【Windows】VPN接続が619エラーで失敗する時の通信の入り口開放と接続方式の確認手順 | エラーコード:619

【Windows】VPN接続が619エラーで失敗する時の通信の入り口開放と接続方式の確認手順 | エラーコード:619
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Windows 11またはWindows 10でVPN接続時にエラーコード619が表示され、業務に支障が出ている方もいるのではないでしょうか。

このエラーは、VPNサーバーへの通信経路が何らかの理由で遮断されている場合に発生します。

この記事では、エラーコード619を解決するための、通信設定の見直しとVPN接続方式の確認手順を詳しく解説します。

【要点】VPN接続の「エラーコード619」を解決する主な手順

  • Windowsファイアウォールの設定見直し: VPN通信を妨げているセキュリティ設定を解除します。
  • ルーターのポート開放確認: VPNサーバーへの通信経路を確保するためのネットワーク設定を確認します。
  • VPN接続方式の確認と設定: クライアントとサーバー間のVPN接続プロトコルを一致させます。

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VPN接続の「エラーコード619」が発生する原因

エラーコード619は、VPN接続を試みた際に、VPNサーバーとの通信が確立される前に切断されたことを示すエラーです。

これは、クライアントPCからVPNサーバーへの通信が、途中のどこかでブロックされている状況で発生します。

主な原因としては、クライアントPCやネットワーク機器のファイアウォールによる通信の遮断、ルーターのポート閉鎖、またはVPN接続方式の不一致が考えられます。

VPNサーバーが正しく応答できない場合にも、このエラーが表示されることがあります。

ファイアウォールやセキュリティソフトによるブロック

Windows標準のWindows Defender ファイアウォールや、サードパーティ製のセキュリティソフトがVPN通信を不正なものと判断し、ブロックしてしまうことがあります。

特に、VPN接続を初めて設定した場合や、セキュリティソフトのアップデート後に発生しやすい現象です。

ルーターのポートが閉鎖されている

VPN通信には特定のポート番号を使用します。例えば、PPTPではTCP 1723番、L2TP/IPsecではUDP 500番、4500番、1701番が使われます。

VPNサーバーが設置されているネットワークのルーターでこれらのポートが開放されていないと、クライアントからの接続要求がサーバーに到達しません。

VPN接続方式または認証情報の不一致

VPN接続にはPPTP、L2TP/IPsec、SSTP、IKEv2など複数の方式があります。

クライアントPCで設定しているVPNの種類が、VPNサーバー側で設定されている方式と異なっていると、接続が確立できません。

また、ユーザー名やパスワードといった認証情報が間違っている場合も、接続失敗の原因となります。

お探しの解決策が見つからない場合は、こちらの「Windowsトラブル完全解決データベース」で他のエラー原因や解決策をチェックしてみてください。

エラーコード619を解決する通信設定と接続方式の確認手順

ここでは、エラーコード619の解決に向けた具体的な手順を解説します。

Windows 11を基準に説明しますが、Windows 10でも同様の操作で対応できます。

1. Windowsファイアウォールの設定を確認する

Windows Defender ファイアウォールがVPN通信をブロックしていないか確認します。

  1. コントロールパネルを開く
    スタートボタンを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」を選択します。「control」と入力してEnterキーを押します。
  2. Windows Defender ファイアウォールを開く
    コントロールパネルの表示方法が「カテゴリ」の場合は「システムとセキュリティ」から「Windows Defender ファイアウォール」を選択します。表示方法が「大きいアイコン」または「小さいアイコン」の場合は直接「Windows Defender ファイアウォール」を選択します。
  3. 「Windows Defender ファイアウォールを介したアプリまたは機能を許可」を選択する
    左側のメニューからこの項目をクリックします。
  4. VPN関連の項目を確認する
    「設定の変更」ボタンをクリックし、リストの中からVPNに関連するアプリケーションやサービスを探します。例えば、「VPN」や「リモートアクセス」などの項目です。
  5. パブリックとプライベートの両方で許可する
    見つけたVPN関連の項目の「プライベート」と「パブリック」のチェックボックスを両方ともオンにします。
  6. 変更を適用する
    「OK」ボタンをクリックして設定を保存します。

サードパーティ製のセキュリティソフトを使用している場合は、そのソフトの設定画面でVPN通信を許可する設定を探してください。

2. ルーターのポート開放状況を確認する

この手順は、VPNサーバーが設置されているネットワークのルーターに対して行う必要があります。クライアント側のルーター設定ではありません。

ご自身のPCがVPNクライアントとして接続する場合は、VPNサーバーの管理者に問い合わせて、サーバー側のルーター設定を確認してもらうのが確実です。

もしご自身がVPNサーバーの管理者である場合は、以下の手順を参考にしてください。

  1. ルーターの設定画面にアクセスする
    ウェブブラウザを開き、ルーターのIPアドレス(例: 192.168.1.1)を入力してアクセスします。ルーターのログイン情報が必要です。
  2. ポートフォワーディング設定を探す
    設定画面内で「ポートフォワーディング」「仮想サーバー」「NAT設定」などの項目を探します。
  3. VPNに必要なポートを開放する
    使用しているVPNの種類に応じて、以下のポートを開放設定に追加します。
    • PPTPの場合: TCP 1723番
    • L2TP/IPsecの場合: UDP 500番、UDP 4500番、UDP 1701番
    • SSTPの場合: TCP 443番

    開放するポートは、VPNサーバーのプライベートIPアドレスに向けます。

  4. 設定を保存しルーターを再起動する
    変更を適用し、必要であればルーターを再起動します。

3. VPN接続のプロパティと接続方式を確認する

クライアントPCのVPN設定が、サーバー側の設定と一致しているか確認します。

  1. 設定アプリを開く
    スタートボタンをクリックし、歯車アイコンの「設定」を選択します。
  2. VPN設定画面へ移動する
    左側のメニューから「ネットワークとインターネット」を選択し、右側の項目から「VPN」をクリックします。
  3. 対象のVPN接続を選択する
    設定しているVPN接続の一覧から、エラーが発生する接続を選択します。
  4. 「詳細オプション」を開く
    選択したVPN接続の下に表示される「詳細オプション」をクリックします。
  5. VPNの種類を確認する
    「VPNの種類」のドロップダウンメニューが、VPNサーバーの接続方式と一致しているか確認します。例えば、「Point to Point トンネリング プロトコル PPTP」や「L2TP/IPsec(事前共有キーあり)」などです。
  6. 認証方法を確認する
    「認証に使う情報」の項目で、VPNサーバーから指定された認証方法(ユーザー名とパスワード、証明書など)が正しく選択されているか確認します。
  7. 認証情報を再入力する
    必要であれば、ユーザー名とパスワードを再度入力し直します。
  8. 設定を保存する
    変更を行った場合は「保存」ボタンをクリックします。

4. ネットワークアダプターを再起動する

一時的な不具合の場合、ネットワークアダプターの再起動で解決することがあります。

  1. 設定アプリを開く
    スタートボタンをクリックし、歯車アイコンの「設定」を選択します。
  2. ネットワークの詳細設定へ移動する
    左側のメニューから「ネットワークとインターネット」を選択し、「ネットワークの詳細設定」をクリックします。
  3. 「ネットワークアダプターのオプション」を開く
    「関連設定」の下にある「ネットワークアダプターのオプション」をクリックします。
  4. VPNアダプターを無効化・有効化する
    VPN接続に関連するアダプター(通常は「WAN Miniport」を含む名称)を右クリックし、「無効にする」を選択します。数秒待ってから再度右クリックし、「有効にする」を選択します。

エラーが解決しない場合の追加確認ポイント

上記の手順を試してもエラーコード619が解消しない場合、以下の点を確認してください。

VPNサーバー側のファイアウォール設定の問題

クライアントPC側の設定に問題がなくても、VPNサーバー側のファイアウォールが通信をブロックしている可能性があります。

対処法: VPNサーバーの管理者に連絡し、サーバー側のファイアウォール設定でVPN通信に必要なポートが開放されているか確認してもらいましょう。

ネットワーク環境の変更やプロキシ設定の影響

最近、使用しているネットワーク環境に変更があったり、プロキシサーバーが設定されていたりすると、VPN通信が阻害されることがあります。

対処法: プロキシ設定を一時的に無効にしてVPN接続を試します。また、別のネットワーク環境(例: スマートフォンのテザリングなど)でVPN接続を試すことで、現在のネットワーク環境に問題があるか切り分けできます。

VPNサーバーの稼働状況や認証情報の不一致

VPNサーバー自体が停止している場合や、入力したユーザー名やパスワード、事前共有キーが間違っている場合も、接続は失敗します。

対処法: VPNサーバーの管理者に連絡し、サーバーが正常に稼働しているか、および正しい認証情報を確認してください。特に事前共有キーは大文字小文字の区別や記号に注意して再入力しましょう。

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Windows 11とWindows 10のVPN設定画面の違い

Windows 11とWindows 10では、VPN設定へのアクセス方法やメニューの配置に若干の違いがあります。

項目 Windows 11 Windows 10
VPN設定画面へのアクセス 「設定」アプリ > 「ネットワークとインターネット」 > 「VPN」 「設定」アプリ > 「ネットワークとインターネット」 > 「VPN」
VPN接続の追加 「VPNを追加」ボタンをクリック 「VPN接続を追加します」をクリック
既存VPN接続の編集 VPN接続名をクリック後、「詳細オプション」から編集 VPN接続名をクリック後、「詳細オプション」から編集
ネットワークアダプターオプション 「設定」 > 「ネットワークとインターネット」 > 「ネットワークの詳細設定」 > 「ネットワークアダプターのオプション」 「設定」 > 「ネットワークとインターネット」 > 「状態」 > 「アダプターのオプションを変更する」

基本的な設定項目や手順は共通していますが、Windows 10では「状態」メニューからアダプターオプションにアクセスする点が異なります。

この記事で解説したファイアウォール設定の見直し、ルーターのポート開放、VPN接続方式の確認を行うことで、VPN接続時のエラーコード619を解決できる可能性が高まります。

これらの手順を試しても問題が解決しない場合は、VPNサーバーの管理者と連携し、サーバー側の設定も確認してもらいましょう。

適切な設定を行うことで、安全で安定したVPN接続が実現できます。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。