複数人でGoogleスプレッドシートを共同編集していると、誰がどのセルを変更したのかを追いたくなる場面があります。しかし、変更履歴に「匿名の動物」だけが表示されて、実際の編集者の名前が分からないことも多いのではないでしょうか。実は、設定を正しく行えば、変更履歴に各編集者の名前を表示できます。この記事では、変更履歴に名前を表示して編集者を判別する手順を詳しく解説します。この記事を読めば、誰がいつ何を編集したのかを一目で確認できるようになります。
【要点】変更履歴に名前を表示し、編集者を特定する3ステップ
- 「変更履歴を表示」メニュー: ファイルメニューから変更履歴を開き、各変更の編集者名を確認します。
- バージョン履歴での名前確認: バージョン履歴を開き、各バージョンの編集者を特定します。
- 共有設定で編集者を管理: スプレッドシートの共有設定で編集者を追加し、変更履歴に名前が表示されるようにします。
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目次
変更履歴に名前が表示される仕組みと事前準備
変更履歴には、編集を行ったGoogleアカウントの名前が記録されます。ただし、この名前はスプレッドシートの共有設定で編集権限を持つユーザーに限られます。編集者が組織外のアカウントの場合や、共有設定で閲覧のみの権限の場合は、名前が「匿名ユーザー」と表示されることもあります。そのため、事前にスプレッドシートを共有する相手を正しく設定し、編集権限を付与しておくことが大切です。
また、変更履歴に表示される名前は、Googleアカウントのプロフィール名です。アカウント名を変更すると、以降の変更履歴には新しい名前が表示されます。
変更履歴で編集者を確認する具体的な手順
ここでは、実際の操作手順をステップごとに説明します。2つの方法があります。まずは基本的な変更履歴の表示方法、次にバージョン履歴を使った詳細な確認方法です。
変更履歴を開いて全体の編集者を確認する
- スプレッドシートを開く
確認したいスプレッドシートを開きます。 - 「ファイル」メニューをクリック
画面上部のメニューバーから「ファイル」をクリックします。 - 「変更履歴」→「変更履歴を表示」を選択
ドロップダウンメニューから「変更履歴」にカーソルを合わせ、「変更履歴を表示」をクリックします。 - サイドバーで編集者を確認
画面右側に変更履歴のサイドバーが開きます。各変更の横に編集者の名前が表示されています。名前の横には変更日時も表示されます。
変更履歴サイドバーでは、変更の概要(例:「セルA1を編集」)とともに編集者のGoogleアカウント名が表示されます。もし名前が「匿名の動物」として表示されている場合は、その変更を行ったユーザーが共有設定で編集者として登録されていない可能性があります。
特定の変更の詳細を確認する
変更履歴のサイドバーで、気になる変更をクリックすると、その変更の詳細が表示されます。ここでは、変更されたセルの範囲や、編集前後の値が表示されます。編集者名は変更の概要と同じく表示されます。複数のセルが一度に変更された場合も、まとめて表示されます。
バージョン履歴から編集者を特定する
バージョン履歴は、スプレッドシートの過去の状態を復元できる機能ですが、各バージョンに編集者が記録されています。次の手順で確認できます。
- 「ファイル」→「バージョン履歴」→「バージョン履歴を表示」を選択
変更履歴と同様に、ファイルメニューからバージョン履歴を開きます。 - 右側のパネルでバージョン一覧を表示
画面右側にバージョン履歴のパネルが表示されます。各バージョンにはタイムスタンプと編集者の名前が表示されます。 - 特定のバージョンをクリックして詳細確認
任意のバージョンをクリックすると、その時点のシートの状態が表示されます。編集者名はバージョンの見出しに表示されています。
バージョン履歴では、バージョンごとに名前が表示されるため、どのタイミングで誰が編集したかを大まかに把握できます。細かいセル単位の変更は、バージョン間の差分を表示する機能もあります。
名前が表示されない場合の注意点と対処法
編集者が「匿名の動物」と表示される
変更履歴に「匿名の動物」(例:「ライオン」「ゾウ」など)が表示されるのは、その編集者がスプレッドシートの共有設定で編集者として登録されていない場合です。編集権限がないアカウントでも、リンクを知っていれば編集できる設定(「リンクを知っている全員」が編集者)の場合、変更履歴には匿名で表示されます。この問題を解決するには、スプレッドシートの共有設定で、個別のユーザーを編集者として追加する必要があります。
共有設定を変更する手順:
- 画面右上の「共有」ボタンをクリック
スプレッドシートの画面右上にある青色の「共有」ボタンをクリックします。 - 「ユーザーやグループを追加」にメールアドレスを入力
共有設定ダイアログで、編集者のメールアドレスを入力します。 - 権限を「編集者」に設定して「送信」
権限ドロップダウンから「編集者」を選択し、「送信」ボタンをクリックします。これで、そのユーザーは編集者として認識され、変更履歴に名前が表示されるようになります。
組織外のユーザーの名前が表示されない
組織のGoogle Workspaceアカウントで管理されているスプレッドシートの場合、組織外のユーザー(個人のGmailなど)の名前が正しく表示されないことがあります。これは、組織のポリシーによって外部ユーザーの表示が制限されているためです。この場合、変更履歴には「外部ユーザー」や「匿名」と表示されることがあります。これを回避するには、スプレッドシートを組織外と共有する前に、管理者に設定を確認する必要があります。
過去の変更履歴で名前が異なる
編集者が後でGoogleアカウント名を変更した場合、過去の変更履歴には当時の名前が表示されます。そのため、現在の名前と異なることがあります。これは正常な動作です。
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編集者を効率的に判別するためのテクニック
変更履歴のフィルタ機能
変更履歴のサイドバーでは、特定の編集者や日付でフィルタリングすることはできません。ただし、バージョン履歴では「特定のユーザーの変更を表示」というフィルタが用意されています。バージョン履歴を開き、上部のドロップダウンから「すべてのユーザー」を「特定のユーザー」に変更すると、特定の編集者によるバージョンのみを表示できます。
条件付き書式で編集者を色分けする(別の方法)
直接変更履歴に名前を表示するわけではありませんが、スプレッドシート上でセルごとに編集者を色分けするテクニックもあります。これはApps Scriptを使う高度な方法ですが、簡単なスクリプトで実現可能です。この記事では紹介しませんが、興味があれば別の記事を参照してください。
変更履歴の表示モードの比較
| 比較項目 | 変更履歴(サイドバー) | バージョン履歴 |
|---|---|---|
| 表示内容 | セル単位の変更と編集者 | バージョン単位のスナップショットと編集者 |
| 詳細度 | 変更範囲と前後の値 | シート全体の状態 |
| フィルタ機能 | なし | ユーザーによるフィルタが可能 |
| 利用シーン | 直近の細かい変更を確認 | 過去の状態を復元したり大まかな流れを把握 |
この記事では、Googleスプレッドシートの変更履歴に編集者の名前を表示し、誰がどのような編集を行ったのかを確認する手順を解説しました。基本的な変更履歴の表示方法から、バージョン履歴を使った詳細確認、名前が表示されない場合の対処法までを網羅しています。これで、共同編集時の編集者判別がスムーズになるでしょう。次に、変更履歴の自動保存間隔や、編集通知の設定など、関連機能もぜひチェックしてみてください。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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