LINEで返信をしたいけれど、画面が小さくて文字を打つのが億劫……。フリック入力が難しくて、一言送るのにも時間がかかる……。そんなシニアの悩みを一気に解消するのが「音声入力」です。今のスマホはAIが非常に進化しており、まるで秘書に話しかけるように言葉を話すだけで、正確に漢字混じりの文章にしてくれます。LINEのキーボードにある「マイク」の使い方と、失敗しないコツを伝授します。
- ⏱ 習得時間: 1分(その場ですぐ使えます)
- 📱 対象機種: iPhone / Android 共通
- 🛠 難易度: 初級
- ✅ 期待効果: 入力速度の5倍向上、入力ミスによるイライラ解消
目次
1. LINEで使える「2種類のマイク」に注意!
ここが最大の躓きポイントです。LINEの画面にはマイクのマークが2つありますが、役割が全く違います。
- A:文字入力用のマイク(今回使うもの)
キーボードの中にある小さなマイク。話した言葉を「文字」に変えてくれます。 - B:ボイスメッセージ用のマイク(送らないよう注意)
文字入力欄の右側にあるマイク。自分の「声そのもの」を録音して送ってしまいます。
2. 実際に声でメッセージを送る手順
以下の手順で進めれば、キーボードを叩く必要はもうありません。
iPhoneの場合
- LINEの入力欄をタップしてキーボードを出します。
- 右下(または左下)にある[マイクのアイコン]をタップします。
- 画面に波紋のような表示が出たら、スマホに向かってゆっくり話します。
- 話し終わったら、キーボードのアイコンを押して終了し、送信ボタンを押します。
Androidの場合
- LINEの入力欄をタップします。
- キーボードの右上や上部にある[マイクのアイコン]をタップします。
- 「お話しください」と出たら、内容を話します。
- 話し終わると自動で文字になるので、送信ボタンを押します。
3. 句読点(、。)や改行を声で入れる裏ワザ
「こんにちは」だけでなく、文章として整えたい場合は以下の言葉を混ぜてみてください。今のスマホはこれらの指示を理解します。
| 入れたいもの | 何と言うか |
|---|---|
| 「、」(読点) | 「とうてん」または少し間を置く |
| 「。」(句点) | 「まる」または「くてん」 |
| 改行 | 「かいぎょう」または「あたらしいぎょう」 |
| 「!」(感嘆符) | 「びっくりまーく」 |
4. 上手に認識させるための3つのコツ
機械相手にうまく伝えるには、少しだけコツがいります。
- 15cmくらい離して話す: スマホを口に近づけすぎると、息がかかって音が割れ、誤変換の原因になります。
- 一文を短く区切る: 「今日は天気がいいので散歩に行こうと思います」と一気に言うより、「今日は天気がいいので(一呼吸)、散歩に行こうと思います」と区切るのが正解です。
- はっきりと発音する: 普段より少しだけ大きな声で、アナウンサーのようにハキハキ話すと、ほぼ100%の精度で文字になります。
5. まとめ:文字入力から解放されよう
「スマホは文字を打つのが大変だから」とLINEを避けていた方も、音声入力を使えば一瞬で返信が終わります。誰にも見られていない家の中であれば、恥ずかしがる必要はありません。声で送る楽さを一度知ってしまうと、もう二度と指で打つ生活には戻れなくなるでしょう。ぜひ、この記事を見ながら練習してみてください。
