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【Android】Wi-FiのIPアドレスをDHCPから静的IPに変更する設定手順

【Android】Wi-FiのIPアドレスをDHCPから静的IPに変更する設定手順
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Wi-Fiネットワークに接続しているAndroid端末で、IPアドレスを固定したいとお考えではありませんか。サーバー運用やリモートアクセス、特定の機器との通信を安定させるには、IPアドレスを手動で設定する必要があります。本記事では、Androidの設定画面から静的IPアドレスを割り当てる方法を、ステップごとに詳しく解説します。操作は簡単で、誰でもすぐに試せます。

【要点】静的IP設定の3ステップ

  • Wi-Fiネットワークの詳細設定: 接続中のネットワークの詳細画面でIP設定を「静的」に変更します。
  • IPアドレス・サブネットマスク・ゲートウェイ・DNSの入力: ルーターのネットワーク情報に合わせて各項目を手動で入力します。
  • 設定保存後の再接続: 設定を保存すると自動的に再接続され、指定したIPが適用されます。

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静的IPアドレスが必要な場面と基本知識

Androidで静的IPアドレスを設定すると、端末が同じIPアドレスを常に使用するようになります。これは、自宅でファイルサーバーを運用する場合や、ネットワークカメラ・プリンターなどの機器と常に同じアドレスで通信したい場合に役立ちます。また、ポートフォワーディングやリモートデスクトップ接続を安定させるためにも有効です。

通常、Wi-FiネットワークではDHCPサーバーが自動的にIPアドレスを割り振ります。これを動的IPと呼びます。しかし、端末の再起動や接続のたびにアドレスが変わることがあり、それが不便なときに静的IPを手動で設定します。設定にはルーターの管理画面を開く必要はなく、Android端末側だけで完結します。

設定には、以下の4つの情報が必要です。これらはルーターのネットワーク設定に合わせて入力してください。

  • IPアドレス: 端末に割り当てたい固定のIPアドレス(例:192.168.1.100)
  • サブネットマスク: 通常は255.255.255.0
  • デフォルトゲートウェイ: ルーターのIPアドレス(例:192.168.1.1)
  • DNS: 任意のDNSサーバー(例:8.8.8.8、8.8.4.4)

Androidで静的IPを設定する手順

ここでは、Android 14(Pixel 8)の画面で説明します。他の機種でもメニュー名は若干異なる場合がありますが、基本的な流れは同じです。

Wi-Fiネットワークの詳細設定に入る

  1. 設定アプリを開く
    ホーム画面またはアプリ一覧から「設定」アイコンをタップします。
  2. ネットワークとインターネットを選択
    「ネットワークとインターネット」をタップします。
  3. Wi-Fiをタップ
    「Wi-Fi」をタップして、現在接続中のネットワーク一覧を表示します。
  4. 接続中のネットワークの歯車アイコンをタップ
    現在接続しているWi-Fiネットワークの右側にある歯車アイコン(設定)をタップします。
  5. 「詳細設定」または「IP設定」を探す
    画面を下にスクロールし、「詳細設定」または「IP設定」という項目をタップします。機種によっては「ネットワークの詳細」という名称の場合もあります。

IP設定をスタティックに変更して各項目を入力

  1. IP設定を「静的」に変更
    「IP設定」のプルダウンメニューをタップし、「静的」を選択します。
  2. IPアドレスを入力
    「IPアドレス」欄に、割り当てたい固定IPアドレスを入力します。ルーターのDHCP範囲外のアドレスを選んでください。例えば、ルーターのDHCP範囲が192.168.1.2〜192.168.1.100の場合、192.168.1.101以降を入力します。
  3. サブネットマスクを入力
    「サブネットマスク」欄に、通常は「255.255.255.0」と入力します。ルーターの設定によって異なる場合があります。
  4. デフォルトゲートウェイを入力
    「デフォルトゲートウェイ」欄に、ルーターのIPアドレスを入力します。多くの場合、192.168.1.1または192.168.0.1です。
  5. DNSを入力
    「DNS1」と「DNS2」に、使用するDNSサーバーのIPアドレスを入力します。Google Public DNS(8.8.8.8、8.8.4.4)やCloudflare(1.1.1.1、1.0.0.1)がよく使われます。
  6. 保存して接続
    画面右上の「保存」や「適用」をタップします。設定が保存されると、自動的にWi-Fiが再接続され、新しいIPアドレスが有効になります。

静的IP設定の注意点とよくあるトラブル

設定後にインターネットに接続できない

入力したIPアドレスやゲートウェイが間違っている可能性が高いです。特に、デフォルトゲートウェイをルーターのアドレスと異なる値に設定すると、インターネットに出られなくなります。正しい値は、他のデバイス(PCなど)で「ipconfig」(Windows)や「ifconfig」(Mac/Linux)を実行して確認してください。また、DHCP範囲内のIPアドレスを入力するとルーターと競合することもあるため、範囲外のアドレスを推奨します。

設定が保存されずに元に戻る

一部のAndroid機種では、OSのバグやカスタマイズにより、静的IP設定が保持されないことがあります。その場合は、Wi-Fiネットワークを削除して再接続し、設定をやり直してください。それでも改善しない場合は、ルーターの管理画面でDHCPリースの固定(MACアドレスとIPアドレスの紐付け)を設定する方法を検討します。

複数のネットワークで静的IPを使い分ける

自宅と職場など、複数のWi-Fiネットワークを利用する場合、それぞれのネットワークで静的IPを個別に設定する必要があります。Androidは接続中のネットワークごとに設定を記憶するため、設定箇所はネットワークごとに独立しています。ネットワークを切り替えるたびに、自動的にその設定が適用されます。

設定を元の動的IPに戻す方法

静的IPから動的IPに戻したい場合は、同じ手順で詳細設定を開き、「IP設定」を「DHCP」または「動的」に変更して保存します。これで自動的にIPアドレスが取得されるようになります。

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静的IPと動的IPの違い

項目 静的IP 動的IP(DHCP)
IPアドレスの変化 常に固定で変化しない 接続のたびに変わる可能性がある
設定の手間 手動で各項目を入力する必要がある 自動的に割り振られるため設定不要
使用シーン サーバー運用、ポート開放、固定アドレスが必要な機器 一般的なインターネット利用(ブラウジング、動画視聴など)
IPアドレス競合リスク 他の端末と重複しないように注意が必要 DHCPサーバーが管理するため競合は稀
トラブル時の原因特定 手動設定のため、間違えると原因が特定しやすい 自動設定のため、問題が起きても原因がわかりにくい

まとめ

本記事では、Android端末で静的IPアドレスを設定する手順を説明しました。設定自体は数分で完了し、サーバー運用やネットワーク機器との安定通信に役立ちます。ただし、誤った値を入力するとインターネットに接続できなくなるため、ルーターのネットワーク設定を事前に確認しておきましょう。設定後は、必ずブラウザでWebページが開けるかテストすることをおすすめします。静的IP設定に慣れたら、ルーターのDHCPリース固定と組み合わせてより堅牢なネットワーク環境を構築してみてください。


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この記事の監修者
✍️

超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。