部屋の模様替えや家具の配置を考える際、正確な寸法を把握することは重要です。iPhone・iPadに標準搭載されている「計測」アプリは、AR技術(拡張現実)を使って手軽に長さや面積を測定できます。この記事では、計測アプリの基本的な使い方から、より正確に部屋の寸法を測るための具体的な手順と注意点を解説します。
【要点】iPhone・iPadの計測アプリで正確に寸法を測る方法
- 直線距離の測定: 「+」ボタンで開始点と終点を設定し、壁や家具の長さを測る。
- 矩形(四角形)の面積測定: アプリが自動検出した四角形に表示される「+」ボタンをタップし、縦横の長さと面積を把握する。
- LiDARスキャナ搭載モデルの活用: 対応機種では部屋を自動検出し、詳細な寸法や面積を高精度で測定できる。
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目次
iPhone・iPadの「計測」アプリでできることと利用条件
iPhone・iPadの「計測」アプリは、本体に搭載されたカメラとAR技術(拡張現実)を利用して、現実空間にある物体の長さや面積を測定できる標準アプリです。このアプリを使うことで、定規やメジャーがなくても簡易的に寸法を把握できます。主に直線距離の測定、矩形(四角形)の面積測定、人の身長測定が可能です。
計測アプリはiOS 12以降、またはiPadOS 12以降を搭載したiPhone・iPadで利用できます。特にLiDARスキャナを搭載しているモデルでは、より高精度な測定や高度な機能が利用可能です。LiDARスキャナはiPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Max以降のProモデルや、2020年以降に発売されたiPad Proモデルに搭載されています。
LiDARスキャナ搭載モデルでは、周囲の環境をより詳細に認識できるため、部屋の自動検出や人検出など、より高度な測定機能が利用可能です。非搭載モデルでも基本的な長さの測定はできますが、測定精度や機能の範囲に違いがあります。
iPhone・iPadの計測アプリで部屋の寸法を測る基本手順
ここでは、iPhone・iPadの計測アプリを使って部屋の寸法を測る基本的な手順を解説します。直線距離の測定、矩形の面積測定、そしてLiDARスキャナ搭載モデルでの部屋の自動検出について説明します。
直線距離を測る手順
- 計測アプリを開く
iPhoneまたはiPadのホーム画面から「計測」アプリをタップして起動します。 - 測定を開始する場所をポイントする
カメラを計測したい対象に向け、画面中央に表示される白い点を測定開始位置に合わせます。 - 開始点を設定する
画面下部の「+」ボタンをタップして、測定の開始点を設定します。 - 終点までiPhone・iPadをゆっくり動かす
iPhone・iPadをゆっくりと動かし、測定したい終点まで白い点を移動させます。移動中にリアルタイムで長さが表示されます。 - 終点を設定する
終点に白い点を合わせたら、もう一度「+」ボタンをタップして測定を終了します。 - 測定結果を確認する
画面上に測定された長さが表示されます。別の場所を測る場合は「消去」をタップします。
矩形(四角形)の面積を測る手順
床の面積や壁の四角い部分の寸法を測る場合に便利な機能です。
- 計測アプリを開く
ホーム画面から「計測」アプリをタップして起動します。 - 対象の四角形全体が画面に収まるようにする
カメラを対象の四角形(例えば床の一部や壁の四角い面)に向け、画面全体に収まるようにiPhone・iPadを動かします。 - 自動検出された四角形の上に表示される「+」ボタンをタップする
アプリが四角形を自動検出すると、その上に黄色の枠と「+」ボタンが表示されます。この「+」ボタンをタップします。 - 測定結果を確認する
矩形の縦と横の長さ、そして面積が画面上に表示されます。
LiDARスキャナ搭載モデルでの部屋の自動検出と測定
LiDARスキャナ搭載モデル(iPhone 12 Pro以降のProモデル、iPad Pro 2020以降)では、部屋全体を自動で検出して寸法を測定できます。
- 計測アプリを開く
ホーム画面から「計測」アプリを起動します。 - 部屋全体が画面に収まるようにiPhone・iPadを動かす
カメラを部屋に向け、ゆっくりとiPhone・iPadを動かして部屋の空間をスキャンさせます。 - 自動で検出された部屋の輪郭をタップする
アプリが部屋の輪郭を自動で検出すると、その輪郭に沿って青い線が表示されます。この青い線をタップします。 - 各辺の長さと部屋の面積を確認する
部屋の各辺の長さと、部屋全体の面積が画面に表示されます。 - 「すべての寸法を表示」で詳細な寸法を表示する
画面下部に表示される「すべての寸法を表示」をタップすると、窓やドアなどの詳細な寸法も確認できます。
計測アプリをより正確に使うための注意点とヒント
計測アプリは便利ですが、使用環境や操作方法によって測定精度が変わることがあります。ここでは、より正確な測定を行うための注意点とヒントを解説します。
環境光と対象物の表面の状態
計測アプリはカメラで捉えた映像を基に空間を認識するため、環境光と対象物の状態が重要です。明るく均一な照明の下で測定することが望ましいです。暗い場所や影が多い場所では、アプリが空間を正確に認識できない可能性があります。また、光沢のある反射しやすい表面や、模様が複雑すぎる表面では、測定精度が低下することがあります。できるだけ均一な色合いの、反射の少ない壁や床で測定してください。
iPhone・iPadの持ち方と動かし方
測定中はiPhone・iPadを安定して持ち、ゆっくりと動かすことが重要です。急な動きや揺れは、空間認識の誤差につながります。対象物に対してカメラを垂直に保つように意識すると、より正確な測定が期待できます。特に長い距離を測る場合は、途中でiPhone・iPadの向きが大きく変わらないように注意してください。
測定の限界と誤差
計測アプリは高精度な測定器ではありません。あくまで目安として利用することを理解してください。数センチメートルの誤差が生じる場合があります。特に長い距離や小さい対象物を測定する際、誤差が大きくなる可能性があります。精密な測定が必要な場合は、レーザー距離計や巻き尺などの専用測定器具の使用を検討してください。
測定後の写真撮影と共有
測定結果は、写真として保存できます。画面右下のシャッターボタンをタップすると、測定値が表示された状態のスクリーンショットが「写真」アプリに保存されます。この機能を活用することで、測定結果を記録したり、他の人と共有したりすることが容易にできます。
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LiDARスキャナ搭載モデルと非搭載モデルでの機能比較
iPhone・iPadの計測アプリは、LiDARスキャナの有無によって利用できる機能と測定精度に違いがあります。以下の比較表で、それぞれのモデルでの違いを確認してください。
| 項目 | LiDARスキャナ搭載モデル | LiDARスキャナ非搭載モデル |
|---|---|---|
| 対応機種 | iPhone 12 Pro/Pro Max以降のProモデル、iPad Pro 2020以降 | iPhone SE (第2世代)以降、iPhone X以降など |
| 測定精度 | 高精度、特に近距離での測定に優れる | 標準的な精度 |
| 機能 | 人検出、部屋の自動検出、ガイドライン表示、詳細な寸法表示 | 基本的な直線・矩形測定 |
| 用途 | インテリア配置の検討、おおよその部屋寸法把握、簡易的な設計補助 | 簡易的な長さの確認、おおよその面積把握 |
まとめ
iPhone・iPadの計測アプリは、AR技術を利用して手軽に部屋の寸法を測れる便利なツールです。直線距離の測定や矩形の面積測定、そしてLiDARスキャナ搭載モデルでは部屋の自動検出も可能です。測定環境を整え、iPhone・iPadを安定して動かすことで、より正確な測定結果を得られます。計測結果を写真に保存して、家具配置の検討や記録に活用しましょう。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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