【Edge】Webページの読み込みが異常に遅い時のDNS-over-HTTPS設定

【Edge】Webページの読み込みが異常に遅い時のDNS-over-HTTPS設定
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EdgeでWebページの読み込みが異常に遅く、業務効率が低下していませんか。

これはDNS解決の遅延が原因である可能性があり、特に企業ネットワーク環境で顕著になることがあります。

この記事では、EdgeのDNS-over-HTTPS設定を有効にすることで、Webページの読み込み速度を改善し、セキュリティも向上させる具体的な手順を解説します。

【要点】EdgeのDNS-over-HTTPS設定でWebページの読み込みを高速化する

  • セキュリティ保護されたネットワークを使用する: Edgeのプライバシー設定からDNS-over-HTTPSを有効にし、DNS解決のセキュリティと速度を向上させます。
  • カスタムDNSプロバイダーを選択する: CloudflareやGoogle Public DNSなど、信頼できる高速なDNSサービスを利用して、名前解決の効率を高めます。
  • ネットワーク環境との適合性を確認する: 企業ネットワークのポリシーや既存のDNS設定との競合を避け、安定したインターネット接続を維持します。

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EdgeでWebページの読み込みが遅くなる主な原因:DNS解決の遅延とDoHの役割

Webページをブラウザーで表示する際、最初に実行される重要なプロセスの一つがDNS解決です。これは、入力したWebサイトのアドレスをインターネット上のIPアドレスに変換する作業を指します。

従来のDNSでは、この情報が暗号化されずにやり取りされるため、通信内容が傍受されるリスクや、応答が遅れることでWebページの表示が遅延する原因となることがあります。

DNS-over-HTTPS DoHは、このDNS通信をHTTPSプロトコルで暗号化し、セキュリティとプライバシーを強化する技術です。これにより、DNS解決の速度が向上し、Webページの読み込みがスムーズになる効果が期待できます。

お探しの解決策が見つからない場合は、こちらの「Microsoft Edgeトラブル完全解決データベース」で他のエラー原因や解決策をチェックしてみてください。

EdgeのDNS-over-HTTPSを有効にする設定手順

EdgeでDNS-over-HTTPSを有効にする手順は、Windows 11およびWindows 10のEdge最新版で共通です。以下のステップで設定を進めてください。

  1. Edgeの設定画面を開く
    Edgeを起動し、ウィンドウ右上の「…」メニューアイコンをクリックします。表示されたメニューから「設定」を選択してください。
  2. プライバシー、検索、サービスに移動する
    設定画面の左側ペインにある「プライバシー、検索、サービス」をクリックします。
  3. セキュリティセクションを見つける
    「プライバシー、検索、サービス」のページを下にスクロールし、「セキュリティ」セクションを探します。
  4. 「セキュリティで保護されたネットワークを使用する」を有効にする
    「セキュリティで保護されたネットワークを使用する」のトグルスイッチをオンにします。この設定は、DNS-over-HTTPS DoHを有効にするための基本設定です。
  5. カスタムDNSプロバイダーを選択する
    「サービスプロバイダーを選択する」のオプションで「カスタム」を選択します。これにより、特定のDNSプロバイダーを指定できます。
  6. DNSプロバイダーのURLを入力する
    カスタムを選択すると表示される入力欄に、利用したいDNSプロバイダーのURLを入力します。代表的なプロバイダーとそのURLは以下の通りです。
    • Cloudflare: https://cloudflare-dns.com/dns-query
    • Google Public DNS: https://dns.google/dns-query
    • Quad9: https://dns.quad9.net/dns-query
  7. Edgeを再起動する
    設定の変更を完全に適用するため、Edgeブラウザーを一度閉じてから再度起動してください。

DNS-over-HTTPS設定時の注意点と発生しうる問題

DNS-over-HTTPS DoHの設定はWebページの読み込みを改善しますが、いくつかの注意点や問題が発生する可能性もあります。事前に確認し、適切に対処しましょう。

DoH設定後にインターネットに接続できない場合

原因: 指定したDNSプロバイダーが一時的に利用できない、または企業のネットワーク環境で特定のDNSプロバイダーへのアクセスが制限されている可能性があります。また、WindowsのシステムDNS設定とEdgeのDoH設定が競合していることも考えられます。

対処法:

  1. 別のDNSプロバイダーを試す: CloudflareからGoogle Public DNSへ変更するなど、別の信頼できるプロバイダーのURLを入力して試してください。
  2. DoH設定を一時的に無効にする: Edgeの「セキュリティで保護されたネットワークを使用する」をオフに戻し、インターネット接続が回復するか確認します。
  3. 企業のIT管理者に相談する: 企業ネットワークでは、セキュリティポリシーにより特定のDoHプロバイダーがブロックされていることがあります。IT部門に問い合わせて、推奨される設定を確認してください。

特定のWebサイトが開けない、または表示が崩れる

原因: 企業の内部ネットワークで運用されているWebサイトやサービスでは、内部DNSサーバーによる名前解決を前提としている場合があります。DoHを有効にすると、外部のDNSプロバイダーを利用するため、内部リソースの名前解決ができなくなることがあります。

対処法:

  1. DoH設定を一時的に無効にする: 問題のWebサイトにアクセスする際に、EdgeのDoH設定をオフにすることで解決する場合があります。
  2. IT管理者に相談する: 企業環境でこのような問題が発生する場合は、IT管理者に状況を説明し、適切な設定について指示を仰ぐのが最善です。

期待する速度改善が見られない

原因: Webページの読み込み速度はDNS解決だけでなく、インターネット回線の速度、Webサーバーの応答速度、Edgeのキャッシュ状態、インストールされている拡張機能など、多くの要因に影響されます。DoH設定はDNS解決の改善に特化しているため、他の要因に根本的な問題がある場合は、劇的な速度改善が見られないことがあります。

対処法:

  1. EdgeのキャッシュとCookieをクリアする: 蓄積されたキャッシュが原因で表示が遅くなることがあります。設定メニューの「プライバシー、検索、サービス」から「閲覧データをクリア」を実行してください。
  2. 不要な拡張機能を無効にする: 多くの拡張機能が動作しているとEdgeが重くなることがあります。設定メニューの「拡張機能」から、不要なものを無効にするか削除してください。
  3. インターネット回線の速度を確認する: 契約しているインターネット回線自体の速度が遅い場合は、DNS設定だけでは改善できません。速度測定サイトなどで回線速度をチェックしてください。

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主なDNS-over-HTTPSプロバイダーの比較

DNS-over-HTTPS DoHを利用する際には、どのプロバイダーを選ぶかが重要です。ここでは主要なDoHプロバイダーを比較します。

項目 Cloudflare DNS (1.1.1.1) Google Public DNS (8.8.8.8) Quad9 (9.9.9.9)
特徴 高速性とプライバシー保護を重視。ログ保存を最小限に抑える 広く普及しており信頼性が高い。セキュリティ機能も提供 マルウェアやフィッシングサイトからの保護を最優先
主なメリット 高速な名前解決と高いプライバシー保護 安定性と広範なネットワーク。Googleサービスとの親和性 強力なセキュリティフィルタリング機能
URL https://cloudflare-dns.com/dns-query https://dns.google/dns-query https://dns.quad9.net/dns-query

まとめ

この記事で解説したEdgeのDNS-over-HTTPS設定により、Webページの読み込み速度の改善とインターネット接続のセキュリティ強化を実現できます。

カスタムDNSプロバイダーの選択や、設定後のトラブルシューティングについても理解を深められました。

ご自身のネットワーク環境やニーズに合わせて最適なDNSプロバイダーを選び、Edgeの「セキュリティで保護されたネットワークを使用する」機能を活用して、より快適で安全なブラウジング環境を構築してください。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。