【Windows】共有プリンターへの接続を阻む不具合をレジストリで取り除く手順 | エラーコード:0x0000011b

【Windows】共有プリンターへの接続を阻む不具合をレジストリで取り除く手順 | エラーコード:0x0000011b
🛡️ 超解決

共有プリンターに接続しようとすると、エラーコード0x0000011bが表示され、業務が滞ってしまう場合があります。

この問題は、Windowsのセキュリティ更新プログラムによって導入された設定変更が原因で発生します。

この記事では、レジストリを編集してこの接続不具合を確実に解決する手順を解説します。

【要点】共有プリンター接続エラー0x0000011bの解決策

  • レジストリバックアップ: 予期せぬ問題に備え、レジストリの安全な状態を保存します。
  • レジストリ編集: RPC認証レベルの変更により、プリンター接続エラーを解消します。
  • サービス再起動: 設定変更をシステムに適用し、プリンター接続を可能にします。

ADVERTISEMENT

共有プリンター接続エラー0x0000011bが発生する根本的な原因

エラーコード0x0000011bは、Windows Updateによって導入されたセキュリティ強化が原因で発生します。

特にCVE-2021-1678とCVE-2021-34484の脆弱性に対応するための変更が影響しています。

この更新により、RPC認証レベルのデフォルト設定が変更されました。

結果として、古いプリンターやドメインに参加していない環境での共有プリンター接続が阻害されます。

クライアントPCとプリンターサーバー間の認証方式が厳格化されたことが、接続障害の直接的な原因です。

エラーコード0x0000011bを解消するレジストリ編集手順

ここでは、共有プリンター接続エラー0x0000011bを解決するためのレジストリ編集手順を解説します。

レジストリの編集はシステムに影響を与えるため、必ずバックアップを取ってから作業してください。

事前準備: レジストリのバックアップ

万が一のトラブルに備え、レジストリ全体をバックアップします。

  1. レジストリエディターを開く
    スタートボタンを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」を選択します。
    「regedit」と入力しEnterキーを押して、レジストリエディターを起動します。
    ユーザーアカウント制御のダイアログが表示された場合は、「はい」をクリックして許可します。
  2. レジストリをエクスポートする
    レジストリエディターの左上にある「ファイル」メニューをクリックします。
    「エクスポート」を選択し、任意の保存場所にわかりやすいファイル名で保存します。
    「エクスポート範囲」は「すべて」を選択し、後で復元できるようにしておきます。

レジストリ値の追加と編集

次に、エラーを解消するためのレジストリ値を設定します。

  1. 指定されたパスに移動する
    レジストリエディターの左ペインで、以下のパスへ移動します。
    コンピューター\HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Control\Print
  2. 新しいDWORD値を作成する
    「Print」キーを右クリックし、「新規」から「DWORD 32ビット値」を選択します。
    値の名前を「RpcAuthnLevelPrivacyEnabled」と入力します。
  3. 値の名前とデータを設定する
    作成した「RpcAuthnLevelPrivacyEnabled」をダブルクリックします。
    「値のデータ」を「0」に設定し、「OK」をクリックします。
    この設定により、RPC認証レベルのプライバシー強制が一時的に無効化されます。

プリンタースプーラーサービスの再起動

レジストリの変更をシステムに適用するため、プリンタースプーラーサービスを再起動します。

  1. サービス管理ツールを開く
    スタートボタンを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」を選択します。
    「services.msc」と入力しEnterキーを押して、サービス管理ツールを起動します。
  2. Print Spoolerサービスを見つける
    サービスの一覧から「Print Spooler」を探し、選択します。
  3. サービスを再起動する
    左上の「サービスの再起動」をクリックするか、「Print Spooler」を右クリックして「再起動」を選択します。
    サービスの再起動が完了したら、レジストリエディターを閉じます。
    Windows 10での手順も同様です。

レジストリ編集時の注意点とその他の対処法

レジストリ編集は強力な操作であり、慎重に進める必要があります。また、他の原因で問題が解決しない場合もあります。

レジストリ編集を誤るとシステムが不安定になる

不正確な値の入力や誤ったキーの削除は、Windowsの動作に重大な影響を与える可能性があります。

そのため、必ず作業前にレジストリのバックアップを取ってください。

もし問題が発生した場合は、バックアップしたファイルからレジストリを復元できます。

復元するには、レジストリエディターの「ファイル」メニューから「インポート」を選択し、バックアップファイルを指定します。

レジストリ編集後もエラーが改善しない

レジストリを編集してもエラーが続く場合、プリンタードライバーの問題やネットワーク設定の不備が考えられます。

まず、プリンタードライバーを最新バージョンに更新するか、一度アンインストールして再インストールしてみてください。

また、プリンターサーバーとクライアントPC間のネットワーク接続が正常か確認します。

プリンターのIPアドレスが変更されていないか、ファイアウォールが通信をブロックしていないかも確認すべき点です。

Windows 10でのレジストリ設定の違い

Windows 10でも、共有プリンター接続エラー0x0000011bが発生する場合があります。

このエラーに対するレジストリ設定の手順は、Windows 11と基本的に同じです。

同じレジストリパス「コンピューター\HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Control\Print」に「RpcAuthnLevelPrivacyEnabled」というDWORD 32ビット値を「0」で追加します。

OSバージョンによる設定項目の差異はほとんどなく、共通の手順で対応できます。

ADVERTISEMENT

共有プリンター接続エラー0x0000011bの対処法比較

共有プリンター接続エラー0x0000011bへの対処法はいくつか考えられますが、ここではレジストリ編集と他の方法を比較します。

それぞれのメリットとデメリットを理解し、適切な方法を選択してください。

項目 レジストリ編集による対処 セキュリティ更新プログラムのアンインストール
解決の確実性 高い。根本的な設定変更 中程度。一時的な回避策
システムへの影響 適切に行えば影響は少ない セキュリティリスクが増加する
推奨度 推奨される正規の対処法 非推奨。最終手段として検討
適用範囲 Windows 11/10のクライアント・サーバー Windows 11/10のクライアント・サーバー
再発の可能性 基本的に再発しない Windows Updateで再度適用される可能性あり

この記事では、共有プリンター接続エラー0x0000011bをレジストリ編集で解決する手順を解説しました。

レジストリのバックアップを行い、RpcAuthnLevelPrivacyEnabledというDWORD値を「0」で追加することで問題が解消されます。

プリンタースプーラーサービスを再起動すれば、共有プリンターへのスムーズな接続が可能になるはずです。

今後同様の接続トラブルが発生した際にも、本手順を参考に解決できるでしょう。

ADVERTISEMENT

この記事の監修者
✍️

超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。