共有ドライブを利用していると、ドライブ全体のメンバーに加えて、特定のフォルダだけアクセスを制限したい場面があるでしょう。たとえば、プロジェクトごとに機密性の高い資料を一部のメンバーだけに閲覧させたい場合などです。Googleドキュメントの共有ドライブでは、フォルダ単位で細かく権限を設定できる機能が備わっています。この記事では、フォルダごとにメンバーのアクセスレベルを制御する方法を、具体的な手順とともに解説します。これを読めば、安全かつ効率的なドキュメント管理ができるようになります。
【要点】共有ドライブ内でフォルダ単位の権限を制御する方法
- フォルダの共有設定からメンバーを追加: フォルダを右クリックして「共有」を選び、個別にメンバーを追加してアクセスレベル(閲覧者・コメント作成者・編集者)を指定します。
- アクセスレベルの変更で制限をかける: フォルダの共有設定で既存メンバーの権限を変更し、ドライブ全体の権限よりも厳しい制限を適用できます。
- 共有リンクの制限でフォルダ全体を保護する: フォルダの共有リンクを「制限付き」に設定すると、リンクを知っているユーザーでもアクセスできなくなります。
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目次
共有ドライブの権限構造とフォルダ単位の継承ルール
共有ドライブでは、ドライブ全体のメンバー権限が既定で全てのフォルダとファイルに継承されます。たとえば、ドライブレベルで「編集者」として追加されたメンバーは、新しく作成したフォルダやドキュメントにも自動的に編集者権限を持ちます。しかし、特定のフォルダに対して個別に権限を設定すると、そのフォルダ以下では継承が上書きされます。つまり、上位フォルダの権限よりも厳しい制限をかけることができるのです。また、サブフォルダには親フォルダの権限が継承されますが、サブフォルダ単独でさらに権限を変更することも可能です。この仕組みを理解しておくと、意図しない情報漏洩を防げます。
フォルダ単位で権限を設定する具体的な手順
では、実際に共有ドライブ内のフォルダに対して権限を制御する方法を、3つのシチュエーションに分けて説明します。
メンバーを個別に追加して特定のフォルダだけアクセスさせる
- フォルダを右クリックする
Googleドライブで権限を設定したい共有ドライブ内のフォルダを右クリックし、メニューから「共有」を選択します。 - ユーザーまたはグループを追加する
表示された共有ダイアログで、「ユーザーまたはグループを追加」欄にメールアドレスを入力します。Googleグループの場合はグループアドレスでも追加できます。 - アクセスレベルを選択する
追加したユーザーの横にあるドロップダウンから「閲覧者」「コメント作成者」「編集者」のいずれかを選びます。「編集者」を選ぶと、そのフォルダ内のファイルを自由に編集・削除できます。 - 通知の設定と完了
必要に応じて「通知」のチェックを外し、「送信」または「共有」ボタンをクリックします。これで追加されたメンバーはそのフォルダのみアクセス可能になります。
既存メンバーの権限をフォルダ単位で制限する
- フォルダの共有設定を開く
権限を変更したいフォルダを右クリックし、「共有」をクリックします。 - 該当メンバーの権限を変更する
共有ダイアログのメンバー一覧から、権限を変更したいユーザーの現在のアクセスレベルをクリックし、より制限の強いレベル(例:編集者→閲覧者)に変更します。 - 保存して完了
変更後、自動的に保存されます。この設定はフォルダ内の全ファイルに適用され、サブフォルダにも継承されます。
共有リンクを制限してフォルダ全体を非公開にする
- フォルダの共有設定を開く
対象のフォルダを右クリックして「共有」を選択します。 - 「リンクを知っている全員」を変更する
共有ダイアログの下部にある「リンクを知っている全員」のセクションで、権限を「制限付き」に変更します。これにより、リンクを知っていてもアクセスできない状態になります。 - 必要に応じて閲覧者を指定する
もし特定のメンバーだけにアクセスを許可したい場合は、先にメンバーを追加してから「制限付き」に設定します。これでリンク経由のアクセスは遮断され、明示的に追加されたメンバーだけがアクセスできます。
フォルダ単位の権限設定時に注意すべきポイント
フォルダ単位の権限を設定する際には、いくつかの注意点があります。ここではよくある問題とその対処方法を紹介します。
ドライブ全体の権限よりも弱い制限は設定できない
共有ドライブでは、ドライブ全体の権限よりも緩い権限をフォルダに設定することはできません。たとえば、ドライブ全体で「編集者」権限を持つメンバーに対して、特定のフォルダで「閲覧者」に制限することは可能ですが、逆に「編集者」よりも強い「オーナー」権限を与えることはできません。この制限はセキュリティ上の理由によるものです。
フォルダをドライブ外に移動すると権限がリセットされる
共有ドライブ内のフォルダを自分のマイドライブなど別の場所に移動すると、そのフォルダに設定されていた共有ドライブ固有の権限は失われます。移動先のフォルダの権限設定が新たに適用されるため、権限を再設定する必要があります。移動前に権限のバックアップを取るか、移動後すぐに権限を確認しましょう。
サブフォルダの権限は親フォルダに影響を与えない
サブフォルダで個別に権限を変更しても、親フォルダの権限には影響しません。たとえば、親フォルダを「編集者」とし、子フォルダを「閲覧者」に制限した場合、親フォルダ自体の権限は変わりません。ただし、子フォルダを閲覧できるのは明示的に追加されたメンバーのみです。
フォルダ権限の管理:アクセスレベルと継承の比較
| 設定箇所 | 継承範囲 | 上書き可否 | 使用例 |
|---|---|---|---|
| 共有ドライブ全体 | 全フォルダ・全ファイル | フォルダ単位で上書き可能 | プロジェクト全体に全メンバーを追加したい場合 |
| フォルダ(トップレベル) | そのフォルダ以下の全てのサブフォルダとファイル | サブフォルダ単位でさらに上書き可能 | 特定の部門フォルダのみメンバーを制限したい場合 |
| サブフォルダ | そのサブフォルダ以下のみ | 親フォルダの権限を上書き | 機密プロジェクトのサブフォルダをさらに限定したい場合 |
まとめ
共有ドライブ内のフォルダ単位で権限を制御する方法を解説しました。フォルダごとにメンバーを追加したり、アクセスレベルを変更したりすることで、ドライブ全体の権限とは異なる細かな設定が可能です。特に共有リンクの制限と組み合わせると、機密性の高いドキュメントを安全に管理できます。次に、フォルダの階層構造を整理し、権限の継承を意識しながら設定を進めてみてください。管理画面の「共有ドライブの設定」からメンバー一覧を確認し、定期的に見直すことをおすすめします。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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