【Edge】キャッシュサイズをGB単位で確認・制限する手順

【Edge】キャッシュサイズをGB単位で確認・制限する手順
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Edgeのウェブブラウジングは非常に快適ですが、キャッシュファイルが肥大化するとPCのディスク容量を圧迫し、動作が重くなる場合があります。

特にビジネスで多くのサイトにアクセスする方は、キャッシュサイズを把握し適切に管理することが重要です。

この記事では、Edgeのキャッシュサイズを確認し、GB単位で上限を設定する具体的な手順を詳しく解説します。

【要点】Edgeのキャッシュサイズを適切に管理しパフォーマンスを最適化する

  • キャッシュファイルの場所確認: 現在のキャッシュ容量と保存場所を把握できます。
  • Edgeの設定でキャッシュをクリア: 不要なキャッシュを削除しディスク容量を解放できます。
  • グループポリシーまたはレジストリでキャッシュサイズを制限: キャッシュの最大サイズをGB単位で設定し、ディスク圧迫を防げます。

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Edgeのキャッシュ機能とは:パフォーマンスとディスク消費のバランス

Edgeのキャッシュは、アクセスしたウェブサイトの画像やスクリプトなどのデータを一時的にPCに保存する機能です。これにより、同じウェブサイトに再アクセスした際に、データを再ダウンロードすることなく素早く表示できます。

ウェブページの表示速度を向上させ、快適なブラウジング体験を提供する上で重要な役割を果たします。しかし、キャッシュデータが蓄積されすぎると、PCのディスク容量を圧迫し、場合によってはEdgeやOS全体の動作が遅くなる原因にもなります。

Edgeはデフォルトでキャッシュサイズを自動調整しますが、特に大量のウェブサイトを閲覧するビジネス用途では、手動で上限を設定することが推奨されます。

お探しの解決策が見つからない場合は、こちらの「Microsoft Edgeトラブル完全解決データベース」で他のエラー原因や解決策をチェックしてみてください。

Edgeのキャッシュサイズを確認・制限する手順

ここでは、Edgeのキャッシュサイズを確認し、グループポリシーまたはレジストリを使って制限する具体的な手順を説明します。Windows 11を基準に解説しますが、Windows 10でも同様の操作が可能です。

現在のキャッシュファイルの場所とサイズを確認する

まず、現在のキャッシュがどの程度の容量を使用しているかを確認します。

  1. Edgeの設定を開く
    Edgeを起動し、右上の「…」(設定など)メニューをクリックし、「設定」を選択します。または、アドレスバーに edge://settings と入力してEnterキーを押します。
  2. 「プライバシー、検索、サービス」へ移動
    左側のメニューから「プライバシー、検索、サービス」をクリックします。
  3. 閲覧データをクリアするデータを選択
    「閲覧データをクリア」セクションにある「今すぐ閲覧データをクリア」の項目で、「クリアするデータを選択」ボタンをクリックします。
  4. キャッシュされた画像とファイルのサイズを確認
    表示されたダイアログで「キャッシュされた画像とファイル」の項目に表示されているサイズを確認します。これが現在のキャッシュの概算サイズです。
  5. キャッシュファイルのパスを確認する
    新しいタブで edge://version と入力し、Enterキーを押します。表示されたページで「プロファイルパス」の項目を確認します。このパスをコピーし、エクスプローラーのアドレスバーに貼り付けてEnterキーを押します。
  6. 「Cache」フォルダのプロパティで正確なサイズを確認
    開いたフォルダ内にある「Cache」フォルダを右クリックし、「プロパティ」を選択します。「サイズ」の項目で、より正確なキャッシュサイズを確認できます。

Edgeの設定からキャッシュをクリアする手順

不要なキャッシュデータを手動で削除する方法です。

  1. Edgeの設定を開く
    Edgeを起動し、右上の「…」(設定など)メニューをクリックし、「設定」を選択します。または、アドレスバーに edge://settings と入力してEnterキーを押します。
  2. 「プライバシー、検索、サービス」へ移動
    左側のメニューから「プライバシー、検索、サービス」をクリックします。
  3. クリアするデータを選択
    「閲覧データをクリア」セクションにある「今すぐ閲覧データをクリア」の項目で、「クリアするデータを選択」ボタンをクリックします。
  4. 削除する期間と項目を選択
    「時間の範囲」で「すべての期間」を選択します。「キャッシュされた画像とファイル」にチェックが入っていることを確認します。他の項目は必要に応じて選択してください。
  5. 今すぐクリア
    「今すぐクリア」ボタンをクリックすると、選択した期間と項目のデータが削除されます。

グループポリシーでキャッシュサイズを制限する手順

Windows 11 ProやEnterpriseエディションを使用している場合、グループポリシーエディターでEdgeのキャッシュサイズを制限できます。Windows 10 Proでも同様です。

この設定はPC全体に適用されるため、組織のPC管理で利用されます。

  1. グループポリシー管理用テンプレートをダウンロード・インストールする
    Microsoft Edge Insider Channelsのウェブサイトから「Microsoft Edge用ポリシーファイル」をダウンロードします。ダウンロードしたZIPファイルを展開し、展開されたフォルダ内のmsedge.admxとmsedgeupdate.admxファイルを C:\Windows\PolicyDefinitions フォルダにコピーします。また、msedge.admlとmsedgeupdate.admlファイルを C:\Windows\PolicyDefinitions\ja-JP フォルダにコピーします。
  2. ローカルグループポリシーエディターを開く
    WindowsキーとRキーを同時に押し、「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。gpedit.msc と入力し、Enterキーを押します。
  3. 「Microsoft Edge」ポリシーに移動
    左側のツリービューで、「コンピューターの構成」 > 「管理用テンプレート」 > 「Microsoft Edge」の順に展開します。
  4. 「ディスクキャッシュの最大サイズを設定する」ポリシーを編集
    右側のペインで「ディスクキャッシュの最大サイズを設定する」ポリシーをダブルクリックします。
  5. ポリシーを有効にし値を設定
    表示されたダイアログで「有効」を選択します。「オプション」セクションの「ディスクキャッシュの最大サイズ(MB)」に、制限したいキャッシュサイズをメガバイト単位で入力します。例えば、5GBに制限したい場合は 5120 と入力します。
  6. 設定を適用しEdgeを再起動
    「適用」ボタンをクリックし、「OK」をクリックします。その後、Edgeを完全に終了し、再度起動して設定が適用されたことを確認します。

レジストリ編集でキャッシュサイズを制限する手順(Windows 11 Home向け)

Windows 11 HomeやWindows 10 Homeエディションではグループポリシーエディターが利用できません。そのため、レジストリエディターを使ってキャッシュサイズを制限します。

レジストリ編集はPCの動作に影響を与える可能性があるため、作業前に必ずレジストリのバックアップを取得してください。

  1. レジストリのバックアップを取る
    WindowsキーとRキーを同時に押し、「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。regedit と入力し、Enterキーを押してレジストリエディターを起動します。起動後、「ファイル」メニューから「エクスポート」を選択します。「エクスポート範囲」で「すべて」を選択し、任意の場所にわかりやすい名前で保存します。
  2. レジストリエディターを開く
    WindowsキーとRキーを同時に押し、regedit と入力し、Enterキーを押します。
  3. 指定のキーに移動
    左側のツリービューで、以下のパスに移動します。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Edge
  4. 「Edge」キーがない場合は作成
    もし「Edge」キーが存在しない場合は、「Microsoft」キーを右クリックし、「新規」 > 「キー」を選択して「Edge」という名前で新しいキーを作成します。
  5. 新しいDWORD(32ビット)値を作成
    作成した(または既存の)「Edge」キーを右クリックし、「新規」 > 「DWORD(32ビット)値」を選択します。
  6. 値の名前を変更
    新しく作成された値の名前を DiskCacheSize に変更します。
  7. 値のデータを設定
    DiskCacheSize をダブルクリックし、「値のデータ」に制限したいキャッシュサイズをメガバイト単位(10進数)で入力します。例えば、5GBに制限したい場合は 5120 と入力します。
  8. 設定を適用しEdgeを再起動
    「OK」をクリックして設定を保存します。その後、Edgeを完全に終了し、再度起動して設定が適用されたことを確認します。

キャッシュ管理の注意点とよくある誤解

Edgeのキャッシュサイズを管理する際に、陥りやすい注意点や誤解について解説します。

キャッシュサイズを極端に小さく設定してしまう

ディスク容量を節約しようと、キャッシュサイズを必要以上に小さく設定すると、かえってEdgeのパフォーマンスが低下する場合があります。

キャッシュが小さすぎると、ウェブサイトのデータが頻繁に再ダウンロードされるため、表示速度が遅くなります。通常、ビジネス用途であれば数GBから10GB程度を推奨します。

キャッシュクリアでログイン情報まで削除してしまう

Edgeの閲覧データをクリアする際、「Cookieとその他のサイトデータ」にもチェックを入れてしまうと、ウェブサイトのログイン情報や設定まで削除されてしまいます。

キャッシュのみをクリアしたい場合は、「キャッシュされた画像とファイル」の項目のみにチェックを入れ、「Cookieとその他のサイトデータ」のチェックを外してください。

グループポリシーやレジストリの設定が適用されない場合

グループポリシーやレジストリで設定を変更しても、Edgeに設定が反映されないことがあります。

設定変更後は必ずEdgeを完全に終了し、再起動してください。また、グループポリシーの場合は管理用テンプレートが正しくインストールされているか、レジストリの場合はキー名や値の名前、データが正確に入力されているかを確認してください。

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EdgeのキャッシュとWindowsの一時ファイルの比較

EdgeのキャッシュとWindowsの一時ファイルは、どちらも一時的なデータを保存しますが、その目的と管理方法には違いがあります。

項目 Edgeのキャッシュ Windowsの一時ファイル
目的 ウェブサイトの表示速度向上 OSやアプリケーションが一時的に使用するデータ
保存場所 Edgeのプロファイルフォルダ内 WindowsのTempフォルダなど
管理方法 Edgeの設定、グループポリシー、レジストリ Windowsの設定、ディスククリーンアップ
影響範囲 Edgeのブラウジング体験 OSやアプリケーション全体の動作

この記事では、Edgeのキャッシュサイズを確認し、グループポリシーまたはレジストリを使って制限する手順を解説しました。

キャッシュ管理を適切に行うことで、Edgeのパフォーマンスを最適に保ち、ディスク容量の無駄な消費を防ぐことができます。

設定したキャッシュサイズは、業務内容やPCのディスク容量に合わせて定期的に見直し、快適なEdgeの利用環境を維持しましょう。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。