Googleアカウントでは、パスワードに代わる安全で便利な認証方式として「パスキー」が利用できます。パスキーを利用すると、指紋や顔認証、デバイスのPINで素早くサインインできます。しかし、複数の端末にパスキーを登録していると、どの端末が登録されているか確認したくなったり、古い端末を削除したくなることがあります。この記事では、Googleアカウントでパスキー登録端末を確認する具体的な手順を解説します。また、確認時に遭遇しがちなトラブルや、会社PCで注意すべき点についても触れます。
【要点】この記事で確認すること
- 最初に見る場所: Googleアカウントの「セキュリティ」→「パスワードマネージャー」→「パスキー」から登録済み端末一覧を確認します。
- 切り分けの軸: パスキーが表示されない、削除できない、追加できないなど、問題の種類によって端末側の設定かアカウント設定かを見極めます。
- 注意点: 会社PCでパスキーを管理する場合、管理者によるポリシーでパスキーの利用が制限されている可能性があります。また、共有PCではパスキーを登録しないほうが安全です。
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目次
パスキーとは何か?なぜ確認が必要か
パスキーは、従来のパスワードに代わる新しい認証方式で、FIDO Allianceが策定した標準規格に基づいています。ユーザーはデバイスに保存された秘密鍵と、指紋や顔認証などの生体認証、またはデバイスのPINを使ってサインインします。Googleアカウントでは2022年頃からパスキー対応が進み、現在ではほとんどの端末で利用できます。
パスキー登録端末を確認する必要性は、主に以下のようなケースです。
- ある端末で突然パスキーが使えなくなったため、登録状況を調べたい。
- スマートフォンを買い替えたため、古い端末のパスキーを削除したい。
- 会社のPCに誤って個人アカウントのパスキーを登録してしまい、削除したい。
- 家族と共有している端末で、自分のパスキーだけを確認・管理したい。
パスキーはデバイスごとに管理されるため、どの端末が登録されているかを把握しておくことがセキュリティ上重要です。また、不要な端末を放置すると、第三者による不正アクセスのリスクが高まります。
Googleアカウントでパスキー登録端末を確認する手順
ここでは、パスキー登録端末を確認する標準的な手順を説明します。以下の手順は、Google Chromeまたは他のブラウザからGoogleアカウントにサインインして行います。スマートフォンからも同様の操作が可能ですが、ここではPCでの操作を中心に解説します。
- 任意のブラウザで https://myaccount.google.com/ にアクセスします。すでにGoogleアカウントにサインインしていることを確認してください。
- 画面左側または上部のメニューから「セキュリティ」をクリックします。表示されない場合は、アカウント管理画面の「セキュリティ」タブを探してください。
- 「セキュリティ」ページ内で「パスワードマネージャー」セクションを見つけ、「パスワードマネージャー」をクリックします。パスワードマネージャーは、「Googleにログインする方法」の下などにあります。
- パスワードマネージャー画面が開いたら、左側のメニューから「パスキー」をクリックします。表示されない場合は、「設定」の歯車アイコンから「パスキー」を探すこともできます。
- パスキー一覧が表示されます。ここに、現在このアカウントに登録されているすべてのパスキー端末が一覧表示されます。各エントリには、端末の名前(例:”Pixel 6″, “Windows PC”など)、最後に使用した日時、作成日時が表示されます。
- 確認したい端末を選択すると、詳細情報が表示され、その端末のパスキーを削除するオプションも利用できます。
この手順により、現在登録されているすべてのパスキー端末を確認できます。もしパスキー一覧が空の場合は、まだパスキーを登録していないか、登録が正しく行われていません。
スマートフォンから確認する場合
スマートフォン(Android / iOS)でも同様の手順で確認できます。GoogleアプリまたはブラウザでGoogleアカウントにサインインし、上記と同様のナビゲーションをたどってください。モバイル版の場合は「セキュリティ」タブが見つけにくいことがありますが、画面右上のメニューボタン(三本線)から「セキュリティ」を選択するとスムーズです。
パスキー登録端末の削除方法
不要な端末のパスキーを削除するには、パスキー一覧で該当端末をクリックし、表示される「削除」ボタンをクリックします。確認ダイアログが表示されるので、「削除」を押すとその端末のパスキーが無効になります。削除後は、その端末ではパスキーによるサインインができなくなります。
確認時に起こりうるエラーと対処法
パスキー登録端末の確認中に、いくつかのエラーや問題が発生する可能性があります。ここでは代表的なケースとその対処法を解説します。
パスキーの一覧が表示されない
原因として、ブラウザがパスキーに対応していない、またはJavaScriptが無効になっている可能性があります。Google ChromeやMicrosoft Edge、Safariなど、最新のブラウザを使用していることを確認してください。また、ブラウザのキャッシュをクリアして再度試すと改善することがあります。
「パスキー」メニュー自体が見つからない
これは、アカウントの年齢や地域設定によって、パスキー機能がまだ有効になっていない可能性があります。Googleアカウントの「セキュリティ」→「Googleにログインする方法」の中に「パスキー」の項目があれば、そこからアクセスできます。それでも見つからない場合は、アカウントの言語設定を英語に変更すると表示されることがあります。また、Google Workspaceアカウントの場合、管理者がパスキーを無効にしている可能性もあります。
削除しようとするとエラーになる
このエラーは、その端末が現在サインインに使用されている場合や、同期の問題で発生することがあります。一度すべてのデバイスからサインアウトし、ブラウザを再起動してから再度削除を試みてください。それでも削除できない場合は、その端末のパスキーを直接削除するのではなく、端末自体でパスキーを削除する方法(デバイスの設定から)を試すことも検討します。
パスキーと従来のパスワードの比較
パスキーのメリットを理解するために、パスワードと比較した表を以下に示します。
| 項目 | パスキー | 従来のパスワード |
|---|---|---|
| 認証方式 | デバイスに保存された秘密鍵+生体認証またはPIN | ユーザーが覚えた文字列 |
| フィッシング耐性 | 高い(サイト固有の鍵を使用) | 低い(入力された内容を盗まれる可能性) |
| デバイス依存 | あり(クラウド同期により他の端末でも利用可能) | なし(覚えていればどこでも入力可能) |
| 入力の手間 | ワンタップまたは数秒 | タイピングが必要(長い複雑なものほど手間) |
| 紛失・盗難時のリスク | デバイスロックがかかっていれば安全(リモートワイプ可能) | パスワードが漏洩すると全アカウントが危険(使い回しの場合) |
この比較表からも分かるように、パスキーはセキュリティと利便性の両面で優れています。ただし、デバイスに依存するため、登録端末の管理が重要になります。
パスキー登録端末を管理する際の注意点(会社PCの場合)
会社のPCでGoogleアカウントにパスキーを登録する場合は、いくつかの注意点があります。特に、管理者がセキュリティポリシーでパスキーの利用を制限している可能性があるため、まずは社内のガイドラインを確認してください。
管理者による制限の可能性
Google Workspaceを利用している組織では、管理者が「パスキーの使用を許可しない」設定を行っている場合があります。その場合、パスキーの登録や確認ができません。管理者に問い合わせる前に、自分のアカウントが組織アカウントかどうかを確認しましょう。個人のGoogleアカウントであれば通常制限はありません。
共有PCでのパスキー登録は避ける
会社の共有PCに個人のパスキーを登録すると、他のユーザーがそのPCを利用した際に、誤って自分のアカウントにサインインしてしまうリスクがあります。また、パスキーはデバイスに紐づくため、他のユーザーが自分のパスキーを削除できないようにする必要があります。どうしても必要な場合は、使用後に必ずパスキーを削除してください。
パスキーを登録すべきでないケース
以下のような状況では、パスキーを登録しないほうが安全です。
- IT管理者が明示的に禁止している場合
- PCが組織の管理下にあり、MDM(モバイルデバイス管理)などでリモートワイプされる可能性がある場合
- 他の従業員と共有する端末(キオスク端末など)
会社PCでは、可能であればスマートフォン側にパスキーを登録し、PCではQRコード表示などを使ってサインインする方法を検討するとよいでしょう。
よくある質問
ここでは、パスキー登録端末の確認に関してよく寄せられる質問をまとめました。
Q: パスキーを削除したら、その端末で二度とサインインできなくなりますか?
A: パスキーを削除しても、その端末ではパスキーによるサインインができなくなるだけです。パスワードや他の二段階認証方法があれば、引き続きサインインできます。パスキーはあくまで認証オプションの一つであり、削除してもアカウント自体は無効になりません。
Q: パスキー一覧に表示される端末名がわかりません。どうやって特定すればいいですか?
A: 端末名は、パスキーを登録した際にデバイスが報告した名称です。多くの場合、デバイスのモデル名やOS情報が含まれています。例えば「Windows PC」や「Pixel 6」などです。不明な場合は、各端末の「Googleアカウント」→「セキュリティ」→「パスキー」画面で最後に使用した日時を確認し、自分の操作履歴と照合してください。また、パスキー一覧から削除しても、再度その端末でパスキーを登録すれば同じ名前が復活することはありません(新しい名前になる可能性があります)。
Q: パスキーを追加しようとしたら「このデバイスはパスキーに対応していません」と表示されました。どうすればいいですか?
A: そのデバイスがパスキーに対応していない可能性があります。パスキーに対応するには、特定のハードウェア要件(TPMなど)と、対応ブラウザが必要です。デバイスのOSとブラウザを最新にアップデートし、対応ブラウザ(Chrome 109以降、Edge 109以降、Safari 16以降など)を使用しているか確認してください。また、Windows HelloやmacOSのTouch IDが設定されていることも必要です。
Q: 会社のGoogle Workspaceアカウントでもパスキーは使えますか?
A: 管理者がパスキーを有効にしている場合、Google Workspaceアカウントでもパスキーを利用できます。ただし、管理コンソールで「パスキーの使用を許可」がONになっている必要があります。詳細は管理者に確認してください。
まとめ
Googleアカウントでパスキー登録端末を確認するには、アカウント設定の「セキュリティ」→「パスワードマネージャー」→「パスキー」から行います。一覧から端末を選択すると詳細や削除が可能です。確認時にパスキーが見つからない場合は、ブラウザやアカウント設定を確認し、特に会社PCの場合は管理者のポリシーを考慮する必要があります。パスキーはパスワードより安全で便利ですが、登録端末を適切に管理しないとセキュリティリスクが生じます。定期的に登録端末を確認し、不要なものは削除する習慣をつけることをおすすめします。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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