スマホの時計が数分〜数十分ズレている、海外旅行から帰っても時刻が現地のままになっている、夏時間と冬時間の切替で正しい時刻にならない、といった時刻トラブルは「ネットワーク自動取得」の設定確認で大半が解決します。
Androidは標準でキャリアの基地局やインターネット時刻サーバーから自動で時刻を取得しますが、設定がオフだと手動設定の時刻が表示され続けます。電池節約モードや特定のVPN使用時に同期が止まることもあります。
本記事では時刻自動取得の設定手順、タイムゾーンの確認、それでも同期しない場合のNTPサーバー手動設定、Wi-Fi環境下での同期確認までをまとめます。Pixel・Galaxy・Xperiaすべての機種で共通する内容です。
【要点】時刻同期不調時の3つの確認
- 設定→システム→日付と時刻→自動的に設定をオン: ネットワーク経由で時刻を自動取得する設定をオンにすることで、キャリア基地局またはNTPサーバーから常に正確な時刻を受信できます。
- タイムゾーンの自動更新もオンに: 海外移動時に現地時間へ自動切替するためにはタイムゾーン自動更新も同時にオンが必要で、移動中の時刻ズレを防げます。
- 機内モード解除と強制再起動: 自動取得をオンにしても同期しない場合は機内モードのオン・オフと強制再起動でネットワーク接続をやり直すと、再取得が始まります。
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目次
Androidの時刻自動取得の仕組み
Androidは2種類の時刻取得方法があります。1つはモバイル通信の基地局からNITZ(Network Identity and Time Zone)情報を受信する方式で、SIMが挿さっていれば通信開始時に自動で時刻とタイムゾーンが設定されます。
もう1つはWi-Fi経由でインターネット上のNTPサーバーから時刻を取得する方式です。Wi-Fiのみの端末や海外でSIMがない場合に使われます。Googleのtime.android.comサーバーが標準で参照されます。
「自動的に設定」がオフだと手動設定の時刻が表示され続け、電池節約モードや特定VPN使用時はネットワーク取得が一時的に止まることがあります。標準は自動取得オンが推奨で、特別な理由がなければオンのままにしておくのが安全です。
時刻自動取得をオンにする設定手順
- 設定アプリを開きます
歯車アイコンから設定を開きます。 - システムをタップします
「システム」または「一般管理」を選びます。Galaxyでは「一般管理」、Pixel/Xperiaでは「システム」です。 - 日付と時刻を選びます
「日付と時刻」をタップします。現在設定されている時刻と、自動取得のオン・オフ状況が表示されます。 - 自動的に設定をオンにします
「自動的に設定」または「時刻を自動的に設定」のスイッチをオンにします。オンになると自動的にネットワークから時刻が取得され、現在時刻が更新されます。 - タイムゾーンも自動更新します
同じ画面の「タイムゾーンを自動的に設定」もオンにします。海外移動時の現地時間自動切替に必要な設定です。日本国内のみ使う人もオンにしておくと夏時間・標準時間の切替時に困りません。
時刻が同期しない場合の追加対処手順
- 機内モードをオン・オフします
クイック設定で機内モードを30秒オンにしてからオフに戻します。これでネットワーク再接続時にNITZ情報が再取得されます。 - 強制再起動します
電源+音量下を10秒以上長押しして強制再起動します。OS再起動時に時刻同期プロセスもリセットされて再取得が試行されます。 - Wi-Fi接続でNTP同期を試します
モバイル通信が不調な場合はWi-Fi経由の同期を試します。Wi-Fiに接続するとtime.android.comから時刻が自動取得されます。 - VPNを一旦切断します
VPN接続中は時刻取得が遅延または失敗することがあります。VPNを一旦切断してから再起動して時刻同期を確認してください。 - サードパーティのClockSyncアプリを使います
標準機能で同期しない場合は「ClockSync」アプリで強制同期できます。root権限が必要なケースもありますが、root不要の通常モードで一定の同期効果があります。
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時刻トラブル別の追加対処
海外旅行から戻ってもタイムゾーンが現地のまま
タイムゾーン自動更新がオフになっています。「設定」→「システム」→「日付と時刻」→「タイムゾーンを自動的に設定」をオンにしてください。それでも変わらない場合は手動で「タイムゾーン」を「東京」「Asia/Tokyo」に設定します。
毎日少しずつ時計がズレていく
自動同期がオフで内部クロックの誤差が累積している状態です。自動取得をオンにすれば1日数回の同期で精度が保たれます。古い機種では内部クロックの精度が低く、自動同期は必須です。
2要素認証アプリの時間がズレる
Google Authenticator・Authyなど2要素認証アプリは時刻精度が重要です。本体の時刻がズレていると正しい認証コードが生成されず、ログインできません。Authenticatorアプリ内の「設定」→「時刻補正」を実行すると独立した時刻同期が可能です。
カメラの撮影日時が間違っている
カメラのEXIF情報は本体時刻が反映されます。本体時刻をネットワーク自動取得に設定し、写真撮影前に正しい時刻が表示されているか確認してください。過去の写真の日時はパソコンのEXIF編集ツールで修正可能です。
時刻同期方式の比較
| 同期方式 | 必要環境 | 同期精度 |
|---|---|---|
| NITZ (キャリア) | SIM挿入 | 非常に高い |
| NTP (Wi-Fi経由) | Wi-Fi接続 | 高い |
| GPS同期 | 位置情報オン | 非常に高い |
| 手動設定 | 不要 | 初期のみ正確 |
まとめ
時刻が自動更新されない時は「設定」→「システム」→「日付と時刻」で「自動的に設定」と「タイムゾーンを自動的に設定」の両方をオンにすることで、9割以上のケースが解決します。それでも同期しない場合は機内モードのオン・オフや強制再起動でネットワーク接続をやり直し、Wi-Fi接続でも同期を試してください。海外旅行や2要素認証アプリで正確な時刻が必要な場面では、自動同期をオンにしておくことが時刻ズレによるトラブルを防ぐ基本です。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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