取引先とのやり取りで欠かせない納品書や受領書。これらをGoogleドキュメントでテンプレート化できれば、作成時間を大幅に短縮できます。しかし、どのテンプレートを選べばよいか、ビジネスフローに合わせてどう編集すればよいか迷われる方も多いでしょう。この記事では、Googleドキュメントで利用できる納品書・受領書のテンプレートを紹介し、実際のビジネスフローに合わせてカスタマイズする手順を詳しく解説します。
【要点】納品書・受領書テンプレートの選び方とビジネスフロー対応のポイント
- テンプレートギャラリー: Googleドキュメントのテンプレートギャラリーから納品書・受領書の雛形をすぐに入手できます。
- 数式による自動計算: 表セルに合計や消費税の数式を設定することで、金額を自動計算できるようにします。
- 宛先や日付の差し込み: 文書プロパティや変数機能を使えば、取引先ごとに宛先や日付を簡単に切り替えられます。
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目次
納品書・受領書テンプレートの特徴とビジネスフロー対応のメリット
Googleドキュメントのテンプレートギャラリーには、あらかじめデザインされた納品書や受領書の雛形が多数用意されています。これらのテンプレートは無料で利用でき、すぐに編集を開始できます。ビジネスフロー対応とは、自社の取引パターンや承認フローに合わせて、テンプレートの項目やレイアウトを調整することを指します。例えば、得意先ごとに異なる支払条件を反映したり、複数部門で共有できる共通フォーマットを作成したりできます。テンプレートを標準化することで、書類ごとのばらつきが減り、誤記入や確認漏れを防ぐ効果も期待できます。さらに、請求業務との連携や自動化の基盤としても活用できます。
納品書・受領書テンプレートを入手してカスタマイズする手順
テンプレートを探して自分のドライブに保存する
- テンプレートギャラリーを開く
Googleドキュメントのホーム画面で「テンプレートギャラリー」をクリックします。「仕事」カテゴリの中から「納品書」や「受領書」を探します。 - テンプレートをコピーする
気に入ったテンプレートの「テンプレートを使用」ボタンをクリックすると、自動的に自分のドライブにドキュメントが作成されます。ファイル名は分かりやすい名前に変更しておきましょう。 - 基本項目を確認して編集する
コピーしたドキュメントを開き、会社名、住所、電話番号などの基本情報を自社のものに書き換えます。テンプレートによってはプレースホルダーが設定されている場合があります。
表に数式を追加して自動計算を設定する
- 金額の自動計算を設定する
数量と単価の列を掛け合わせた金額を自動算出するには、金額セルに「=E2*F2」のような数式を入力します。E列が数量、F列が単価の例です。この数式を下の行にコピーします。 - 小計と消費税を計算する
小計のセルには「=SUM(金額の範囲)」、消費税のセルには「=小計*0.1」のように数式を入れます。税率は10%を例にしていますが、軽減税率などに合わせて変更してください。 - 合計金額を算出する
合計のセルでは「=小計+消費税」のように数式を設定します。すべての数式が正しく参照されているか、数値を入れてテストしておきましょう。
宛先や日付を差し込むための工夫をする
- プレースホルダーを利用する
テンプレート内の「顧客名」や「日付」の部分を「{{顧客名}}」「{{日付}}」のようにプレースホルダーに置き換えます。毎回手動で置き換える場合は、検索と置換で一括変更も可能です。 - Apps Scriptで自動化する
より高度な方法として、メニュー「ツール」→「スクリプトエディタ」から簡単なスクリプトを作成し、ドキュメントのプロパティを読み込んで自動で差し込むこともできます。ただし、スクリプトの知識が必要なため、まずは手動の置換から始めることをおすすめします。 - テンプレートをコピーして使い回す
取引先ごとにテンプレートをコピーして、宛先や条件を一度だけ設定して保存する方法が最もシンプルです。コピー元のテンプレートをマスターとして整備しておきましょう。
テンプレート運用時の注意点とよくあるトラブル
数式が壊れてしまう場合の対処法
テンプレートをコピーして使うとき、表の行を追加・削除すると数式の参照範囲がずれることがあります。これを防ぐには、ARRAYFORMULA関数を使うか、SUM関数の引数を列全体に設定する方法があります。ただし、列全体にすると計算負荷が増えるため、適度な範囲に留めましょう。また、数式を設定したセルを保護しておくのも有効です。
印刷時にレイアウトが崩れてしまう
Googleドキュメントの納品書テンプレートは、画面上ではきれいに見えても印刷時に余白や改ページが乱れる場合があります。印刷前に「ファイル」→「印刷プレビュー」で確認し、必要に応じて余白の設定(「ファイル」→「ページ設定」)を行ってください。また、表の列幅を調整して、用紙サイズに収まるようにします。表がはみ出る場合は、フォントサイズを小さくするか、列の幅を狭めましょう。
複数の取引先で異なる書式を使い分けたい
取引先ごとにフォーマットが異なる場合は、テンプレートを複数作成し、それぞれに取引先名をファイル名に含めて管理すると便利です。また、Googleドライブのフォルダを使って取引先別に整理すると、目的のテンプレートをすぐに見つけられます。さらに、共有ドライブを活用すればチーム全体でテンプレートを共有でき、バージョン管理も容易になります。
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主要な納品書・受領書テンプレートの比較
| テンプレート名 | 特徴 | おすすめ用途 |
|---|---|---|
| シンプル納品書 | 最低限の項目(日付、品名、数量、単価、金額)のみで構成 | 個人事業主や小規模事業者向け |
| 請求書兼納品書 | 納品書と請求書を一体化したフォーマット | 取引先への請求を同時に行いたい場合 |
| 受領書(領収書付き) | 受け取り確認と領収書を兼ねた用紙 | 現金取引や即時決済が必要なシーン |
| 納品書(複数明細対応) | 明細行が20行以上用意され、小計・消費税・合計の自動計算付き | 大量の品目を扱う卸売業など |
まとめ
この記事では、Googleドキュメントのテンプレートギャラリーから納品書・受領書を入手し、SUM数式で自動計算を設定する方法をご紹介しました。また、取引先ごとにテンプレートを使い分ける際の管理方法や、印刷時のレイアウト調整のポイントも解説しました。次は、実際に自社のビジネスフローに合わせてテンプレートをカスタマイズし、Googleドライブで共有してチームで活用してみてください。さらに、Apps Scriptを利用した自動差し込み機能を追加すれば、より効率的な運用が可能になります。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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