Bluetoothイヤホンやヘッドホンを2台同時に接続したいと考えたことはありませんか。従来のBluetoothでは同じスマホに2台のオーディオ機器を同時に接続することが難しかったものです。しかし、新しい規格「LE Audio」の登場により、Androidスマホでも2台同時接続が可能になりました。この記事では、LE Audioを使って2台のBluetooth機器を同時に接続する設定方法をわかりやすく解説します。準備するものや注意点もまとめているので、初めての方でも安心して試せます。
【要点】LE Audioで2台同時接続するための3つのポイント
- 設定→Bluetooth→ペアリング: 接続したい2台の機器をそれぞれBluetooth設定からペアリングします。両方ともLE Audioに対応している必要があります。
- マルチストリーム対応機器の選択: 同時接続を安定して行うには、両方の機器がLE Audioのマルチストリーム機能に対応していることが重要です。
- 接続順序と自動切替: 2台目を接続するときは、1台目が接続された状態で追加の機器を選ぶだけで自動的にマルチストリーム接続が確立されます。
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目次
LE Audioで2台同時接続が可能な仕組み
LE Audioは、従来のBluetooth Classicに代わる新しいオーディオ規格です。最大の特徴は、低消費電力で高音質なオーディオ伝送ができることに加え、「マルチストリーム」機能を標準で備えている点です。マルチストリームとは、1台のスマホから複数のオーディオ機器に独立したオーディオストリームを同時に送信できる技術です。これにより、左右のイヤホンに別々の音声を送るだけでなく、2台のイヤホンやヘッドホンに同じ音楽を同時に再生することも可能になります。従来のBluetoothでは、同じ音声を複数の機器に送るには専用のトランスミッターや特別なコーデックが必要でしたが、LE Audioではスマホ側の対応で実現できます。ただし、この機能を利用するには、スマホ本体と接続する両方のオーディオ機器がLE Audio対応であることが必須です。Androidは2022年リリースのAndroid 13からLE Audioを標準サポートしており、それ以降のバージョンであれば基本的に利用できます。
2台同時接続を設定する手順
ここでは、実際にAndroidスマホで2台のBluetooth機器を同時接続する手順を解説します。準備として、LE Audio対応のオーディオ機器を2台用意してください。スマホはAndroid 13以上、できればAndroid 14以降がおすすめです。機種によってはメーカー独自の設定が必要な場合もありますが、基本的な手順は共通しています。
- 1台目の機器をペアリングする
スマホの「設定」アプリを開き、「Bluetooth」をタップします。Bluetoothをオンにし、1台目の機器をペアリングモードにしたら、スマホの画面に表示される機器名をタップしてペアリングを完了します。 - 2台目の機器も同様にペアリングする
同じBluetooth設定画面から、「新しいデバイスとペア設定」などをタップし、2台目の機器もペアリングします。両方の機器が「ペアリング済み」のリストに表示されれば準備完了です。 - 両方の機器を同時に接続する
1台目の機器が接続されている状態で、Bluetooth設定の「ペアリング済み」リストから2台目の機器名をタップします。すると、スマホが自動的にマルチストリーム接続を試みます。正常に接続されると、両方の機器の状態が「接続済み」と表示されます。このとき、音楽や動画の音声が両方の機器から同時に聞こえれば成功です。
もし2台目の接続ができない、または音が片方からしか出ない場合は、以下の注意点を確認してください。
2台同時接続で注意すべきポイントとよくある問題
両方の機器がLE Audio対応でないと同時接続できない
LE Audioによるマルチストリーム接続は、接続するすべての機器がLE Audio対応であることが条件です。一方でも従来のBluetooth Classicのみの機器だと、同時接続はできません。LE Audio対応かどうかは、製品のスペック表やパッケージで「LE Audio」「LC3コーデック」「Auracast」などの表記を確認してください。
スマホのBluetoothチップがマルチストリームに対応していない場合がある
Android 13以降でも、スマホのハードウェアがマルチストリームに対応していない場合があります。特にミドルレンジ以下の機種では対応していないこともあります。お使いのスマホの仕様をメーカーページで確認するか、実際に2台接続を試してみるしかありません。もし接続できない場合は、スマホ側のBluetoothバージョンが5.2以上であることを確認してみましょう。
接続が不安定なときは再接続や再起動を試す
同時接続中に音飛びや切断が頻発する場合は、一度Bluetoothをオフにしてからオンにし、両方の機器を再接続してみてください。それでも改善しない場合は、スマホを再起動すると正常になることがあります。
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LE Audioと従来のBluetoothの比較
| 項目 | LE Audio | 従来のBluetooth Classic |
|---|---|---|
| 同時接続数 | 2台以上の同時接続が可能(マルチストリーム) | 基本的に1台のみ(マルチポイント機能は限定的) |
| 音質 | LC3コーデックによりCD品質相当を実現、低ビットレートでも良好 | SBC/AACなど、圧縮率に依存、高ビットレートでも品質にばらつき |
| 消費電力 | 大幅に低減、バッテリー持ちが向上 | 比較的高い、特に連続通信時に消費が大きい |
| 対応機器の普及 | 2023年以降の新製品が対応、まだ拡大途中 | ほとんどの機器が対応、互換性が高い |
まとめ
LE Audioを利用することで、Androidスマホで2台のワイヤレスイヤホンやスピーカーを同時に接続できるようになります。設定自体は従来のBluetoothペアリングと変わらないため、とても簡単です。ただし、接続するすべての機器とスマホがLE Audioに対応していることが前提です。同時接続がうまくいかない場合は、スマホの再起動やBluetoothのオフ/オンを試してみてください。また、将来的には「Auracast」と呼ばれる放送型オーディオ機能も普及すると予想されます。今後のアップデートにも注目してみてください。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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