株価や為替レートを日々チェックするのは手間ですよね。手動で入力すると更新漏れが発生し、古いデータで判断してしまうこともあります。GoogleスプレッドシートのGOOGLEFINANCE関数を使えば、リアルタイムの株価・為替レートを自動で取得できます。この記事では、GOOGLEFINANCE関数の基本的な使い方から、銘柄指定、通貨ペアの指定、注意点までを詳しく解説します。
この関数を覚えれば、ポートフォリオ管理や為替計算がスプレッドシート上で完結します。日本株・米国株はもちろん、主要通貨のリアルタイムレートも一発で取得できるようになります。それでは、早速使ってみましょう。
【要点】GOOGLEFINANCE関数で株価・為替レートを自動取得する方法
- =GOOGLEFINANCE(“TICKER”, “price”): 指定した銘柄の現在価格を取得します。日本株は「TYO:7203」のように取引所コードを付けます。
- =GOOGLEFINANCE(“TICKER”, “high”): 当日の最高値を取得します。”low”で最低値、”volume”で出来高も取れます。
- =GOOGLEFINANCE(“USDJPY”): 通貨ペアを指定して為替レートを取得します。”EURUSD”や”GBPJPY”なども可能です。
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目次
GOOGLEFINANCE関数とは?株価・為替を取得する仕組み
GOOGLEFINANCE関数は、Googleファイナンスが提供する市場データをスプレッドシートに取り込むための関数です。リアルタイムの株価、為替レート、投資信託、指数などを指定したセルに自動表示します。データはインターネット経由で取得されるため、シートを開くたびに最新の値に更新されます。
この関数の最大のメリットは、手動でデータを入力する必要がないことです。指定した銘柄や通貨ペアの動きを常に追えるため、投資判断や為替管理に役立ちます。また、過去の株価履歴を取得する機能もあり、日付範囲を指定すればヒストリカルデータを一覧で出力できます。
GOOGLEFINANCE関数で株価を取得する基本的な手順
- 銘柄コードを調べる
米国株はティッカーシンボル(例:AAPL、GOOGL、MSFT)をそのまま使います。日本株の場合は「TYO:」の後に証券コードを付けます。例えばトヨタ自動車なら「TYO:7203」です。東京証券取引所の略称「TSE」でも動作しますが、「TYO」が推奨です。 - セルに関数を入力する
取得したいセルに「=GOOGLEFINANCE(“AAPL”, “price”)」と入力します。第2引数に属性を指定します。主な属性は「price」(現在価格)、「high」(最高値)、「low」(最安値)、「volume」(出来高)、「change」(前日比)、「changepct」(前日比%)などです。 - 複数の銘柄を一覧で管理する
縦方向に銘柄コードを並べ、横方向に属性を並べるとポートフォリオ表が作れます。例えばA列にコード、B列に「=GOOGLEFINANCE(A2, “price”)」と入力し、下方にドラッグすれば複数の株価を一括取得できます。
過去の株価履歴を取得する方法
過去の株価データを取得するには、第3引数に開始日、第4引数に終了日、第5引数に間隔(DAILY/WEEKLY/MONTHLY)を指定します。例:=GOOGLEFINANCE(“AAPL”, “price”, DATE(2023,1,1), DATE(2023,12,31), “DAILY”)
この式は2023年のApple株価を日次で返します。結果は複数行にわたって表示されるため、十分な空きセルを確保しておきましょう。
GOOGLEFINANCE関数で為替レートを取得する方法
為替レートを取得するには、通貨ペアを「USDJPY」「EURUSD」「GBPJPY」「AUDUSD」のように指定します。例えばドル円の現在レートは「=GOOGLEFINANCE(“USDJPY”)」で取得できます。第2引数は省略可能で、省略時は現在のレート(price相当)が返ります。
- 通貨ペアの指定ルール
一文字目と二文字目は通貨コード(ISO 4217)です。主要通貨コードはUSD(米ドル)、JPY(日本円)、EUR(ユーロ)、GBP(英ポンド)、AUD(豪ドル)、CHF(スイスフラン)、CAD(カナダドル)などがあります。 - 複数通貨の一括取得
株価と同様、縦に通貨ペアを並べて「=GOOGLEFINANCE(A2)」とすれば各ペアのレートが取得できます。例えばB2セルに「USDJPY」、B3に「EURJPY」と入力しておき、C2に「=GOOGLEFINANCE(B2)」と入力して下方にコピーします。 - 過去の為替履歴
株価と同じ構文で過去の為替データを取得できます。例:=GOOGLEFINANCE(“USDJPY”, “price”, DATE(2024,1,1), DATE(2024,12,31), “DAILY”)
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注意点・よくあるエラーと対処法
銘柄コードが間違っているとエラーになる
「#N/A」エラーが表示される場合、銘柄コードが正しくない可能性が高いです。日本株は「TYO:7203」のように取引所コードを忘れずに付けましょう。米国株はティッカーシンボルだけで大丈夫ですが、取引所の違いでエラーになることもあります。その場合は「NASDAQ:AAPL」のように取引所を明示すると解決します。
リアルタイムデータが取得できない場合
GOOGLEFINANCE関数は20分遅延のデータを提供します。完全なリアルタイムではない点に注意してください。また、市場が閉じている時間帯は前営業日の最終値を表示します。データ更新は数分おきに行われるため、シートを再計算してもすぐには反映されないことがあります。
過去データ取得時の注意
過去の履歴を取得する際、日付範囲が大きすぎるとエラーになることがあります。一度に取得できるデータ数に制限があるため、1年単位で分割して取得することをおすすめします。また、週次・月次指定の場合は間隔を「WEEKLY」「MONTHLY」と指定します。
主な引数と取得できるデータの比較表
| 引数(属性) | 説明 | 使用例 |
|---|---|---|
| price | 現在の株価・為替レート | =GOOGLEFINANCE(“AAPL”,”price”) |
| high | 当日の最高値 | =GOOGLEFINANCE(“TYO:7203″,”high”) |
| low | 当日の最安値 | =GOOGLEFINANCE(“USDJPY”,”low”) |
| volume | 出来高(株式のみ) | =GOOGLEFINANCE(“GOOGL”,”volume”) |
| change | 前日比の金額変動 | =GOOGLEFINANCE(“MSFT”,”change”) |
| changepct | 前日比のパーセント変動 | =GOOGLEFINANCE(“AMZN”,”changepct”) |
| marketcap | 時価総額 | =GOOGLEFINANCE(“AAPL”,”marketcap”) |
| pe | 株価収益率(PER) | =GOOGLEFINANCE(“TYO:7203″,”pe”) |
| eps | 一株当たり利益(EPS) | =GOOGLEFINANCE(“GOOGL”,”eps”) |
まとめ
GOOGLEFINANCE関数を使えば、株価や為替レートをリアルタイムに近い形でスプレッドシートに取り込めます。銘柄コードや通貨ペアの正しい指定、属性の使い分けを覚えれば、ポートフォリオ管理や為替トラッキングが格段に楽になります。今回紹介した基本構文を応用して、複数銘柄の一覧表や過去データの分析にも挑戦してみてください。例えば、=GOOGLEFINANCE関数とQUERY関数を組み合わせれば、条件に合う銘柄だけを抽出することも可能です。ぜひ実際にシートで試して、データ分析の効率を高めてください。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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