Webサイトへのログイン時にパスワードを忘れたり、入力が面倒に感じたりする場面があるかもしれません。また、フィッシング詐欺などのセキュリティリスクも気になります。
iPhoneの「パスキー」機能は、これらの問題を解決し、パスワード不要で安全にWebサイトへログインできる新しい認証方法です。
この記事では、iPhoneでパスキーを登録し、実際にWebサイトへログインする手順、さらにパスキーの管理方法や注意点まで詳しく解説します。パスキーを活用して、より快適で安全なインターネット利用を実現できます。
【要点】iPhoneのパスキーで安全にログインする方法
- パスキーの概要: パスワード入力なしで、Face IDやTouch IDを利用してWebサイトに安全にログインできます。
- パスキーの登録: 対応するWebサイトでアカウントを作成またはログインし、パスキーを有効にする設定を行います。
- パスキーでのログイン: ユーザー名入力後、パスワード欄でパスキーの提案からFace IDやTouch IDで認証しログインします。
- パスキーの管理: 設定アプリの「パスワード」から保存されているパスキーの一覧を確認したり、不要なパスキーを削除したりできます。
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目次
パスキーとは:パスワード不要で安全にログインできる仕組み
パスキーは、パスワードを使わずにWebサイトやアプリにログインできる新しい認証技術です。FIDOアライアンスという団体が提唱しており、従来のパスワード認証に比べて高いセキュリティと利便性を提供します。
iPhoneではiOS 16以降で利用でき、Face IDやTouch IDといった生体認証機能と連携して動作します。これにより、パスワードを覚える必要がなくなり、フィッシング詐欺のリスクも大幅に低減できます。
パスキーはiCloudキーチェーンによって、同じApple IDでログインしている他のAppleデバイスと自動的に同期されます。これにより、一度登録すれば複数のデバイスでパスキーを利用できる利点があります。
パスキーの仕組み
パスキーは公開鍵暗号方式を利用して認証を行います。Webサイトにパスキーを登録する際、iPhone内で秘密鍵と公開鍵のペアが生成されます。
秘密鍵はiPhoneのセキュアエレメントという安全な領域に保存され、Face IDやTouch IDで保護されます。公開鍵はWebサイトのサーバーに登録されます。
ログイン時には、Webサイトが公開鍵を使って認証要求をiPhoneに送ります。iPhoneはFace IDやTouch IDでユーザーの本人確認を行い、秘密鍵を使って認証応答を生成し、Webサイトに送り返す仕組みです。
この一連のプロセスでパスワードがネットワーク上を流れることがないため、フィッシング詐欺やパスワードリスト攻撃などに対して非常に高い耐性を持っています。
iPhoneでパスキーを登録・利用する手順
iPhoneでパスキーを利用するには、まず対応するWebサイトでパスキーを登録する必要があります。その後、登録したパスキーを使ってWebサイトにログインできます。
Webサイトでパスキーを新規登録する手順
多くのWebサイトでは、アカウント作成時やアカウント設定画面でパスキーの登録オプションが提供されています。ここでは一般的な登録手順を解説します。
- Webサイトにアクセスし、アカウント設定画面を開く
パスキーに対応しているWebサイトにSafariなどのWebブラウザでアクセスします。アカウント設定やセキュリティ設定の項目に進みます。 - 「パスキーを作成」または「パスキーを登録」を選択する
Webサイト内のパスキー関連のオプションを探し、「パスキーを作成」や「パスキーを登録」といったボタンをタップします。 - Face IDまたはTouch IDで認証する
iPhoneの画面に「パスキーを作成しますか?」などの確認メッセージが表示されます。「続ける」をタップし、Face IDまたはTouch IDで本人認証を行います。 - パスキーの登録を完了する
本人認証が成功すると、パスキーの登録が完了した旨のメッセージがWebサイト側に表示されます。これで次回からはパスキーでログインできます。
パスキーを使ってWebサイトにログインする手順
登録済みのパスキーを使ってWebサイトにログインする手順は非常に簡単です。パスワード入力の手間が省けます。
- Webサイトのログイン画面を開く
パスキーを登録したWebサイトのログインページにアクセスします。 - ユーザー名を入力する
ログインに使用するユーザー名やメールアドレスを入力します。パスワード入力欄にパスキーの提案が表示される場合があります。 - Face IDまたはTouch IDで認証する
パスワード入力欄の下に表示される「パスキーでログイン」などのオプションをタップします。iPhoneの画面にFace IDまたはTouch IDの認証を求めるプロンプトが表示されますので、認証を行います。 - ログインを完了する
認証が成功すると、自動的にWebサイトへのログインが完了します。パスワードを入力する手間は一切ありません。
もし別のiPhoneやiPad、Macなどからログインする場合で、iCloudキーチェーンがオフになっているとパスキーが同期されません。その場合は、パスキーを登録したiPhoneを近くに置き、AirDropのような機能を使ってパスキーを一時的に共有してログインすることも可能です。
iPhoneでパスキーを管理・削除する手順
登録したパスキーはiPhoneの設定アプリから確認したり、不要になったパスキーを削除したりできます。パスキーを適切に管理することで、セキュリティを維持できます。
保存されているパスキーを確認する方法
iPhoneに保存されているすべてのパスキーは、設定アプリの「パスワード」セクションで確認できます。
- 設定アプリを開く
iPhoneのホーム画面から「設定」アプリをタップして開きます。 - 「パスワード」をタップする
設定画面を下にスクロールし、「パスワード」の項目をタップします。 - Face IDまたはTouch IDで認証する
Face IDまたはTouch ID、あるいはパスコードの入力で本人認証を行います。 - パスキーの一覧を確認する
「パスワードオプション」画面で、保存されているWebサイトやアプリのアカウントが一覧表示されます。パスキーとして保存されているものは、鍵のアイコンの横に「パスキー」と明記されています。
不要なパスキーを削除する方法
使わなくなったWebサイトやアプリのパスキーは削除できます。削除することで、iPhoneのパスキーリストを整理できます。
- パスキーの一覧画面を開く
上記の手順で、設定アプリの「パスワード」からパスキーの一覧画面を開きます。 - 削除したいパスキーを選択する
一覧の中から削除したいWebサイトやアプリのパスキーをタップして選択します。 - 「パスキーを削除」をタップする
詳細画面の下部にある「パスキーを削除」をタップします。確認のメッセージが表示されるので、再度「パスキーを削除」をタップして完了です。
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パスキー利用時の注意点とトラブル対処法
パスキーは便利な機能ですが、利用する際にはいくつかの注意点があります。また、パスキーがうまく使えない場合の対処法も知っておくと役立ちます。
パスキーが作成できない・利用できない場合
パスキーの作成や利用ができない場合、いくつかの原因が考えられます。
原因1: Webサイトがパスキーに対応していない
パスキーはすべてのWebサイトやアプリで利用できるわけではありません。利用したいサービスがパスキー認証に対応しているか、公式情報を確認してください。
原因2: iOSのバージョンが古い
パスキー機能はiOS 16以降で利用できます。iPhoneのiOSバージョンが古い場合は、最新バージョンにアップデートしてください。
- iOSのアップデート手順
設定 → 一般 → ソフトウェア・アップデート の順に進み、利用可能なアップデートがあれば実行します。
原因3: iCloudキーチェーンがオフになっている
パスキーはiCloudキーチェーンと連携して動作します。iCloudキーチェーンがオフになっていると、パスキーの保存や同期ができません。
- iCloudキーチェーンをオンにする手順
設定 → ユーザー名(一番上) → iCloud → パスワードとキーチェーン の順に進み、「iCloudキーチェーン」をオンにします。
パスキーの同期に関する注意点
パスキーはiCloudキーチェーンを通じて、同じApple IDでログインしている他のAppleデバイス(iPad、Macなど)と自動的に同期されます。
この同期機能は非常に便利ですが、iCloudキーチェーンがオフになっていると同期されません。また、Apple IDが異なるデバイス間ではパスキーは同期されません。
登録したiPhoneが手元にない状態で別のAppleデバイスからログインしたい場合、iCloudキーチェーンが有効であれば問題ありません。しかし、Windows PCなどApple以外のデバイスからログインする場合は、パスキーを登録したiPhoneを近くに置き、画面に表示される指示に従って認証を行う必要があります。
誤ってパスキーを削除してしまった場合
誤ってパスキーを削除してしまった場合でも、通常は大きな問題にはなりません。
対処法1: Webサイトで再度パスキーを登録し直す
パスキーを削除しても、Webサイトのアカウント自体が消えるわけではありません。Webサイトにアクセスし、再度アカウント設定画面からパスキーを登録し直してください。
対処法2: 既存のパスワードでログインする
多くのWebサイトでは、パスキーを登録した後も従来のパスワードでのログインが可能です。パスキーを削除してしまった場合は、一時的にパスワードでログインし、改めてパスキーを登録し直すことができます。
まとめ
iPhoneのパスキー機能は、パスワード入力の煩わしさから解放され、より安全にWebサイトにログインできる画期的な方法です。
この記事で解説した手順に従って、パスキーの登録、利用、管理を行うことで、インターネット利用のセキュリティと利便性を向上できます。
今後、パスキーに対応するWebサイトやサービスはさらに増えていくと予想されます。ぜひこの機会にiPhoneのパスキー機能を活用し、快適なデジタルライフを送るための第一歩を踏み出してみてください。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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