面が急に暗くなって『このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?』と聞かれる」。
「はい」を押せばいいだけですが、頻繁に出ると作業のテンポが崩れてストレスが溜まります。
これは「ユーザーアカウント制御(UAC)」というWindowsのセキュリティ機能ですが、自分しか使わないPCであれば、過剰な警告は邪魔なだけかもしれません。
この記事では、この警告画面を二度と出さないようにする設定と、安全性とのバランスをとった「暗転だけさせない」設定手順を解説します。
- ⏱ 所要時間: 30秒
- 💻 対象OS: Windows 10 / 11 対応
- 🛠 難易度: 初級(スライダー操作のみ)
- ⚠️ リスク: セキュリティ強度が下がります
この画面のことですか?
- ソフト起動時に画面全体が薄暗くなり、操作不能になる
- 「はい」か「いいえ」しか選べないダイアログが出る
- 通知音が「ポーン」と鳴ってびっくりする
目次
手順1:UAC設定画面を開く
コントロールパネルの深い階層にありますが、検索を使えば一発です。
- スタートメニューを開き、検索窓に
uacと入力します。 - 検索結果に出た「ユーザー アカウント制御設定の変更」をクリックします。
手順2:スライダーを下げて通知をオフにする
設定画面には、上下に動かせるスライダー(つまみ)が一つだけあります。
この位置によって、警告のレベルを調整できます。
完全に消したい場合
- スライダーを一番下の「通知しない」まで下げます。
- [OK] を押します。
- (最後に一度だけ「許可しますか?」と出るので「はい」を押します)
これで、今後どんなアプリを起動しても、設定を変更しても、確認画面は一切出なくなります。
※ただし、ウイルスなどが勝手に設定を書き換えても通知されなくなるため、セキュリティソフトは必ず入れておいてください。
推奨設定:「画面を暗くしない」だけにする
「通知はしてほしいけど、いちいち画面が暗転してPCが重くなるのが嫌だ」という場合は、スライダーを「下から2番目」に設定します。
- 設定名: 「アプリがコンピューターに変更を加えようとする場合のみ通知する(デスクトップを暗転しない)」
- 効果: 「許可しますか?」のウィンドウは出ますが、背景が暗くならず、他の作業をしながら通知を確認できます。
PCのスペックが低く、暗転のたびにフリーズしかける場合は、この設定がおすすめです。
注意点:セキュリティのリスクについて
この機能を無効化することのメリットとデメリットを理解しておきましょう。
| レベル | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 通知しない (一番下) |
ストレスゼロ 作業が止まらない |
マルウェアの侵入に 気づけない恐れあり |
| 暗転しない (下から2番目) |
PCへの負荷が軽い 操作を続けられる |
通知自体は出る (クリック必要) |
| 常に通知 (初期設定) |
安全性が高い | とにかく邪魔 |
まとめ:上級者はオフ、初心者はオン
「自分が何のソフトを起動したか」を完全に把握している上級者であれば、UACはオフでも問題ありません。
しかし、ネットで適当なフリーソフトをよくダウンロードする人や、家族と共用しているPCの場合は、安全のために通知を残しておくことをおすすめします。
