【iPhone・iPad】iPhoneの「クリーンエネルギー充電」の意味とオフにする手順

【iPhone・iPad】iPhoneの「クリーンエネルギー充電」の意味とオフにする手順
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iPhoneの充電中に「クリーンエネルギー充電」という表示を見たことがあるかもしれません。この機能は、電力網がクリーンエネルギー源を利用していると予測されるときに充電を最適化します。

本記事では、この機能の詳しい意味と、必要に応じてオフにする手順を解説します。

iPhoneの充電設定を自身のライフスタイルや環境意識に合わせて調整できます。

【要点】iPhoneのクリーンエネルギー充電を理解し設定を変更する

  • クリーンエネルギー充電の概要: 環境に配慮した充電の仕組みとその目的を理解できます。
  • 設定アプリでの確認: クリーンエネルギー充電の状態を確認する方法を把握できます。
  • 機能のオフ設定: 必要に応じてクリーンエネルギー充電を停止できます。

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iPhoneのクリーンエネルギー充電の概要と目的

iPhoneの「クリーンエネルギー充電」は、iOS 16以降を搭載したiPhoneで利用できる機能です。この機能は、電力網がよりクリーンなエネルギー源、具体的には再生可能エネルギーを利用していると予測される時間帯に充電を最適化します。

Appleは、この機能を通じてiPhoneの充電による二酸化炭素排出量を削減し、地球環境保護に貢献することを目指しています。iPhoneは、ユーザーの電力消費パターンと地域の電力網の炭素排出強度予測データを組み合わせて、充電のタイミングを調整します。

例えば、夜間に充電を開始した場合でも、電力網が風力発電や太陽光発電などの再生可能エネルギーを多く利用している時間まで充電を一時的に保留し、その時間帯に充電を完了させることがあります。これにより、化石燃料による発電が少ないタイミングで充電が行われるため、環境への負荷が軽減されます。

この機能は、バッテリーの劣化を抑える目的の「最適化されたバッテリー充電」とは異なるものです。クリーンエネルギー充電は環境保護を主な目的とし、最適化されたバッテリー充電はバッテリーの健康状態維持を目的としています。両方の機能を同時に利用することも可能です。

クリーンエネルギー充電は、お使いのiPhoneがWi-Fiネットワークに接続されており、位置情報サービスが有効になっている場合に、地域ごとの電力網データを取得して機能します。位置情報サービスは、おおよその位置情報のみを利用し、個人を特定する情報は収集されません。

この機能は、特定の国や地域、具体的には米国で最初に導入され、その後他の地域にも展開されています。お住まいの地域でこの機能が表示されない場合は、まだ利用対象外である可能性があります。

クリーンエネルギー充電をオフにする手順

クリーンエネルギー充電は、設定アプリから簡単にオン/オフを切り替えできます。以下にその詳細な手順を解説します。

  1. 設定アプリを開く
    iPhoneのホーム画面から、歯車のアイコンの「設定」アプリをタップして起動します。
  2. 「バッテリー」メニューへ移動する
    設定画面を下にスクロールし、「バッテリー」という項目を探してタップします。
  3. 「バッテリーの状態と充電」を選択する
    バッテリー画面に表示される複数の項目の中から、「バッテリーの状態と充電」をタップします。
  4. 「クリーンエネルギー充電」の設定を確認する
    「バッテリーの状態と充電」画面を下にスクロールすると、「クリーンエネルギー充電」という項目が表示されます。この項目をタップして詳細画面へ進みます。iOS 15以前のバージョンではこの機能は表示されません。
  5. クリーンエネルギー充電をオフにする
    「クリーンエネルギー充電」の詳細画面で、機能のオン/オフを切り替えるトグルスイッチが表示されます。このスイッチをタップしてオフの状態(灰色)に切り替えます。
  6. 確認メッセージに対応する
    機能をオフにすると、「クリーンエネルギー充電をオフにしますか?」という確認メッセージが表示される場合があります。表示された場合は、「オフにする」または「明日の朝までオフにする」のいずれかを選択します。
    「オフにする」を選択すると、この機能は完全に無効になります。「明日の朝までオフにする」を選択した場合、翌朝まで一時的に無効になり、その後再び有効になります。

クリーンエネルギー充電利用時の注意点と制限

クリーンエネルギー充電を利用する際には、いくつかの注意点や制限事項があります。これらを理解しておくことで、より適切に機能を活用できます。

充電完了までの時間が長くなる場合がある

クリーンエネルギー充電が有効な場合、iPhoneが電力網のクリーンエネルギー利用状況を判断し、充電を一時的に保留することがあります。そのため、通常よりも充電が完了するまでに時間がかかる場合があります。

特に、急いでiPhoneをフル充電したい状況や、充電時間が限られている場合は、この機能が意図しない遅延を引き起こす可能性があります。そのような時は、一時的に機能をオフにすることを検討すると良いでしょう。

充電の遅延は、電力網の状況や再生可能エネルギーの供給量に左右されます。常に発生するわけではありませんが、予期せぬ充電遅延に備えることが重要です。

特定の国や地域でのみ利用可能

クリーンエネルギー充電は、現時点ではすべての国や地域で利用できるわけではありません。この機能は、電力網の炭素排出強度に関するデータが利用可能な地域で提供されています。

例えば、米国ではiOS 16のリリース時から利用可能でしたが、他の地域では順次提供が開始されるか、あるいは提供されない場合があります。お住まいの地域で「クリーンエネルギー充電」の項目が設定アプリに表示されない場合、その機能がまだ利用対象外である可能性が高いです。

Appleは、再生可能エネルギーの利用拡大と環境保護への取り組みを強化しており、将来的に対応地域が拡大される可能性はあります。最新のiOSアップデートで情報が更新されることがあるため、定期的に確認することをおすすめします。

機能の利用にはWi-Fiと位置情報サービスが必要

クリーンエネルギー充電が正しく機能するためには、iPhoneがWi-Fiネットワークに接続されている必要があります。電力網のリアルタイムデータや予測データを取得するためにインターネット接続が不可欠です。

また、iPhoneのおおよその位置情報を利用して、地域ごとの電力網の情報を参照します。そのため、位置情報サービスが有効になっている必要もあります。設定アプリの「プライバシーとセキュリティ」→「位置情報サービス」から、位置情報サービスがオンになっているか確認できます。

位置情報サービスは、クリーンエネルギー充電の機能のためだけに利用されるものではなく、他の多くのアプリやシステムサービスでも利用されます。クリーンエネルギー充電のために位置情報サービスをオフにすると、他の機能にも影響が出る可能性があります。

最適化されたバッテリー充電との同時利用

iPhoneには、「最適化されたバッテリー充電」という別のバッテリー関連機能があります。これは、バッテリーの劣化を抑制するために、充電を80%で一時停止し、ユーザーがiPhoneを使用し始める直前に残りの20%を充電する機能です。

クリーンエネルギー充電と最適化されたバッテリー充電は、それぞれ異なる目的を持つ独立した機能です。両方を同時に有効に設定できます。

両方の機能が有効な場合、iPhoneはバッテリーの寿命延長と環境負荷軽減の両方を考慮して充電タイミングを調整します。これにより、充電の完了までにさらに時間がかかる可能性も考慮しておく必要があります。

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クリーンエネルギー充電と最適化されたバッテリー充電の比較

iPhoneにはバッテリーに関する2つの最適化機能があります。それぞれの目的と特徴を以下の表で比較します。

項目 クリーンエネルギー充電 最適化されたバッテリー充電
主な目的 環境負荷の軽減 バッテリーの寿命延長
機能内容 再生可能エネルギー利用時の充電最適化。電力網の炭素排出強度予測に基づき充電タイミングを調整 バッテリーの劣化を抑制するため、充電を80%で一時停止し、使用直前に100%まで充電を完了
対象OSバージョン iOS 16以降 iOS 13以降
利用可能地域 一部の国や地域(主に米国で導入、順次拡大) 世界中で利用可能
必要条件 Wi-Fi接続、位置情報サービス ユーザーの充電パターン学習
充電挙動の影響 充電完了までの時間が長くなる場合がある 80%充電で一時停止し、完了までに時間がかかる場合がある
設定場所 設定 → バッテリー → バッテリーの状態と充電 設定 → バッテリー → バッテリーの状態と充電

まとめ

iPhoneのクリーンエネルギー充電は、環境保護に貢献する機能です。この記事で、その仕組みとオフにする方法を理解できたことでしょう。

充電時間や地域の制約を考慮し、自身の利用状況に合わせて設定を調整できます。

バッテリー設定画面で、他の充電最適化機能も確認することをおすすめします。

「バッテリーの状態と充電」画面で「最適化されたバッテリー充電」の設定も確認し、必要に応じて変更してください。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。