【Copilot】SharePoint Onlineの準備がCopilot精度に与える影響と対処法

【Copilot】SharePoint Onlineの準備がCopilot精度に与える影響と対処法
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CopilotがSharePoint Online上の情報を参照する際、その精度はSharePointの準備状況に大きく左右されます。

SharePointのコンテンツが整理されていなかったり、アクセス権が適切に設定されていなかったりすると、Copilotは正しい情報を見つけられず、期待通りの回答を生成できません。

この記事では、SharePoint Onlineの準備不足がCopilotの精度に与える影響と、その具体的な対処法を解説します。

【要点】SharePoint Onlineの準備不足によるCopilot精度の低下とその解消法

  • SharePointサイトの整理とメタデータ付与: Copilotが情報を検索しやすくするためのコンテンツ構造化とタグ付け。
  • アクセス権限の最適化: Copilotが参照できる範囲を、ユーザーの権限に合わせて適切に制限・付与すること。
  • Copilotの参照設定確認: CopilotがどのSharePointサイトを参照するか、管理者設定を確認・調整すること。

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SharePoint Onlineの準備不足がCopilot精度に与える影響

Copilotは、Microsoft 365内のデータ、特にSharePoint Onlineに保存されているドキュメントや情報を活用して回答を生成します。しかし、SharePointのコンテンツが整理されておらず、検索性が低い状態では、Copilotは必要な情報にたどり着けません。

具体的には、ファイル名が不明瞭であったり、ドキュメント内に検索キーワードが含まれていなかったり、情報がサイロ化されていたりすると、Copilotは関連性の低い情報しか見つけられません。

また、アクセス権限の設定が不適切だと、Copilotは本来参照すべき情報にアクセスできず、回答が不十分になったり、誤った情報に基づいた回答を生成したりする可能性があります。

Copilot精度向上のためのSharePoint Online準備手順

  1. SharePointサイトの整理と構造化
    サイトの目的ごとにドキュメントライブラリを明確に分け、ファイルは論理的なフォルダ構造で管理します。ファイル名も内容が推測できるような命名規則を適用します。
  2. メタデータ(列)の活用
    ドキュメントライブラリに、ファイルの種類、作成日、担当者、プロジェクト名などのメタデータ列を追加します。これにより、Copilotはより詳細な情報に基づいてファイルを絞り込めます。
  3. コンテンツのタグ付けとキーワード最適化
    ドキュメントの本文中に、Copilotが検索しやすくなるような関連キーワードを適切に含めます。ドキュメントの概要や要約をメタデータとして追加することも有効です。
  4. アクセス権限の管理と最適化
    SharePointのアクセス権限を、ユーザーの役割や所属部署に応じて適切に設定します。Copilotが参照する情報は、ユーザーがアクセスできる範囲に限定されるため、権限設定の正確性が重要です。
  5. 不要な情報の削除とアーカイブ
    古い情報や不要なドキュメントは定期的に削除またはアーカイブし、SharePoint内の情報鮮度を保ちます。

Copilotの参照設定と管理者の役割

Copilotが参照するSharePointサイトの範囲設定

Microsoft 365管理センターでは、CopilotがどのSharePointサイトやTeamsサイトを参照できるかを管理者が設定できます。デフォルトでは、ユーザーがアクセス権を持つすべてのサイトが対象となります。

しかし、特定の機密情報が含まれるサイトや、Copilotによる参照を意図しないサイトがある場合は、管理者がCopilotの参照範囲から除外するように設定できます。

管理者によるCopilot参照設定の確認手順

  1. Microsoft 365 管理センターへサインイン
    管理者権限を持つアカウントでMicrosoft 365 管理センターにアクセスします。
  2. Copilot設定へのアクセス
    左側のナビゲーションメニューから「設定」>「統合」>「Microsoft Copilot」を選択します。
  3. データソースの確認
    Copilotがデータを取得するソースの設定を確認します。SharePoint OnlineやOneDrive for Businessが含まれていることを確認します。
  4. 参照除外サイトの設定(必要な場合)
    特定のSharePointサイトをCopilotの参照対象から外したい場合は、「参照をブロックするサイト」などの設定項目で該当サイトのURLを追加します。

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Copilot精度低下のよくある原因と対処法

ファイル名が不明瞭でCopilotが特定できない

原因: ファイル名が「文書1.docx」や「最終版.pdf」のように、内容を推測できないものになっている。

対処法: ファイル名を具体的に変更する。例:「2024年度_事業計画_最終版.pptx」のように、年度、内容、バージョン情報を含める。

ドキュメント内に必要な情報が含まれていない

原因: Copilotが検索するキーワードがドキュメント本文になく、Copilotが関連性を判断できない。

対処法: ドキュメントの冒頭や結論部分に、検索されやすいキーワードを含んだ要約を記載する。メタデータとして関連キーワードを追加する。

アクセス権限がなくCopilotが情報にアクセスできない

原因: Copilotを利用するユーザーが、参照すべきSharePoint上のドキュメントにアクセス権を持っていない。

対処法: SharePointサイトのアクセス権限設定を見直し、Copilotを利用するユーザーに必要な閲覧権限を付与する。ただし、機密情報へのアクセス権付与は慎重に行う。

Copilotが古い情報を参照してしまう

原因: SharePoint上に最新版ではない古いドキュメントが残存しており、Copilotがそれを参照してしまう。

対処法: 定期的にSharePoint内のドキュメントをレビューし、不要な古いバージョンやファイルは削除・アーカイブする。最新版のドキュメントには、その旨を示すメタデータやファイル名を使用する。

Copilot ProとMicrosoft 365 CopilotのSharePoint連携の違い

項目 Copilot Pro Microsoft 365 Copilot
SharePoint連携の範囲 主に個人がOneDriveに保存したファイルや、Webブラウザ上の情報が中心。SharePointサイト内のドキュメントへの直接的な高度な連携は限定的。 SharePoint Online、Teams、Outlookなど、Microsoft 365サービス全体と深く連携。組織内のドキュメントや情報を広範囲に参照・活用できる。
法人利用の前提 個人向けのサブスクリプション。法人利用には別途Microsoft 365 Business Standard/Premiumなどのライセンスが必要。 Microsoft 365 E3/E5、Business PremiumなどのライセンスにCopilotアドオンを追加して利用。組織単位での導入が前提。
情報検索の精度と深さ 個人がアクセスできる範囲の情報に限定されるため、検索精度は個人のデータ管理状況に依存。 組織全体のSharePointコンテンツをインデックス化し、高度な検索アルゴリズムにより、より網羅的で精度の高い情報を提供。

Copilot Proは個人利用に最適化されており、SharePointの組織的な活用においてはMicrosoft 365 Copilotがより強力な機能を発揮します。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。