アプリに位置情報やカメラへのアクセスを許可したものの、アプリを閉じたあともずっと権限が有効なままで不安に感じたことはありませんか。Android 13以降では、アプリの権限を「使用中のみ許可」に設定できるようになりました。この設定を利用すれば、アプリを開いているときだけ権限が働き、バックグラウンドでの不正なアクセスを防げます。この記事では、権限を「使用中のみ許可」に変更する具体的な手順と、設定時に注意すべきポイントを詳しく解説します。
初めてこの機能を使う方でも、画面の操作に沿って設定できます。位置情報だけでなく、カメラやマイクなどの権限にも同様の設定が可能です。アプリごとに柔軟に管理できるので、プライバシー保護とアプリの利便性のバランスを自分で調整できます。
この記事を最後まで読めば、不要な権限の常時許可を解除する方法がわかり、より安全にスマートフォンを使えるようになります。それでは、早速手順を確認していきましょう。
【要点】アプリ権限を「使用中のみ許可」に変更する3ステップ
- 設定→アプリ→対象アプリ→権限: 権限の種類をタップして「アプリの使用中のみ許可」を選択します。
- 位置情報の詳細設定: 位置情報では「毎回確認」も選べますが、まずは「使用中のみ許可」がおすすめです。
- カメラやマイクの権限: 同様の手順で変更でき、バックグラウンドでの利用を制限できます。
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目次
なぜ「使用中のみ許可」が重要なのか
かつてのAndroidでは、アプリの権限は「許可する」か「許可しない」の二択が基本でした。一度許可すると、アプリがバックグラウンドにいても権限が有効なままでした。これにより、不要な位置情報の追跡やマイクの常時起動など、プライバシーリスクが生じていました。Android 10で一部の権限に「アプリの使用中のみ許可」が導入され、Android 13では標準機能として定着しました。この設定を使えば、アプリがフォアグラウンドにあるときだけ権限が有効になるため、意図しないデータ収集を防げます。
たとえば、天気アプリに位置情報を許可する場合を考えてみましょう。天気アプリを開いているときだけ現在地を取得すれば十分であり、アプリを閉じたあとにまで位置情報を取得する必要はありません。ところが「常に許可」に設定すると、アプリがバックグラウンドでも位置情報を取得し続け、バッテリー消費やプライバシー漏洩の原因になります。「使用中のみ許可」なら、必要なときだけ権限が働くため、安心して使えます。
また、カメラやマイクの権限も同様です。SNSアプリで写真を撮るときだけカメラを使い、それ以外では使わせたくない場合に、「使用中のみ許可」が役立ちます。このように、アプリの動作に合わせて権限を細かく制御できるのが、この設定の大きなメリットです。
権限を「使用中のみ許可」に変更する手順
アプリ個別の設定から変更する方法
- 設定アプリを開く
ホーム画面またはアプリ一覧から「設定」アプリをタップします。 - 「アプリ」を選択する
設定メニューの中から「アプリ」をタップします。機種によっては「アプリと通知」などと表示されることがあります。 - 対象のアプリを選ぶ
インストール済みアプリの一覧から、権限を変更したいアプリをタップします。 - 「権限」をタップする
アプリ情報画面で「権限」をタップします。ここにアプリが要求する権限の一覧が表示されます。 - 変更したい権限をタップする
位置情報、カメラ、マイクなど、変更したい権限をタップします。 - 「アプリの使用中のみ許可」を選択する
ポップアップメニューから「アプリの使用中のみ許可」を選びます。位置情報の場合、「毎回確認」というオプションも表示されることがあります。
この操作を繰り返して、他の権限も同様に変更できます。例えば、カメラ権限も「アプリの使用中のみ許可」にしておけば、アプリを開いているときだけカメラが使えます。なお、機種によって「アプリ使用中のみ」など表記が短縮される場合がありますが、意味は同じです。
権限マネージャーで一括変更する方法(Android 13以降)
- 設定アプリを開く
「設定」アプリを開きます。 - 「セキュリティとプライバシー」を選択する
「セキュリティとプライバシー」をタップします。機種によっては「プライバシー」のみの場合があります。 - 「権限マネージャー」をタップする
「権限マネージャー」をタップすると、権限の種類ごとに一覧が表示されます。 - 権限の種類を選ぶ
たとえば「位置情報」をタップすると、その権限を要求するすべてのアプリがリストされます。 - アプリごとに設定を変更する
各アプリの横にある現在の設定をタップし、「アプリの使用中のみ許可」に変更します。
この方法を使うと、一括で複数のアプリの権限を確認しながら変更できるので便利です。位置情報、カメラ、マイク、連絡先など、すべての権限をここから管理できます。
設定時の注意点とよくあるトラブル
アプリのバックグラウンド機能が使えなくなる
「使用中のみ許可」に変更すると、アプリがバックグラウンドで権限を必要とする機能が使えなくなります。例えば、バックグラウンドで位置情報を記録するフィットネスアプリや、自動で写真をアップロードするクラウドストレージアプリなどは、正常に動作しなくなる可能性があります。その場合は、アプリの設定画面でバックグラウンド動作をオフにするか、どうしても必要な権限だけ「常に許可」に戻してください。
「毎回確認」オプションとの使い分け
位置情報の権限では、「毎回確認」というより厳格なオプションも選べます。こちらはアプリが位置情報を使うたびに許可を求めてくる設定で、細かく制御したい場合に適しています。ただし、頻繁にダイアログが表示されるため、アプリの操作が煩雑になります。普段使いでは「使用中のみ許可」で十分であり、毎回確認はセキュリティ重視のシチュエーションに限定すると良いでしょう。
権限の自動リセットが働く場合
Androidには、アプリを長期間使わなかったときに権限を自動的に取り消す「権限の自動リセット」機能があります。この機能が有効だと、次にアプリを開いたときに再度権限の許可を求められます。もし自動リセットを防ぎたい場合は、設定→アプリ→対象アプリ→権限の自動リセットをオフに設定してください。ただし、セキュリティを考えると自動リセットはオンにしておくことをおすすめします。
メーカー独自UIで表記が異なる
GalaxyやXperiaなど、メーカー独自のUIを採用している端末では、設定項目の名称や配置が異なることがあります。たとえばGalaxyでは「アプリ使用中のみ許可」と表示されることが多く、Xperiaでは「使用中のみ許可」と短縮される場合があります。いずれも同じ機能を指しています。もし見つけにくい場合は、設定アプリ内の検索機能で「許可」などと検索してみてください。
古いバージョンのAndroidでは利用できない
「使用中のみ許可」はAndroid 10以降の一部権限で利用可能であり、すべての権限で使えるようになったのはAndroid 13からです。Android 9以前の端末ではこのオプションは表示されません。その場合は、アプリアップデートやOSのバージョンアップを検討するか、やむを得ず「許可」か「許可しない」の二択で運用してください。
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「使用中のみ許可」と「常に許可」の違い
| 項目 | 使用中のみ許可 | 常に許可 |
|---|---|---|
| 権限が有効なタイミング | アプリがフォアグラウンドで動作中のみ | アプリがバックグラウンドでも常時有効 |
| プライバシー保護 | 高い(バックグラウンドで収集されない) | 低い(いつでもアクセス可能) |
| バッテリー消費 | 少ない(必要なときだけ動作) | 多い(常に権限を監視) |
| アプリの機能制限 | バックグラウンド機能が制限される場合あり | すべての機能が使える |
| おすすめの用途 | 天気アプリ、SNS、カメラなど | ナビアプリ、バックアップアプリなど |
この表を参考に、アプリの目的に合わせて権限設定を選んでください。基本的には、バックグラウンドで権限を使う必要がないアプリは「使用中のみ許可」に設定し、本当に必要なアプリだけ「常に許可」に残すのがおすすめです。
まとめ
この記事では、アプリの権限を「使用中のみ許可」に変更する手順を解説しました。設定→アプリ→対象アプリ→権限から、位置情報やカメラ、マイクなどの権限を「アプリの使用中のみ許可」に切り替えるだけで、バックグラウンドでの不正なアクセスを防げます。また、権限マネージャーを使えば複数のアプリを一括管理でき、より効率的です。
設定後は、アプリの動作に問題がないか確認してみてください。もし不具合があれば、個別のアプリで「常に許可」に戻すか、アプリ内の設定を調整しましょう。まずは普段使わないアプリの権限から「使用中のみ許可」に変更してみると、スマートフォンのセキュリティが一段と向上します。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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