ワードで手順書や名簿を作成している際、箇条書きの先頭に「①」や「②」といった数字を組み込むことは非常によくあります。しかし、作業を進めているうちに、入力したはずの「①」が突然、中身の詰まった黒い丸(黒丸)に数字が白抜きになったような姿に変わってしまい、驚いたことはありませんか。あるいは、自分のパソコンでは綺麗に見えているのに、印刷したり他の方へ送ったりした途端に見た目が不自然に崩れてしまうこともあります。これはワードが壊れたわけではなく、文字の形を決める「書体(フォント)」の仕組みが原因です。初心者の方は「どうして勝手に変わるのか」と悩み、何度も打ち直して時間を無駄にしがちですが、仕組みを正しく理解すれば、一瞬で理想の見た目に戻すことが可能です。本記事では、囲み数字が黒丸に見えてしまう原因を詳しく分析し、誰にとっても読みやすく、見た目がきれいに揃った書類を完成させるための標準的な手順を詳しく解説します。
【要点】囲み数字の見た目を整える3つの手順
- 標準的な書体へ一括で変更する: デザイン性の強い書体を避け、MSゴシックなどの安定した書体を選ぶ手順を履行します。
- 「フォントの置き換え」機能を確認する: パソコンが勝手に別の書体を当てはめてしまう仕組みを詳しく調べ、不備を修正します。
- PDF形式で見た目を固定する: 相手の環境で見た目が変わるリスクを完全に取り除くための、最終的な仕上げ手法を徹底します。
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目次
1. なぜ「①」が黒丸に見えてしまうのか
まずは、数字が黒い丸に組み変わってしまう仕組みを詳しく分析しましょう。理由を知ることで、同様のトラブルに直面した際も落ち着いて対処できるようになります。
1-1. 書体ごとに用意されている「絵」が違う
パソコンの文字は、一つ一つの文字に対して「どのような姿で表示するか」という設計図(フォントデータ)が組み込まれています。例えば、私たちがよく使う「MS明朝」という書体では、「①」は白い丸の中に黒い数字が描かれた姿として設計されています。しかし、一部の特殊な書体や、お洒落なデザインを重視した書体では、「①」を「黒い丸の中に白い数字(白抜き)」として設計している場合があります。書体を変えた瞬間に見た目が変わるのは、この設計図そのものが違うためです。これが、数字が黒丸に掃除されたように見える最大の原因です。
1-2. 似た文字の自動的な割り当てによる不備
ワードには、現在選んでいる書体に目的の文字(例えば①)が含まれていない場合、パソコンが気を利かせて、別の似た書体からその文字を借りてきて表示する仕組みが備わっています。これを「フォントの代替(だいたい)」と呼びます。この際、借りてきた書体のデザインがたまたま黒丸タイプだった場合、文章の中でそこだけが浮いて見える不自然な挙動が起きます。自分の意図とは無関係に見た目が崩れる不都合は、この便利なはずの仕組みが裏目に出ることで発生します。
1-3. 画面の解像度と縮小表示によるノイズ
文字そのものは正しく入力されていても、ワードの画面を小さく縮小して表示していると、細い線がつぶれてしまい、まるで黒丸のように見えてしまうことがあります。これは表示上の仕組みによる一時的な現象ですが、読み手にとっては「黒丸に変わってしまった」と誤解する大きなノイズとなります。まずは表示倍率を100%以上に設定し、本来の姿を詳しく調べることが、無駄な修正手順を省く第一歩となります。
2. 黒丸を理想の見た目に戻すための標準的な手順
特別な設定をいじることなく、マウス操作だけで見た目を元通りに整えるための具体的な手法を解説します。
手順1:対象の数字をマウスで正確に選ぶ
ワードの画面上で、見た目が黒丸になってしまった「①」などの数字をマウスでなぞり、青い背景がついた状態(範囲選択)にします。箇条書きが複数ある場合は、すべての行をまとめて選ぶ手順を履行しましょう。一文字でも選択から漏れると、全体の見た目がきれいに揃わない不備を招きます。
手順2:画面上の「フォント名」を詳しく調べる
画面の一番上にある「ホーム」タブを確認し、現在の書体名が表示されている窓を分析します。そこに聞き慣れない英数字の名前や、デザイン重視の書体名が書かれていないか確認してください。ここをクリックして、文字のリストをパッと広げる仕組みを動かします。
手順3:安定した標準的な書体を選択する
リストの中から、「MSゴシック」や「遊ゴシック」、あるいは「MS明朝」といった、昔から使われている標準的な書体を選んでクリックします。すると、黒丸だった数字が、一瞬で白い丸の中に黒い数字がある見慣れた姿に組み変わります。この手順を徹底することで、不自然な見た目の変化を完全に取り除くことが可能になります。
3. 他の人のパソコンで見た目が変わるリスクを防ぐ手法
自分の画面では正しく見えるのに、ファイルを他の方へ渡すと黒丸になってしまうという不都合への対策を解説します。
3-1. 相手のパソコンにない書体を使わないルール
あなたが自分のパソコンに新しく入れたお洒落な書体を使って「①」を書いた場合、その書体を持っていない相手のパソコンでファイルを開くと、ワードは勝手に別の書体へ置き換える手順を履行します。このときに黒丸タイプの書体が選ばれてしまう大きなリスクがあります。不特定多数の方へ配る書類では、最初からどのパソコンにも必ず組み込まれている標準的な書体だけを使う手法を遵守しましょう。
3-2. 文字を「画像」のように固定する手法
どうしても特定の書体を使いたい、あるいは絶対に見た目を崩したくないという場合は、ワード形式のまま送るのをやめましょう。最後の手順として「PDF形式」に保存する手法を徹底してください。PDFにすることで、文字の情報は固定され、相手がどのようなパソコンやスマホで開いても、あなたが作った通りの見た目が正しく再現される仕組みになります。情報の正しさが揃った状態で届けるための、非常に頼もしい手法です。
3-3. フォントの埋め込み機能を活用する手順
どうしてもワード形式のままで、特殊な書体の見た目を維持したい場合は、「フォントをファイルに埋め込む」という高度な設定手順を履行します。ワードの「オプション」から保存の設定を詳しく調べ、「ファイルにフォントを埋め込む」という項目にチェックを入れます。これにより、ファイルの中に文字の設計図そのものを組み込んで一緒に持ち運ぶ仕組みが働き、相手の環境による不備を除外(じょがい)できます。
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4. 箇条書き機能による勝手なデザイン変更への対策
自分で入力したのではなく、ワードの自動的な仕組みによって数字が勝手に出てくる場合の調整手法を解説します。
手順1:「段落」メニューの下向き矢印を叩く
文章を入力した際、自動的に「1.」や「①」と番号が振られた場合は、ワードの「箇条書き」という仕組みが動いています。このデザインを変更するには、「ホーム」タブにある、数字が並んだ小さなボタンの横にある矢印を叩く手順を履行しましょう。
手順2:新しい番号書式を定義する手順
リストの中から「新しい番号書式の定義」という項目を選択します。ここで「フォント」ボタンを叩くと、自動で振られる数字専用の書体設定窓が開く仕組みになっています。ここで書体を「MSゴシック」などに固定する手法を選ぶことで、本文の書体とは関係なく、常に理想の番号スタイルを維持することが可能になります。
手順3:全体の整合性を目視で分析する
設定が終わったら、書類全体を見渡して、特定の場所だけが黒丸になっていないか、あるいは文字の大きさだけが浮いていないかを詳しく調べます。道具の性質を正しく分析し、微調整を繰り返すことが、プロのような整った書類への近道です。不適切なデザインの混入を最初から取り除きましょう。
5. 初心者が陥りやすいミスと解決策
囲み数字を扱う際に、操作が止まったり、書類の質を下げてしまったりする典型的なトラブルをまとめました。
5-1. 数字を大きくしようとして形が壊れる不備
「①」を強調したくて、文字サイズを極端に大きくすると、丸の線が太くなりすぎて、結果として黒丸のように見えてしまうことがあります。これは表示の仕組み上の大きなリスクです。大きくしたいときは、ただサイズを上げるのではなく、より線の細い明朝体系の書体に変更する手順を試してみましょう。見た目の重さをパージし、読みやすさを守ることができます。
5-2. コピーした文字のデザインが混ざるノイズ
インターネットのサイトや他の書類から「①」をコピーして貼り付けると、元の場所で使われていた黒丸のデザインまで一緒に組み込まれてしまう不適切な動作が起きます。これを防ぐには、貼り付ける際に「テキストのみ保持」というボタンを叩く手順を履行しましょう。余計な装飾を最初から取り除き、自分の書類の書体に自動で合わせる手法が非常に有効です。
5-3. プリンターの設定による色の不一致
画面では白い丸に見えているのに、印刷すると真っ黒な丸になってしまう不具合は、プリンターの「インク節約モード」や「白黒印刷設定」が不適切に動いていることが原因である場合があります。書類側の不備ではないこともあるため、一度プリンターの設定画面を詳しく調べ、高品質な印刷手順を選択し直すことで解決できる可能性があります。不都合の原因を多角的に分析する姿勢が大切です。
6. 比較:代表的な書体による「①」の見え方の違い一覧
どの書体を使うべきか、判断基準を比較表で詳しく調べましょう。仕組みを正しく使い分けることが正確な操作への近道です。
| 書体(フォント)の名前 | 「①」の見た目の特徴 | おすすめの用途 |
|---|---|---|
| MS ゴシック / 游ゴシック | 白丸に黒数字。最も標準的。 | ビジネス文書、案内状、名簿。 |
| MS 明朝 / 游明朝 | 白丸に細い黒数字。上品。 | 報告書、論文、丁寧な手紙。 |
| HGP 創英角ポップ体 | 線が太く、黒丸に見えやすい。 | ポスター、チラシなどの見出し。 |
| Segoe UI Emoji | 色付きや黒丸になりやすい。 | 親しい方へのメール、メモ書き。 |
7. まとめ
ワードで囲み数字が黒丸になってしまう問題を解決する手順をマスターすることは、あなたの書類をより正確で、誰にとっても読みやすいものにするための大切な手順です。本記事で解説した「標準的な書体への変更」や「PDFによる見た目の固定手法」を自身の知識として定着させることで、見た目が崩れる不満や修正の停滞を生活から完全に除外できるようになります。今日から数字のデザインに違和感を抱いた際は、焦らずに書体名を詳しく調べ、確実な手順で素晴らしい書類を完成させてください。
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