【Windows】セキュリティ確保のためにログイン前の接続を制限する設定 | サインイン画面の「ネットワークアイコン」非表示

【Windows】セキュリティ確保のためにログイン前の接続を制限する設定 | サインイン画面の「ネットワークアイコン」非表示
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Windowsのサインイン画面に表示されるネットワークアイコンは、ログイン前にネットワーク設定を変更できる便利な機能です。

しかし、ビジネス環境では、未認証のユーザーによる意図しないネットワーク操作やセキュリティリスクが懸念される場合があります。

この記事では、サインイン画面からネットワークアイコンを非表示にし、ログイン前のネットワーク接続を制限する具体的な手順を解説します。

この設定により、WindowsPCのセキュリティを強化し、安全な運用を維持できるようになります。

【要点】サインイン画面のネットワークアイコンを非表示にする

  • グループポリシーエディターでの設定: サインイン画面でのネットワークアイコン表示を制御し、セキュリティを高めます。
  • レジストリエディターでの設定: グループポリシーが利用できない環境でも、同様のネットワークアイコン非表示設定を適用します。
  • レジストリのバックアップ: レジストリ編集前に現在の設定を保存し、万が一の事態に備えてシステムを保護します。

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サインイン画面のネットワークアイコンの役割と非表示にする目的

Windowsのサインイン画面に表示されるネットワークアイコンは、ユーザーがログインする前にネットワーク接続の状態を確認したり、Wi-Fiネットワークを切り替えたりするための機能です。

この機能は、ネットワーク環境が頻繁に変わるモバイルPCなどでは便利ですが、固定されたビジネス環境ではセキュリティ上の懸念となる場合があります。

未認証のユーザーがログイン前にネットワーク設定を変更できることは、企業のセキュリティポリシーに反する可能性があります。

ネットワークアイコンを非表示にすることで、サインイン前のネットワーク操作を制限し、不正な接続や設定変更のリスクを低減できます。

この設定は、特に共有PCや公共の場所で使用されるPCにおいて、より厳格なセキュリティを確保するために有効です。

ネットワークアイコン表示によるセキュリティリスク

サインイン画面でネットワークアイコンが表示されていると、ログインパスワードを知らない人物でもネットワーク設定を操作できる可能性があります。

例えば、意図しないWi-Fiネットワークに接続されたり、ネットワーク設定が変更されたりするリスクが存在します。

これにより、情報漏えいや不正アクセスの足がかりとなる事態を招く恐れがあります。

ネットワークアイコンを非表示にすることは、このような潜在的なセキュリティリスクを排除し、WindowsPCの安全な運用に貢献します。

サインイン画面のネットワークアイコンを非表示にする手順

サインイン画面のネットワークアイコンを非表示にするには、主にグループポリシーエディターを使用する方法と、レジストリエディターを使用する方法の二通りがあります。

Windows 11 ProまたはEnterpriseエディションを使用している場合はグループポリシーエディターが推奨されます。

Windows 11 Homeエディションを使用している場合は、レジストリエディターでの設定が必要です。

グループポリシーエディターで非表示にする手順

この方法は、Windows 11 Pro、Enterprise、Educationエディションで利用できます。

  1. グループポリシーエディターを開く
    WindowsキーとRキーを同時に押し、「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
    入力欄に「gpedit.msc」と入力し、Enterキーを押すか「OK」をクリックします。
  2. ポリシーの場所へ移動する
    グループポリシーエディターの左ペインで、「コンピューターの構成」を展開します。
    次に「管理用テンプレート」を展開し、「システム」を展開します。
    さらに「ログオン」をクリックして選択します。
  3. ポリシー設定を開く
    右ペインに表示されるポリシーの一覧から、「サインイン画面でネットワークUIを表示しない」を探してダブルクリックします。
  4. ポリシーを有効にする
    表示された設定ウィンドウで、「有効」ラジオボタンを選択します。
    これにより、サインイン画面からネットワークアイコンが非表示になります。
    「適用」をクリックし、続けて「OK」をクリックして設定を保存します。
  5. PCを再起動する
    設定を反映させるために、WindowsPCを再起動します。
    再起動後、サインイン画面にネットワークアイコンが表示されなくなっていることを確認してください。

レジストリエディターで非表示にする手順

この方法は、Windows 11 Homeエディションを含む全てのWindows 11エディションで利用できます。

レジストリの編集はシステムに影響を与える可能性があるため、慎重な操作が必要です。

必ず事前にレジストリのバックアップを取得してください。

レジストリのバックアップ手順

  1. レジストリエディターを開く
    WindowsキーとRキーを同時に押し、「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
    入力欄に「regedit」と入力し、Enterキーを押すか「OK」をクリックします。
    ユーザーアカウント制御のダイアログが表示されたら、「はい」をクリックして許可します。
  2. レジストリをエクスポートする
    レジストリエディターの左上にある「ファイル」メニューをクリックし、「エクスポート」を選択します。
    保存場所とファイル名を指定し、「ファイルの種類」が「すべての範囲」になっていることを確認して「保存」をクリックします。
    これにより、現在のレジストリ全体がバックアップされます。

ネットワークアイコン非表示の設定手順

  1. レジストリエディターを開く
    WindowsキーとRキーを同時に押し、「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
    入力欄に「regedit」と入力し、Enterキーを押すか「OK」をクリックします。
    ユーザーアカウント制御のダイアログが表示されたら、「はい」をクリックして許可します。
  2. 指定のパスへ移動する
    レジストリエディターの左ペインで、以下のパスへ移動します。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\System
    「System」キーが存在しない場合は、「Windows」キーを右クリックし、「新規」→「キー」を選択して「System」という名前で新しいキーを作成します。
  3. 新しいDWORD値を作成する
    「System」キーを選択した状態で、右ペインの何もない場所を右クリックします。
    「新規」→「DWORD 32ビット値」を選択します。
    新しい値の名前を「DontDisplayNetworkSelectionUI」と入力し、Enterキーを押します。
  4. 値のデータを設定する
    作成した「DontDisplayNetworkSelectionUI」をダブルクリックします。
    表示された「DWORD 32ビット値の編集」ダイアログで、「値のデータ」を「1」に設定します。
    「OK」をクリックして設定を保存します。
  5. PCを再起動する
    レジストリの変更をシステムに反映させるため、WindowsPCを再起動します。
    再起動後、サインイン画面にネットワークアイコンが表示されなくなっていることを確認してください。

設定が反映されない場合の対処と注意点

サインイン画面のネットワークアイコン非表示設定を行った後、意図した通りに反映されない場合や、後で設定を元に戻したい場合の対処法を説明します。

設定を元に戻したい場合

ネットワークアイコンを再度表示させたい場合は、設定を元に戻す必要があります。

グループポリシーエディターで設定した場合は、「サインイン画面でネットワークUIを表示しない」ポリシーを「未構成」または「無効」に戻します。

レジストリエディターで設定した場合は、「DontDisplayNetworkSelectionUI」のDWORD値を「0」に変更するか、そのDWORD値を削除します。

設定変更後は、必ずPCを再起動して変更を反映させてください。

設定が反映されない場合の確認事項

設定変更後にネットワークアイコンが非表示にならない場合、いくつかの原因が考えられます。

まず、PCの再起動を再度試してください。

グループポリシーで設定した場合、コマンドプロンプトを管理者権限で開き、「gpupdate /force」コマンドを実行してポリシーを強制的に更新することも有効です。

レジストリで設定した場合、キーパスやDWORD値の名前、値のデータが正確に入力されているかを確認してください。

ネットワーク接続ができない場合の対処

サインイン画面のネットワークアイコンを非表示にすると、ログイン前にネットワーク設定を変更できなくなります。

もしログイン後にネットワーク接続の問題が発生した場合、別のPCやスマートフォンで接続設定を確認し、ログイン後にWindowsの設定アプリからネットワーク設定を手動で修正する必要があります。

ネットワークとインターネットの設定は、「設定」アプリの「ネットワークとインターネット」セクションから行えます。

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グループポリシーとレジストリ編集の比較

項目 グループポリシーエディター レジストリエディター
対象OSエディション Windows 11 Pro, Enterprise, Education すべてのWindows 11エディション
適用範囲 ドメイン環境での一括管理が可能 単一のPCにローカルで適用
操作の難易度 比較的容易で視覚的に分かりやすい パスや値の入力が正確に求められるためやや複雑
元に戻す容易さ ポリシーを「未構成」または「無効」に変更するだけで容易 値の変更またはキーの削除が必要でやや手間がかかる
セキュリティ 誤操作のリスクが比較的低い 誤った編集はシステム不安定化のリスクがある

まとめ

この記事では、Windowsのサインイン画面に表示されるネットワークアイコンを非表示にする具体的な方法を解説しました。

グループポリシーエディターまたはレジストリエディターを使用することで、ログイン前のネットワーク操作を制限し、PCのセキュリティを強化できます。

設定を元に戻す手順や、設定が反映されない場合の対処法も理解できたでしょう。

ビジネス環境でのWindowsPCの安全な運用のため、これらの設定を適切に活用してください。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。