2要素認証を利用していると、サービスごとに認証コードがバラバラになって管理が煩雑になることがあります。複数の認証アプリを使い分けるのは手間ですし、スマートフォンを機種変更する際の移行も面倒です。この記事では、AuthyやMicrosoft Authenticatorといった代表的な認証アプリを使って、複数の2要素認証を1つに集約する手順をわかりやすく解説します。これを読めば、認証コードの一元管理が可能になり、セキュリティを保ちながら利便性を高めることができます。
【要点】認証アプリで2要素認証を集約する3つの手順
- 各サービスの2要素認証を解除: 現在利用中の認証アプリから対象サービスを削除して、新しい認証アプリで再設定できるように準備します。
- 新しい認証アプリにアカウントを追加: AuthyやMicrosoft AuthenticatorでQRコードを読み取って、認証トークンを一元管理します。
- バックアップと復元の設定を確認: クラウド同期や復元コードを有効にして、機種変更時や端末紛失時に認証情報を失わないようにします。
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目次
2要素認証を認証アプリで集約する仕組みとメリット
2要素認証は、パスワードに加えてワンタイムコードを要求することでセキュリティを強化します。このコードは時間ベースで生成されるTOTP(Time-based One-Time Password)方式が一般的です。認証アプリは複数のサービスごとにTOTPを管理できるため、1つのアプリに集約することで確認が楽になります。また、AuthyやMicrosoft Authenticatorはクラウドバックアップに対応しているため、端末を変更しても認証情報を復元できるのが大きな利点です。
Authyに2要素認証を集約する手順
準備:Authyアプリのインストールと初期設定
- PlayストアでAuthyをインストールする
Google PlayストアからAuthyアプリをインストールして起動します。 - 電話番号を登録する
表示された国と電話番号を入力し、SMSで届く確認コードを入力します。 - マスターパスワードを設定する
バックアップ用のパスワードを設定します。ここで設定したパスワードは必ずメモしておいてください。 - バックアップを有効にする
アプリ内の「設定」から「バックアップ」を選び、クラウドバックアップ(iCloudまたはGoogleドライブ)を有効にします。
各サービスをAuthyに追加する
- 移行元の認証アプリを開く
現在使っているGoogle AuthenticatorやMicrosoft Authenticatorなどを開き、移行したいサービスの認証設定を確認します。 - 古いアプリからアカウントを削除する
対象サービスのトークンを削除します。この操作は一度行うと元に戻せないため、新しいアプリで追加を完了してから行ってください。 - サービスの2要素認証設定を再度有効にする
ウェブブラウザで該当サービス(例:Google、Twitter、Dropbox)のセキュリティ設定を開き、2要素認証の再設定を行います。QRコードまたはシークレットキーが表示されます。 - AuthyでQRコードをスキャンする
Authyアプリの「アカウント追加」ボタンをタップし、QRコードをスキャンします。手入力の場合は「シークレットキーを入力」を選んでください。 - 認証コードを確認する
Authyにサービスが追加され、6桁のコードが表示されれば成功です。サービスの画面で登録コードを入力して完了です。
Microsoft Authenticatorに2要素認証を集約する手順
準備:Microsoft Authenticatorのインストールとサインイン
- Microsoft Authenticatorをインストールする
PlayストアからMicrosoft Authenticatorをインストールして起動します。 - Microsoftアカウントでサインインする
画面の指示に従ってMicrosoftアカウントでサインインします。アカウントがない場合は作成します。 - クラウドバックアップを有効にする
右上のメニューから「設定」を開き、「クラウドバックアップ」をオンにします。これで認証情報がクラウドに保存されます。
サービスごとにアカウントを追加する
- 古い認証アプリからアカウントを削除する
Authyと同様に、現在使っているアプリから移行するサービスのトークン削除を先に行います。 - 各サービスの2要素認証を再設定する
サービスごとにセキュリティ設定を開き、認証アプリの再設定モードにします。 - Microsoft AuthenticatorでQRコードを追加する
アプリ画面の「+」アイコンをタップし、「その他のアカウント」を選びます。カメラでQRコードを読み取り、追加します。 - 確認コードを入力して完了
追加後にアプリに表示されるコードをサービスの画面に入力して、設定を完了します。
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認証アプリ集約で注意すべき4つのポイント
移行前に必ず古い認証情報をバックアップする
古い認証アプリからアカウントを削除する前に、すべてのサービスで新しい認証アプリに追加が完了していることを確認してください。移行中にコードが使えなくなると、ログインできなくなる危険があります。特にGoogle Authenticatorはアカウントを削除すると復旧が難しいため、注意が必要です。
クラウドバックアップは確実に有効にする
AuthyとMicrosoft Authenticatorはクラウドバックアップを提供しています。バックアップを有効にしておけば、スマートフォンを紛失したり機種変更した際に認証情報を復元できます。バックアップが無効のまま端末が故障すると、すべての認証コードを失う可能性があります。
マスターパスワードや復元コードは安全に保管する
Authyではマスターパスワード、Microsoft Authenticatorではアカウント復旧用のコードが重要です。これらはパスワードマネージャーなどに保存するか、紙に書いて金庫などに保管してください。忘れると認証情報にアクセスできなくなります。
一部サービスは認証アプリの変更に対応していない場合がある
古い銀行アプリや一部のサービスは、認証アプリを変更する際に一度2要素認証を完全に無効にしてから再設定する必要があります。サポートに問い合わせるか、公式の手順を確認することが望ましいです。
AuthyとMicrosoft Authenticatorの比較
| 比較項目 | Authy | Microsoft Authenticator |
|---|---|---|
| クラウドバックアップ | GoogleドライブまたはiCloudに対応 | Microsoftアカウントに紐付け |
| マスターパスワード | 必須(設定は任意だが推奨) | 不要(Microsoftアカウントで保護) |
| 複数端末の同期 | 同じ電話番号で複数端末に同期可能 | Microsoftアカウントで同期(制限あり) |
| 対応デバイス | Android、iOS、デスクトップ(Windows/Mac) | Android、iOS |
| プッシュ通知 | Authy独自のプッシュ通知機能あり | Microsoftアカウントのプッシュ通知に対応 |
まとめ
AuthyやMicrosoft Authenticatorを使えば、複数サービスの2要素認証を1つのアプリに集約して管理できます。移行の手順は、古い認証アプリからアカウントを削除し、新しい認証アプリでQRコードをスキャンして再設定するだけです。クラウドバックアップを有効にすることで、端末が変わっても認証情報を失いません。まずは使いやすい認証アプリを選び、主要なサービスから順に移行してみてください。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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