飛行機に乗るときや電波の届かない場所で機内モードを使うと、モバイルネットワークがオフになり、通話もデータ通信もできなくなります。しかし、Wi-Fi通話(VoWiFi)を設定しておけば、機内モード中でもWi-Fi経由で通話を受けることができます。この記事では、機内モードをオンにしたままWi-Fi通話だけを有効にする具体的な設定方法を解説します。機種ごとの手順や注意点も詳しく説明しますので、ぜひ参考にしてください。
【要点】機内モードでWi-Fi通話だけ受けるためにやること
- Wi-Fi通話の事前設定: キャリアのWi-Fi通話サービスを有効にし、自宅や外出先のWi-Fiで通話できる状態にしておきます。
- 機内モードオン後のWi-Fi再オン: 機内モードを有効にしたあと、手動でWi-Fiをオンにすることで、モバイル通信を切りつつWi-Fi通話のみ受信可能になります。
- 機種ごとの追加設定: Galaxyなど一部の機種では、機内モード時にWi-Fiを自動でオンのままにできる設定が存在します。該当する場合はそちらを利用します。
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機内モードとWi-Fi通話の仕組み
機内モードは、スマートフォンのモバイル通信(電話・SMS・データ通信)とWi-Fi、Bluetoothなどの無線をすべてオフにする機能です。一方、Wi-Fi通話(VoWiFi)は、音声通話をIPデータに変換し、Wi-Fiネットワークを通じて送受信する技術です。通常、機内モードをオンにするとWi-Fiもオフになるため、Wi-Fi通話は利用できません。しかし、機内モードをオンにしたあとでWi-Fiだけを手動で再びオンにすると、モバイル通信がオフのままWi-Fi通話だけが機能する状態を作れます。これにより、飛行機内や地下などモバイル電波が届かない場所でも、Wi-Fiがあれば電話の着信を受けられるようになります。なお、この設定は機内モードの本来の目的(全無線オフ)から外れるため、航空機の離着陸時などルールで無線機器の使用が禁止されている場面では適用できませんので注意してください。
機内モードでWi-Fi通話だけ受ける設定手順
ここでは、一般的なAndroid端末(Pixel、Galaxy、Xperiaなど)での設定手順を説明します。機種やAndroidバージョンによって多少メニュー名が異なる場合がありますが、基本的な流れは同じです。
手順1: Wi-Fi通話を有効にする
- 設定アプリを開く
ホーム画面またはアプリ一覧から「設定」をタップします。 - 「ネットワークとインターネット」→「SIM」を選ぶ
機種によっては「接続」や「モバイルネットワーク」という名称の場合もあります。 - 使用中のSIMをタップする
デュアルSIMの場合はWi-Fi通話を有効にしたい回線を選びます。 - 「Wi-Fi通話」をオンにする
スイッチをタップして有効にします。「Wi-Fi通話を優先」などのオプションがあれば、状況に応じて選択します。
手順2: 機内モードをオンにしてWi-Fiを再びオンにする
- クイック設定パネルを開く
画面の上端から下にスワイプし、もう一度下にスワイプしてクイック設定を表示します。 - 機内モードアイコンをタップする
アイコンがオンになると、モバイル通信とWi-Fiがオフになります。 - Wi-Fiアイコンをタップする
機内モードがオンのままでWi-Fiだけを再度オンにします。これにより、モバイル通信はオフのままWi-Fiが使用可能になります。 - Wi-Fiネットワークに接続する
自動的に接続されない場合は、リストから使いたいWi-Fiを選んで接続します。
手順3: 動作確認を行う
Wi-Fi通話が正しく機能しているかを確認するには、ステータスバーをチェックします。機内モードアイコンとWi-Fiアイコンが両方表示され、電話アイコンに「Wi-Fi通話」の文字やアイコン(機種により「Wi-Fi」の文字や受信マーク)が表示されていれば準備完了です。実際に別の電話から自分の番号に発信し、着信するか試すと確実です。
注意点とよくあるトラブル
機内モード中は緊急通報ができない場合がある
Wi-Fi通話は通常の110番や119番などの緊急通報に対応している場合とそうでない場合があります。日本のほとんどのキャリアでは、Wi-Fi通話経由の緊急通報はサポートされていません。機内モード中はモバイル回線がオフのため、緊急時には機内モードを解除してから発信する必要があります。この点は必ず覚えておいてください。
機種によってはWi-Fiが自動でオフにならない設定がある
Galaxyシリーズなど一部の機種では、機内モードをオンにしたときにWi-Fiを自動でオフにしない設定が用意されています。例えばGalaxyでは「設定」→「接続」→「機内モード」の中に「機内モード時にWi-Fiをオンにする」というオプションがあります。これを有効にすると、機内モードをオンにしてもWi-Fiがそのまま使えるため、わざわざ手動でオンにし直す手間が省けます。お使いの端末の設定メニューを確認してみましょう。
モバイルデータ通信はオフのままである
この設定ではモバイルデータ通信は完全にオフになっています。そのため、Wi-Fiに接続していない状態ではインターネットにアクセスできません。また、SMSの送受信もできません。Wi-Fi通話は音声通話のみが対象で、ビデオ通話やMMSなどはWi-Fi経由でもキャリアのサービスによって制限されることがあります。
キャリアのWi-Fi通話対応状況を確認する
Wi-Fi通話を利用するには、ご利用のキャリアがこのサービスに対応している必要があります。国内主要キャリア(NTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル)はいずれもWi-Fi通話に対応していますが、一部の格安SIMでは利用できない場合があります。事前にキャリアの公式サイトで確認するか、設定画面でWi-Fi通話の項目が出てこない場合は非対応の可能性があります。
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通常の機内モードと機内モード+Wi-Fi通話の違い
| 機能 | 通常の機内モード | 機内モード+Wi-Fi通話 |
|---|---|---|
| モバイル通信 | オフ | オフ |
| Wi-Fi | オフ | オン(手動または自動) |
| 通常の電話着信 | 不可 | 不可 |
| Wi-Fi通話着信 | 不可 | 可能 |
| データ通信(Wi-Fi) | 不可 | 可能 |
| 緊急通報 | 不可(機内モード解除が必要) | 不可(同左) |
まとめ
この記事では、機内モードをオンにしたままWi-Fi通話だけを受ける設定方法を解説しました。事前にWi-Fi通話を有効にし、機内モードオン後にWi-Fiを手動で再オンするだけなので、難しい作業は必要ありません。緊急通報が使えない点やキャリアの対応状況には注意が必要ですが、旅行先や地下オフィスなどで電話を逃したくない方には便利なテクニックです。ぜひ一度お使いの端末で試してみてください。また、機内モード中にWi-Fi通話の発信も行いたい場合は、同じ環境で発信も可能です。その際はWi-Fi通話の設定で「Wi-Fi通話を優先」を選んでおくと、通話が安定しやすくなります。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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