【Windows】「ディスクの初期化」がエラー「0x80070002」で失敗する時のレジストリ修復

【Windows】「ディスクの初期化」がエラー「0x80070002」で失敗する時のレジストリ修復
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ディスクを初期化しようとした際に、エラーコード「0x80070002」が表示され、操作が失敗してしまうことがあるかもしれません。

このエラーは、多くの場合、ディスクドライブに関連するレジストリ情報が破損しているために発生します。

この記事では、レジストリを安全に修復し、ディスクの初期化が正常に行えるようにする具体的な手順を解説します。

【要点】ディスク初期化エラー0x80070002の解決策

  • レジストリのバックアップ: 予期せぬ問題に備え、現在のレジストリ状態を安全に保存します。
  • UpperFiltersおよびLowerFiltersの削除: ディスクドライバー関連のレジストリ値を修正し、エラーの原因を取り除きます。
  • デバイスマネージャーからの再スキャン: レジストリの変更をシステムに適用し、ディスクの認識を正常化します。

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ディスク初期化エラー0x80070002が発生する根本的な原因

ディスクの初期化中に発生するエラーコード「0x80070002」は、通常「指定されたファイルが見つかりません」または「システムが指定されたファイルにアクセスできません」という意味を持ちます。

このエラーがディスク初期化の文脈で現れる場合、多くはディスクドライブのデバイスドライバーに関連するレジストリ値に問題があることが原因です。

特に、UpperFiltersLowerFiltersといったレジストリ値が、以前インストールされたサードパーティ製ソフトウェアや古いドライバーの残骸によって、不整合を起こしている可能性が高いでしょう。

これらのフィルタードライバーは、ストレージデバイスとOS間の通信を仲介しますが、破損するとディスクの正常な認識や操作を妨げ、初期化プロセスを失敗させます。

エラー0x80070002を解消するレジストリ修復手順

レジストリの編集は、システムに重大な影響を与える可能性があるため、必ずバックアップを取ってから慎重に作業を進めてください。

事前準備: レジストリのバックアップ

  1. レジストリエディターを開く
    Windowsキーと「R」キーを同時に押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
    入力欄に「regedit」と入力し、「OK」ボタンをクリックするかEnterキーを押します。
    「ユーザーアカウント制御」の画面が表示された場合は、「はい」を選択してレジストリエディターを起動します。
  2. レジストリ全体をエクスポートする
    レジストリエディターの左上にある「ファイル」メニューをクリックし、「エクスポート」を選択します。
    「レジストリファイルの保存」ダイアログが開いたら、保存場所としてデスクトップなど分かりやすい場所を選びます。
    「ファイル名」には「registry_backup_日付」など、後で識別しやすい名前を入力します。
    「エクスポート範囲」で「すべて」が選択されていることを確認し、「保存」ボタンをクリックします。
    これにより、現在のレジストリの状態が.regファイルとして保存され、万が一問題が発生した場合に元に戻すことができます。

UpperFiltersおよびLowerFiltersの削除

  1. 対象のレジストリキーに移動する
    レジストリエディターの左ペインで、以下のパスを順番に展開して移動します。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Class
    このClassキーには、様々なデバイスカテゴリのGUIDと呼ばれる識別子が格納されています。
  2. ディスクドライブのGUIDを探す
    Classキーの下にあるサブキーの中から、ディスクドライブを示すGUIDである{4d36e967-e325-11ce-bfc1-08002be10318}を探してクリックします。
    このGUIDは、ディスクドライブとボリュームのクラスを表しています。
    Windows 10でも同じGUIDが使用されます。
  3. UpperFiltersまたはLowerFiltersを削除する
    {4d36e967-e325-11ce-bfc1-08002be10318}キーを選択した状態で、レジストリエディターの右ペインを確認します。
    もしUpperFiltersまたはLowerFiltersという名前の値が存在する場合は、それらを右クリックし、「削除」を選択します。
    確認のメッセージが表示されたら、「はい」をクリックして削除を実行します。
    両方の値が存在する場合は、両方を削除してください。
    これらの値は、通常、サードパーティ製ソフトウェアや古いドライバーによって追加されるものです。
    もしこれらの値が見つからない場合は、この手順はスキップして問題ありません。
  4. レジストリエディターを閉じる
    すべての操作が完了したら、レジストリエディターを閉じます。

デバイスマネージャーでの変更適用

  1. デバイスマネージャーを開く
    スタートボタンを右クリックし、表示されるメニューから「デバイスマネージャー」を選択します。
    または、Windowsキーと「R」キーで「ファイル名を指定して実行」を開き、「devmgmt.msc」と入力してEnterキーを押す方法もあります。
  2. ディスクドライブを削除する
    デバイスマネージャーのウィンドウで、「ディスクドライブ」の項目を展開します。
    問題が発生しているディスクドライブを右クリックし、「デバイスのアンインストール」を選択します。
    確認のダイアログが表示されたら、「アンインストール」をクリックします。
    この操作は物理的なディスクを削除するものではなく、デバイスの認識情報を削除するものです。
    「このデバイスのドライバーソフトウェアを削除します」のチェックボックスは、通常はオフのままで構いません。
  3. ハードウェア変更のスキャンを実行する
    デバイスマネージャーのメニューバーで、「操作」をクリックし、「ハードウェア変更のスキャン」を選択します。
    これにより、Windowsがシステム内のハードウェアを再スキャンし、削除したディスクドライブを再検出します。
    ディスクドライブがリストに再表示されることを確認してください。
  4. PCを再起動する
    すべての手順が完了したら、PCを再起動します。
    再起動後、ディスクの初期化を再度試してみてください。

レジストリ修復後もディスク初期化ができない場合の追加対応

レジストリ修復後もディスクの初期化がうまくいかない場合は、以下の追加対応を試すことで問題が解決する可能性があります。

別のディスクで試してしまう

エラーが特定のディスクに限定されている可能性を考慮します。

もし可能であれば、他のディスクを接続して初期化を試してみてください。

これにより、問題がWindowsシステム全体にあるのか、それとも特定のディスク自体にあるのかを切り分けられます。

ドライバーの更新または再インストールができない

ディスクドライブのドライバーが破損しているか、古い可能性があります。

  1. デバイスマネージャーを開く
    スタートボタンを右クリックし、「デバイスマネージャー」を選択します。
  2. ドライバーを更新する
    「ディスクドライブ」を展開し、対象のディスクを右クリックして「ドライバーの更新」を選択します。
    「ドライバーを自動的に検索」を選択し、Windowsに最新のドライバーを検索させます。
    もし利用可能なドライバーが見つからない場合は、ディスク製造元のウェブサイトから最新のドライバーをダウンロードして手動でインストールすることも可能です。
  3. ドライバーを再インストールする
    「デバイスのアンインストール」を選択し、アンインストール後にPCを再起動します。
    再起動時にWindowsが自動的に汎用ドライバーをインストールします。

システムファイルチェッカーの実行ができない

システムファイルの破損が原因で、ディスク関連の操作に影響が出ている可能性があります。

システムファイルチェッカー(SFC)を実行して、破損したシステムファイルを修復します。

  1. 管理者権限でコマンドプロンプトを開く
    スタートボタンを右クリックし、「ターミナル(管理者)」または「Windows PowerShell(管理者)」を選択します。
  2. SFCスキャンを実行する
    コマンドプロンプトに「sfc /scannow」と入力し、Enterキーを押します。
    スキャンが完了するまでしばらく時間がかかります。
    完了後、「Windowsリソース保護は整合性違反を検出しませんでした」または「破損したファイルを検出し、正常に修復しました」などのメッセージが表示されます。

クリーンブートでの起動ができない

バックグラウンドで動作する他のアプリケーションが、ディスクの初期化プロセスに干渉している可能性も考えられます。

クリーンブートでWindowsを起動し、サードパーティ製ソフトウェアの影響を排除して問題が再現するかを確認します。

  1. システム構成を開く
    Windowsキーと「R」キーを同時に押し、「msconfig」と入力してEnterキーを押します。
  2. クリーンブートを設定する
    「サービス」タブに移動し、「Microsoftのサービスをすべて隠す」にチェックを入れます。
    「すべて無効」ボタンをクリックします。
    「スタートアップ」タブに移動し、「タスクマネージャーを開く」をクリックします。
    タスクマネージャーで、すべてのスタートアップ項目を「無効」にします。
    システム構成に戻り、「OK」をクリックしてPCを再起動します。
  3. 問題を確認する
    クリーンブート状態でディスクの初期化を試します。
    問題が解決した場合は、無効にしたサービスやスタートアップ項目を一つずつ有効に戻し、原因となっているプログラムを特定します。

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Windows 11とWindows 10でのレジストリエディター操作の比較

項目 Windows 11 Windows 10
起動方法 Windowsキー+Rで「regedit」と入力 Windowsキー+Rで「regedit」と入力
UIデザイン モダンなデザイン要素、タブ機能 クラシックなデザイン
アドレスバー パスを直接入力できるアドレスバーを搭載 パス入力機能はなし
検索機能 「編集」メニューから「検索」を利用 「編集」メニューから「検索」を利用
基本操作 キーの展開、値の編集・削除などは共通 キーの展開、値の編集・削除などは共通

この記事で解説したレジストリの修復とデバイスマネージャーの操作により、ディスク初期化時のエラー「0x80070002」を解決できたことでしょう。

レジストリを編集する際には、必ず事前にバックアップを取ることで、万が一の事態に備える重要性を理解できたはずです。

これで新しいディスクを正常に初期化し、業務やデータの保存に活用できるようになります。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。