Androidスマートフォンでファイル管理アプリを使うとき、「すべてのファイルへのアクセス許可」を求められることがあります。この権限を正しく設定しないと、特定のフォルダにアクセスできないなどの不便が生じます。この記事では、Android 13以降のデバイスを対象に、ストレージ権限の「すべてのファイル」設定を有効にする正確な手順を解説します。設定後は、ファイル操作アプリをフル機能で利用できるようになります。
【要点】ストレージ権限の「すべてのファイル」設定をスムーズに行うために
- 設定→アプリ→アプリを選択→権限→ファイルとメディア: この画面で「すべてのファイルへのアクセス許可」をオンにすることで、アプリが内部ストレージ全体にアクセスできるようになります。
- 設定→アプリ→特別なアクセス→ファイルとメディアへのアクセス: この専用画面からも権限を付与でき、許可済みアプリの一括管理に便利です。
- Playストアからインストールした正規アプリのみ: この権限はセキュリティリスクが高いため、信頼できるアプリにのみ許可することが重要です。
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目次
すべてのファイル権限とは
「すべてのファイルへのアクセス許可」は、Android 11以降で導入された特別なストレージ権限です。通常のストレージ権限では、アプリは自身のデータフォルダと共有ストレージの一部(写真や動画など)にしかアクセスできません。しかし、「すべてのファイル」権限を取得すると、アプリは端末内のすべてのファイルやフォルダに読み取り・書き込みが可能になります。この権限は、ファイル管理アプリ、バックアップツール、ウイルススキャンアプリなど、システム全体のファイルを操作する必要があるアプリのために用意されています。
この権限を設定するには、Androidの設定画面からアプリごとに許可する方法と、Playストアのインストール時に自動で許可を求める方法があります。ただし、Android 13以降では、アプリがこの権限を宣言していても、ユーザーが明示的に許可する必要があります。設定を誤ると、アプリが正常に動作しないことがあるため、正しい手順を理解しておきましょう。
すべてのファイル権限を設定する手順
ここでは、最も一般的な2つの設定方法を説明します。どちらの方法でも同じ権限を付与できるため、自分に合った方を選んでください。
方法1:アプリの情報画面から設定する
- 設定アプリを開く
ホーム画面またはアプリ一覧から「設定」アプリをタップします。 - アプリと通知を選択
設定メニューの中から「アプリと通知」または「アプリ」をタップします。機種によって名称が異なる場合もありますが、概ね「アプリ」で統一されています。 - 対象のアプリをタップ
「アプリ一覧」または「すべてのアプリ」から、権限を設定したいアプリ(例:ファイルマネージャーアプリ)を探してタップします。 - 権限をタップ
アプリの情報画面が開いたら、「権限」または「アプリの権限」をタップします。 - ファイルとメディアをタップ
権限一覧の中から「ファイルとメディア」または「ストレージ」をタップします。ここで「許可」または「すべてのファイルへのアクセス許可」が表示される場合と、より詳細な権限選択画面に進む場合があります。 - 「すべてのファイルへのアクセス許可」をオンにする
表示されたオプションから「すべてのファイルへのアクセス許可」を選択して「許可」をタップします。設定完了後、アプリは端末内のすべてのファイルにアクセスできるようになります。
方法2:特別なアクセス設定から一括管理する
- 設定アプリを開く
方法1と同様に、設定アプリを開きます。 - アプリと通知を選択
「アプリと通知」をタップします。 - 特別なアプリアクセスをタップ
画面下部またはメニュー内にある「特別なアプリアクセス」をタップします。機種によっては「特別なアクセス」と表示されることもあります。 - ファイルとメディアへのアクセスを選択
一覧から「ファイルとメディアへのアクセス」をタップします。この画面には、すべてのファイル権限を要求しているアプリがリスト表示されます。 - 許可するアプリのスイッチをオンにする
権限を付与したいアプリの横にあるスイッチをオンにします。スイッチをオフにすれば、いつでも権限を取り消せます。この画面から複数のアプリを一括で管理できるため、権限の見直しに便利です。
設定時の注意点とよくある誤解
権限が自動でオフになってしまう
Androidには、長期間使っていないアプリの権限を自動的にリセットする機能があります。この機能が有効だと、数ヶ月以上アプリを起動しないと「すべてのファイル」権限が解除されることがあります。解除を防ぐには、アプリを定期的に起動するか、設定の「アプリと通知」→「特別なアプリアクセス」→「未使用アプリの自動リセット」で対象アプリをオフに設定します。
権限を付与してもアプリがファイルを認識しない
権限は付与したのに、アプリが特定のフォルダを表示しない場合があります。これは、アプリがAndroidのスコープドストレージの制限に正しく対応していないことが原因です。特に古いアプリでは、すべてのファイル権限があっても一部のパスにアクセスできないことがあります。その場合はアプリのアップデートを確認するか、開発者に問い合わせてください。
セキュリティリスクを理解する
「すべてのファイル」権限は非常に強力なため、悪意のあるアプリに許可すると個人データが漏洩する危険があります。権限を付与する際は、アプリが信頼できる提供元(Google Playストアの正規アプリ)かどうかを必ず確認してください。不要になったらすぐに権限をオフにしましょう。
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他のストレージ権限との違い
| 権限の種類 | アクセス範囲 | 主なユースケース |
|---|---|---|
| すべてのファイル | 内部ストレージ全体(ルート除く) | ファイル管理アプリ、バックアップ、ウイルススキャン |
| 写真と動画のみ | メディアストアの該当カテゴリ | ギャラリーアプリ、カメラアプリ |
| 音楽とオーディオのみ | メディアストアの該当カテゴリ | 音楽プレイヤーアプリ |
この表でわかるように、「すべてのファイル」権限だけが内部ストレージ全体へのアクセスを許可します。他の権限はメディアタイプごとに制限されているため、ファイル管理アプリなどは「すべてのファイル」権限が必要です。
まとめ
ストレージ権限の「すべてのファイル」設定は、アプリの情報画面または特別なアクセス設定から簡単に変更できます。設定を正しく行うことで、ファイル管理アプリやバックアップツールを快適に使いこなせるようになります。権限を付与したら、定期的にアプリの使用状況を見直し、不要なアプリの権限はオフにしておくことをおすすめします。もし権限が自動リセットされた場合は、再度設定を確認してください。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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