仕事中にiPadの通知が届き、集中力が途切れてしまう状況を避ける設定が可能です。
iPadOSの集中モードを活用すると、特定の時間やAppの使用中に不要な通知を自動でブロックできます。
この記事では、集中モードを効果的に設定し、業務に集中できる環境を構築する詳細な手順を解説します。
【要点】iPadの集中モードで仕事の集中力を高める
- 新しい集中モードの作成: 仕事や勉強に特化した通知設定を独自に作成できます。
- 通知のカスタマイズ: 許可するAppや連絡先を選び、必要な情報のみを受け取れます。
- スケジュール設定: 特定の時間や場所、Appの起動に合わせて集中モードを自動でオンにできます。
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目次
集中モードの概要とできること
iPadOSの集中モードは、特定の状況下で通知や着信を一時的に制限し、ユーザーの集中を助ける機能です。iPadOS 15以降で導入されました。複数の集中モードを作成し、それぞれ異なる通知設定や画面表示を適用できます。
集中モードとは
集中モードは、個々の活動に合わせてiPadの通知と表示内容をカスタマイズする機能です。仕事、睡眠、読書など、目的に応じた集中モードを複数作成できます。それぞれのモードで、特定のAppや連絡先からの通知のみを許可する設定が可能です。これにより、不要な割り込みを減らし、目の前の作業に集中できる環境を作れます。
集中モードでできること
集中モードでは、以下の設定ができます。
- 特定のAppと連絡先からの通知のみを許可できます。
- 集中モードがオンのときに表示するロック画面とホーム画面をカスタマイズできます。
- 特定の時間、場所、Appの起動など、多様な条件で集中モードを自動的にオンにできます。
- 同じApple IDでサインインしているiPhoneやMacなど、複数のAppleデバイス間で集中モードの設定を共有できます。
- 特定のAppの表示内容を集中モードに合わせてフィルタリングできます。
集中モードとおやすみモードの違い
集中モードは、従来のおやすみモードよりも詳細なカスタマイズが可能です。おやすみモードは、基本的に全ての通知を一時的に停止する機能です。これに対し、集中モードは、特定のAppや連絡先からの通知のみを許可する設定や、ロック画面・ホーム画面のカスタマイズができます。作業内容や状況に応じた柔軟な設定が可能になり、より効果的に集中できる環境を構築できます。
iPadで集中モードを設定する基本手順
ここでは、仕事用の集中モードを新しく作成し、通知とスケジュールを設定する手順を解説します。この手順はiPadOS 17を基準にしています。
新しい集中モードを作成する
- 設定アプリを開く
iPadのホーム画面から「設定」Appをタップします。 - 「集中モード」を選択する
設定メニューの左側にある「集中モード」をタップします。 - 新しい集中モードを追加する
画面右上の「+」ボタンをタップします。 - 集中モードの種類を選ぶ
「カスタム」を選択するか、「仕事」や「フィットネス」などの既存の集中モードから選択します。今回は「仕事」を例に進めます。「仕事」をタップします。 - 名前とアイコンを設定する
集中モードの名前は「仕事」と自動入力されます。必要に応じて変更できます。アイコンと色を選択し、「次へ」をタップします。
集中モードをカスタマイズする
作成した集中モードの通知と画面表示を詳細に設定します。
- 通知を許可する連絡先を選ぶ
「通知を許可する連絡先」の項目で「連絡先を追加」をタップします。集中モード中に通知を受け取りたい人の名前を選択し、「完了」をタップします。緊急の連絡のみを受け取りたい場合は、必要な連絡先のみを選びます。 - 通知を許可するAppを選ぶ
「通知を許可するApp」の項目で「Appを追加」をタップします。集中モード中に通知を受け取りたいAppを選択し、「完了」をタップします。仕事で使うメールAppやチャットAppなどを選択できます。 - 「時間制限のある通知」の設定
緊急時や時間制限のある通知を集中モード中でも許可するかどうかを設定します。初期設定ではオンになっています。不要な場合はトグルをタップしてオフに切り替えます。 - 「集中モードオン時の画面」を設定する
集中モードがオンのときに表示するロック画面とホーム画面を選択します。「選択」をタップし、既存の画面を選ぶか、新しい画面を作成します。仕事に集中できるシンプルなホーム画面を設定すると効果的です。 - 「集中モードフィルタ」を設定する
特定のAppの表示内容を集中モードに合わせてフィルタリングできます。「フィルタを追加」をタップし、対応するAppを選びます。たとえば、メールAppで仕事用のメールボックスのみを表示する設定ができます。
スケジュールを設定する
集中モードを特定の時間や条件で自動的にオンにする設定を行います。
- 「スケジュールを設定」をタップする
作成した集中モードの設定画面で「スケジュールを設定」をタップします。 - スケジュールの種類を選ぶ
「時間」「場所」「App」のいずれかをタップして条件を設定します。 - 「時間」で設定する場合
「時間」をタップし、開始時刻と終了時刻、集中モードをオンにする曜日を設定します。「完了」をタップすると設定が保存されます。 - 「場所」で設定する場合
「場所」をタップし、地図から場所を選択します。職場の位置を設定すると、職場にいる間だけ集中モードをオンにできます。 - 「App」で設定する場合
「App」をタップし、特定のAppを開いたときに集中モードをオンにする設定を行います。たとえば、特定の仕事用Appを開いたときに集中モードが開始されるようにできます。 - スマートアクティベーションを利用する
集中モードの設定画面下部にある「スマートアクティベーション」をオンにすると、集中モードが適切なタイミングで自動的にオンになるように学習します。
集中モード利用時の注意点と応用
集中モードを効果的に利用するための注意点や、設定がうまくいかない場合の対処法を解説します。
集中モードが自動的にオンにならない場合
設定したスケジュールや条件で集中モードが自動的にオンにならないことがあります。以下の点を確認してください。
- スケジュール設定の確認
「設定」→「集中モード」で該当の集中モードをタップし、「スケジュールを設定」で設定した時間、場所、Appの条件が正しいか確認します。特に時刻の入力ミスや曜日の選択漏れがないか確認します。 - デバイス間共有の確認
他のAppleデバイスと集中モードの設定を共有している場合、他のデバイスでのオン/オフが影響している可能性があります。「設定」→「集中モード」の画面上部にある「デバイス間で共有」のトグルがオンになっているか確認します。意図しない同期を防ぐには、この機能をオフに切り替えます。 - Appの通知設定の確認
特定のAppの通知自体がiPadの通知設定でオフになっている場合、集中モードに関わらず通知は届きません。「設定」→「通知」で各Appの設定を確認し、通知が許可されているか確認します。
通知がブロックされない場合
集中モードがオンになっているにもかかわらず、不要な通知が届いてしまう場合があります。以下の設定を確認してください。
- 許可する連絡先・Appの確認
集中モードの設定画面で、「通知を許可する連絡先」と「通知を許可するApp」に意図しない項目が追加されていないか確認します。必要ない項目は削除します。 - 「時間制限のある通知」の確認
集中モードの設定画面にある「時間制限のある通知」がオンになっていると、重要な通知は集中モード中でも届きます。この設定が不要であれば、トグルをタップしてオフに切り替えます。 - 「緊急時バイパス」の設定確認
特定の連絡先に対して「緊急時バイパス」が設定されている場合、その連絡先からの着信やメッセージは集中モードを無視して通知されます。連絡先の詳細画面でこの設定を確認し、必要に応じてオフにします。
集中モードのデバイス間共有
一度設定した集中モードは、同じApple IDでサインインしている他のiPhoneやMacなどのデバイスにも適用できます。この機能を利用することで、すべてのAppleデバイスで一貫した集中環境を維持できます。
- 設定アプリを開く
iPadのホーム画面から「設定」Appをタップします。 - 「集中モード」を選択する
設定メニューの左側にある「集中モード」をタップします。 - 「デバイス間で共有」をオンにする
画面上部にある「デバイス間で共有」のトグルをオンに切り替えます。 - 他のデバイスで確認する
共有設定をオンにすると、他のAppleデバイスでも同じ集中モードが利用できるようになります。各デバイスのコントロールセンターから集中モードのオン/オフを切り替えられます。
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集中モードとおやすみモードの比較
集中モードとおやすみモードの主な違いを以下の表にまとめました。
| 項目 | 集中モード | おやすみモード |
|---|---|---|
| 導入時期 | iPadOS 15以降 | iOS 6以降 |
| 設定のカスタマイズ性 | 高い。特定のAppや連絡先からの通知のみを許可できる | 低い。基本的には全ての通知を一時停止する |
| 自動化の柔軟性 | 時間、場所、Appの起動など、多様な条件で自動オンが可能 | スケジュール設定や運転中など、限定的な自動オン設定 |
| 画面のカスタマイズ | 集中モードごとにロック画面やホーム画面を変更できる | 画面のカスタマイズ機能はない |
| 複数モードの作成 | 仕事、睡眠、読書など、複数の集中モードを作成し切り替えられる | 1つのモードのみ |
| デバイス間共有 | 同じApple IDのデバイス間で設定を共有できる | デバイス間共有機能は限定的 |
まとめ
iPadの集中モードを設定することで、仕事中に不要な通知を効率的にブロックし、集中力を高める環境を作れます。
この記事で解説した手順を参考に、仕事用の集中モードをカスタマイズし、特定の時間や場所での自動オン設定を試してください。
複数の集中モードを作成して、読書や運動など、他の活動にも集中モードを活用できます。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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