【Windows】画面録画の映像が真っ暗になる不具合を描画優先度の変更で直す手順

【Windows】画面録画の映像が真っ暗になる不具合を描画優先度の変更で直す手順
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Windowsで画面録画を行った際、録画された映像が真っ暗になってしまい、業務に必要な資料が作成できず困っている方もいるでしょう。

この問題は、グラフィックドライバーやアプリケーションの描画優先度が原因で発生することが多くあります。

この記事では、画面録画で映像が真っ暗になる不具合を、描画優先度の変更によって解決する具体的な手順を解説します。

手順を実行することで、問題なく画面録画ができるようになります。

【要点】画面録画の真っ暗な映像を解決するための主要な手順

  • グラフィックパフォーマンス設定の変更: 録画アプリケーションの描画優先度を「高パフォーマンス」に設定し、映像が正常に記録されるようにします。
  • グラフィックドライバーの更新: 古いドライバーが原因で起こる表示問題を解決し、システムの安定性を向上させます。
  • ハードウェアアクセラレーションの無効化: 特定の環境で発生する映像問題を回避し、互換性を高めます。

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画面録画で映像が真っ暗になる根本的な原因

Windowsの画面録画で映像が真っ暗になる現象は、主にグラフィック処理の競合や設定不備によって引き起こされます。録画対象のアプリケーションが全画面表示モードで動作している場合、Windowsのグラフィックサブシステムが録画ツールに対して画面の内容を適切に提供できないことがあります。

特に、ゲームや動画再生アプリケーションなど、高い描画性能を要求するソフトウェアは、独自の描画方法を採用しているため、標準的な画面キャプチャ機能が正しく動作しないケースがあります。さらに、グラフィックドライバーのバージョンが古い、または破損している場合も、この問題を引き起こす原因となります。

Windowsのグラフィック設定で、録画アプリケーションの描画優先度が低く設定されている場合も、画面の内容をキャプチャする処理が妨げられる可能性があります。このため、録画アプリケーションに適切な描画優先度を与えることが重要です。

お探しの解決策が見つからない場合は、こちらの「Windowsトラブル完全解決データベース」で他のエラー原因や解決策をチェックしてみてください。

画面録画の真っ暗な映像を直す描画優先度の変更手順

画面録画で映像が真っ暗になる問題を解決するには、録画に使用するアプリケーションのグラフィックパフォーマンス設定を変更し、描画優先度を高めることが効果的です。

  1. Windows設定を開く
    スタートメニューから「設定」アイコンを選択するか、WindowsキーとIキーを同時に押して設定アプリを開きます。
  2. システムメニューへ進む
    設定画面の左側にあるメニューから「システム」を選択します。
  3. ディスプレイ設定を開く
    システムメニューの右側にある項目の中から「ディスプレイ」をクリックします。
  4. グラフィック設定にアクセスする
    ディスプレイ設定画面を下にスクロールし、「関連設定」の項目にある「グラフィック」をクリックします。
  5. アプリケーションを選択する
    グラフィック設定画面で、「デスクトップアプリ」または「Microsoft Storeアプリ」のどちらか適切な方を選択します。録画に使用するアプリがデスクトップ版の場合は「デスクトップアプリ」を選びます。
    「アプリを参照」ボタンをクリックして、録画に使用しているアプリケーションの実行ファイルを選択します。例えば、OBS Studioの場合は「obs64.exe」、Xbox Game Barの場合は通常システムに組み込まれているため、別途追加は不要です。
  6. パフォーマンスオプションを設定する
    追加したアプリケーションが表示されたら、そのアプリケーション名をクリックし、「オプション」ボタンを選択します。
    グラフィックの優先設定が表示されたら「高パフォーマンス」を選択し、「保存」ボタンをクリックします。これにより、選択したアプリケーションがより多くのグラフィックリソースを使用できるようになります。
  7. Windows 10の場合の補足
    Windows 10では、設定の「システム」から「ディスプレイ」へ進み、「グラフィックの設定」をクリックします。その後はWindows 11と同様に、アプリケーションを追加し「高パフォーマンス」を設定できます。

描画優先度変更後も問題が解決しない場合のチェック項目

描画優先度を変更しても画面録画の映像が真っ暗なままの場合、他にもいくつかの原因が考えられます。以下のチェック項目を確認し、それぞれの対処法を試してみてください。

グラフィックドライバーが古いまたは破損している

古いグラフィックドライバーは、最新のWindows機能やアプリケーションとの互換性問題を引き起こすことがあります。また、ドライバーファイルが破損している場合も同様に問題が発生します。

  1. デバイスマネージャーを開く
    スタートボタンを右クリックし、「デバイスマネージャー」を選択します。
  2. グラフィックドライバーを更新する
    「ディスプレイアダプター」を展開し、お使いのグラフィックカードを右クリックして「ドライバーの更新」を選択します。
    「ドライバーを自動的に検索」を選択して、最新のドライバーがインストールされているか確認します。
  3. メーカーサイトからドライバーをダウンロードする
    自動検索で最新版が見つからない場合や問題が解決しない場合は、グラフィックカードメーカーNVIDIA、AMD、Intelの公式ウェブサイトから最新のドライバーを直接ダウンロードし、手動でインストールすることを推奨します。

ハードウェアアクセラレーションが影響している

一部のアプリケーションやブラウザでは、描画性能向上のためにハードウェアアクセラレーションを使用します。これが画面録画と競合し、映像が真っ暗になる原因となることがあります。

  1. 録画対象アプリの設定を確認する
    録画したいアプリケーションやウェブブラウザの設定を開き、「ハードウェアアクセラレーション」または「ハードウェアグラフィックアクセラレーション」の項目を探します。
  2. ハードウェアアクセラレーションを無効にする
    その設定をオフにして、アプリケーションを再起動します。例えば、Edgeブラウザの場合、設定の「システムとパフォーマンス」にある「使用可能な場合はハードウェアアクセラレーションを使用する」をオフにします。

別の画面録画ツールを試していない

現在使用している録画ツールが、特定のアプリケーションやシステム構成と相性が悪い可能性があります。別のツールを試すことで問題が解決する場合があります。

  1. 代替ツールをインストールする
    Xbox Game Barで問題が発生する場合は、OBS StudioやBandicamなど、サードパーティ製の画面録画ツールを試します。
  2. 設定を確認する
    代替ツールでも描画優先度の設定がある場合は、同様に「高パフォーマンス」に設定します。

ゲームモードやセキュリティ機能が干渉している

Windowsのゲームモードや、一部のセキュリティソフトウェアが画面録画プロセスに干渉し、映像のキャプチャを妨げることがあります。また、著作権保護技術DRMが適用されたコンテンツは、仕様上録画できません。

  1. ゲームモードをオフにする
    設定アプリを開き、「ゲーム」から「ゲームモード」を選択し、ゲームモードがオンになっている場合はオフにします。
  2. セキュリティソフトを一時的に無効にする
    お使いのセキュリティソフトウェアを一時的に無効にして、画面録画を試します。問題が解決する場合は、セキュリティソフトウェアの設定で録画ツールを信頼済みアプリケーションに追加するか、画面キャプチャ保護機能をオフにする必要があります。
  3. DRMコンテンツではないか確認する
    NetflixやHuluなどのストリーミングサービスは、著作権保護のためDRM技術を使用しており、これらのコンテンツは画面録画ができません。録画対象がDRMコンテンツではないか確認します。

画面の解像度やスケーリング設定が影響している

高解像度や特殊なスケーリング設定が、一部の録画ツールで問題を引き起こすことがあります。特に複数のディスプレイを使用している場合に発生しやすい問題です。

  1. ディスプレイ設定を確認する
    設定アプリから「システム」>「ディスプレイ」へ進みます。
  2. 解像度とスケーリングを変更する
    録画時に一時的に画面の解像度を下げてみるか、スケーリング率を100%に設定して録画を試します。問題が解決する場合は、録画ツールの設定で高解像度対応オプションを探すか、録画時の解像度を調整します。

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Windows 11とWindows 10のグラフィック設定画面の違い

項目 Windows 11 Windows 10
設定へのパス 設定 > システム > ディスプレイ > グラフィック 設定 > システム > ディスプレイ > グラフィックの設定
アプリ選択 「デスクトップアプリ」または「Microsoft Storeアプリ」を選択後「アプリを参照」 「デスクトップアプリ」または「Microsoft Storeアプリ」を選択後「参照」
オプション設定 アプリケーション名をクリック後「オプション」ボタン アプリケーション名をクリック後「オプション」ボタン
表示デザイン よりモダンなデザインで、カード形式の表示 リスト形式のシンプルな表示

この記事で解説した描画優先度の変更や関連するトラブルシューティング手順を実行することで、Windowsでの画面録画の映像が真っ暗になる問題を解決できます。

グラフィックドライバーの更新やハードウェアアクセラレーションの無効化も、問題解決に役立つ重要なステップです。

今後は、業務に必要な画面録画をスムーズに行い、効率的な資料作成や情報共有に活かしてください。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。