SEO対策をしているのに、検索順位の変動を追いきれずに困っていませんか。月次の順位データを手作業でまとめるのは手間がかかります。Googleスプレッドシートを使えば、検索順位の月次管理を効率化できるテンプレートを作成できます。この記事では、簡単な手順でSEOレポートテンプレートを作る方法を詳しく解説します。
【要点】スプレッドシートでSEOレポートテンプレートを作成する手順
- IMPORTRANGE関数: 別のスプレッドシートからデータを自動で取り込み、複数ソースの順位データを結合します。
- QUERY関数: 取り込んだデータから特定のキーワードや日付の順位を抽出し、見やすい形に整理します。
- スパークライン関数: 各キーワードの順位推移を小さな折れ線グラフで表示し、トレンドを一目で把握できるようにします。
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目次
SEOレポートテンプレートの概要とできること
SEOレポートテンプレートとは、複数のキーワードの検索順位を月次で記録し、その推移を可視化するスプレッドシートのことです。このテンプレートを使うと、毎月の順位データを自動で蓄積し、上昇傾向か下降傾向かを素早く判断できます。前提条件として、Google Search Consoleや各種SEOツールからCSV形式で順位データをエクスポートできる必要があります。データのフォーマットはキーワード、順位、日付の3列を最低限含んでいることが望ましいです。
テンプレートを作成する手順
基本シートの準備
- 新しいスプレッドシートを作成する
Googleスプレッドシートを開き、新しいファイルを作成します。シート名は「2024年データ」など、管理しやすい名前に変更します。 - データ取り込み用のシートを追加する
シート下部の「+」ボタンをクリックし、シートを追加します。このシートに月次の生データを貼り付けます。シート名は「生データ」とします。 - レポート表示用のシートを作成する
もう一枚シートを追加し、シート名を「レポート」に変更します。ここにQUERY関数を使って整形したデータを表示します。
データのインポートと整形
- 生データシートにデータを貼り付ける
SEOツールからエクスポートしたCSVファイルを開き、内容をコピーして「生データ」シートのA1セルに貼り付けます。データは必ず1行目に見出し行がある状態にしましょう。 - QUERY関数で必要な列だけ抽出する
「レポート」シートのA1セルに、以下の数式を入力します。=QUERY(‘生データ’!A:D, “select A, B, C where A is not null”, 1) この例ではA列がキーワード、B列が順位、C列が日付と想定しています。実際の列番号はデータに合わせて変更してください。 - キーワードごとに順位を横に並べる
レポートシートに新しい行を追加し、キーワードを一覧にします。例えば、B1に「キーワード」、C1以降に各月の見出し(2024/1、2024/2…)を入力します。そして、各月の順位をQUERYで検索する数式をセルに入力します。=IFERROR(QUERY(‘生データ’!A:D, “select B where A = ‘”&$A2&”‘ and C = date ‘”&TEXT(C$1,”yyyy-mm-dd”)&”‘”, 0), “-“) この数式をコピーして範囲に貼り付けます。
可視化と条件付き書式の設定
- スパークラインで推移グラフを追加する
各キーワードの最終列右側に、SPARKLINE関数を追加します。=SPARKLINE(C2:Z2) と入力すると、その行の数値データが折れ線グラフで表示されます。グラフの色を変更したい場合は、第2引数で指定します。=SPARKLINE(C2:Z2, {“linecolor”, “green”})。 - 条件付き書式で順位変動に色を付ける
レポートシートの順位列を選択し、書式メニューから「条件付き書式」を開きます。カスタム数式で =C2>20 と入力し、背景色を薄赤に設定します。これで順位が20位以下(検索結果の2ページ目以降)の場合に色が付き、注意が必要なキーワードが一目でわかるようになります。 - 月次シートを複製してテンプレート化する
完成したシートを右クリックし、「シートをコピー」で新しい月のシートを作成します。シート名を「2024年1月」などに変更し、生データをその月のものに差し替えれば、同じフォーマットで毎月のレポートが簡単に生成できます。
よくあるトラブルと注意点
IMPORTRANGEでデータが反映されない場合の対処法
IMPORTRANGE関数を使用する際、初回は権限の許可が必要です。数式を入力すると「アクセスを許可」というリンクが表示されるのでクリックし、アクセスを許可してください。また、元データのシートが削除されたり、名前が変わったりするとエラーになります。シート名は変更しないように注意します。
QUERY関数で日付の書式が原因でエラーになるケース
QUERY関数で日付を比較する場合、日付はISO形式(yyyy-mm-dd)で指定する必要があります。TEXT関数で変換するか、DATE関数を使って =DATE(2024,1,1) のように指定します。生データの日付列が文字列になっている場合は、DATEVALUE関数で変換してから使います。
スパークラインが正しく表示されない場合の原因
スパークラインは数値データのみをグラフ化します。セルに文字列や空欄が含まれていると正しく表示されません。順位データが「-」や「N/A」の場合は、IFERRORで空白に置き換えるか、数値のみが入るようにデータを整形します。
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QUERY関数の各句の用途と使い方の比較
| 句 | 用途 | 使用例 |
|---|---|---|
| select | 抽出する列を指定 | select A, B, C |
| where | 条件を指定して行をフィルタ | where A = ‘キーワード’ |
| order by | 並び替え | order by B asc |
| label | 列見出しを指定 | label A ‘キーワード’, B ‘順位’ |
| format | 日付や数値の書式を指定 | format C ‘yyyy-mm-dd’ |
まとめ
この記事では、Googleスプレッドシートを使ってSEOレポートテンプレートを作成する方法を解説しました。IMPORTRANGEでデータを取り込み、QUERY関数で整形し、スパークラインで可視化することで、月次の順位管理が効率化できます。次は、ARRAYFORMULAを組み合わせて複数月のデータを一括処理する方法を試してみると、さらに高度な分析が可能です。このテンプレートをベースに、シートや関数をカスタマイズして、自分だけのSEO管理ダッシュボードを作り上げてください。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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