【Googleスプレッドシート】ドーナツグラフと円グラフの違い!見た目と用途の使い分け

【Googleスプレッドシート】ドーナツグラフと円グラフの違い!見た目と用途の使い分け
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データの可視化において、割合を表現するグラフとして円グラフとドーナツグラフはよく使われます。一見すると似ている両者ですが、見た目だけでなくデータの読み取りやすさや用途に明確な違いがあります。この記事では、Googleスプレッドシートでこれらのグラフを作成する際に、どのような基準で使い分ければよいのかを詳しく解説します。

どちらのグラフが適切か迷った経験はありませんか?この記事を最後まで読めば、グラフの特徴を理解し、データに最適な表現方法を選べるようになります。

【要点】ドーナツグラフと円グラフは中心の有無で情報量と見た目が変わる

  • 中心のくり抜き: ドーナツグラフは中心が空いているため、そのスペースに追加情報(合計値やラベル)を表示できます。
  • データの視認性: 円グラフは各セクターが中央から放射状に伸びるため、比率の比較に適しています。ドーナツグラフは中心がない分、全体の割合よりも各項目の大小に注目しやすいです。
  • 使い分けの基準: 複数のデータ系列を重ねたい場合や、中心に情報を入れたい場合はドーナツグラフ、単純な内訳を示す場合は円グラフを選びます。

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ドーナツグラフと円グラフの構造的な違い

まず、基本的な構造の違いを確認します。円グラフは円全体の面積を100%として、各項目の比率を扇形で分割します。一方、ドーナツグラフは中心がくり抜かれてリング状になっているため、各項目の弧の長さと太さで比率を表現します。この中心の有無が、見た目の印象とデータの読み取りやすさに大きな影響を与えます。

円グラフは扇形の角度で直接割合を視覚化するため、直感的に全体と部分の関係を把握しやすいです。特に、一番大きな項目と二番目の項目の差が一目でわかります。一方、ドーナツグラフでは扇形の代わりに円弧の長さと太さで表現するため、項目同士の大小比較はしやすいですが、全体に対する正確な割合は角度に比べて読み取りにくいという特徴があります。

また、ドーナツグラフは中心の空きスペースを活用できる点が大きなメリットです。例えば、総合計値を中央に表示したり、グラフのタイトルを配置したり、凡例を内側に収めたりすることができます。これにより、グラフ単体でより多くの情報を伝えられるようになります。

Googleスプレッドシートでの作成手順

ここでは、実際にGoogleスプレッドシートでドーナツグラフと円グラフを作成する方法を解説します。どちらも基本操作は同じです。

データの準備

まず、グラフにしたいデータを用意します。例えば、A列に項目名、B列に数値を入力します。合計行は不要です。データ範囲を選択したら、メニューの「挿入」から「グラフ」を選びます。

グラフの種類を変更する

  1. グラフを選択して編集パネルを開く
    作成されたグラフをクリックすると、右側にグラフエディタが表示されます。
  2. 「セットアップ」タブでグラフの種類を変更
    「グラフの種類」プルダウンから「円グラフ」または「ドーナツグラフ」を選びます。ドーナツグラフは「ドーナツグラフ」という名前でリストに含まれています。
  3. カスタマイズして完成
    「カスタマイズ」タブで色やラベル、中心のテキストなどを調整します。

ドーナツグラフの場合、中心にテキストを追加するには、「カスタマイズ」タブの「ドーナツグラフ」セクションで「穴のサイズ」を調整したり、「中央のテキスト」をオンにして表示する文字列を設定します。

実践的な使い分けの例

例えば、売上データの内訳を報告する場合、単年度の製品カテゴリ別シェアを示すには円グラフが適しています。一方、複数年にわたるカテゴリ別の推移を一つのグラフで見せたい場合は、年ごとのリングを重ねたドーナツグラフが効果的です。中心に全体の平均成長率を表示すれば、さらに情報が充実します。

また、ダッシュボードで使用する際は、ドーナツグラフの中央に目標達成率やKPI値を表示することで、一目で状況が把握できるようになります。円グラフは単体で使うよりも、他のグラフと組み合わせて補足的に用いると良いでしょう。

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使い分けでよくある誤解と注意点

ドーナツグラフは複数系列を重ねられるが視認性に注意

ドーナツグラフの利点の一つに、複数のデータ系列を同心円状に重ねられることがあります。しかし、系列数が多くなると内側のリングほど弧が短くなり、判別が難しくなります。3系列以上を重ねる場合は、色や透明度を工夫するか、別のグラフ(集合棒グラフなど)を検討したほうがよいでしょう。

円グラフは項目数が多すぎると見づらい

円グラフでは、項目数が5〜6を超えると扇形が細かくなり、比率の比較が困難になります。そのような場合は、小さい項目を「その他」にまとめるか、ドーナツグラフにして中央に合計を表示する方法も有効です。

グラフの印象操作に注意

ドーナツグラフは中心の穴があるため、各項目の弧の長さが角度よりも目立ち、実際の比率以上に差が大きく見えることがあります。データを公正に伝えたい場合は、円グラフのほうが客観的です。プレゼンテーションの目的に応じて選択しましょう。

ドーナツグラフと円グラフの比較表

項目 円グラフ ドーナツグラフ
見た目 完全な円(扇形) 中央がくり抜かれたリング状
情報表示 扇の角度で比率を表現 弧の長さと太さで比率を表現
中心スペース 使えない(凡例やラベルは外側) 使える(合計値、タイトルなど)
複数系列 一つの系列のみ 同心円で複数系列を重ねられる
データ視認性 全体と部分の関係が直感的 各項目の大小比較に優れる
推奨用途 単純な内訳、割合の強調 複数カテゴリの比較、中心に情報を付加したい場合

グラフのカスタマイズで差をつける

グラフの印象は色やラベル設定で大きく変わります。Googleスプレッドシートでは、グラフエディタの「カスタマイズ」タブで細かな調整が可能です。円グラフでは各スライスの色をデータの内容に合わせて変更し、重要項目を目立たせることもできます。ドーナツグラフでは、リング間に余白を設定して見やすくしたり、中央テキストのフォントサイズや色を調整して強調したりできます。

また、凡例の位置も重要です。円グラフでは凡例を右や下に配置するのが一般的ですが、ドーナツグラフでは中央テキストと被らないように、外側またはグラフ下部に配置することをおすすめします。

データ準備のポイント

グラフを作成する前に、データを適切に整形しておくことが重要です。項目名と数値の列は必ず1行目を見出しにし、数値データに空白セルや文字列が混ざっていないか確認します。特にドーナツグラフで複数系列を扱う場合、各系列のデータが同じ行に揃っている必要があります。また、負の値やゼロが含まれるとグラフが正しく表示されないため、必要に応じて前処理を行いましょう。

まとめ

この記事では、Googleスプレッドシートにおけるドーナツグラフと円グラフの違いと使い分けについて解説しました。円グラフは単一の内訳を直感的に見せるのに適しており、ドーナツグラフは中心スペースの活用や複数系列の表現に強みがあります。データの特性や伝えたいメッセージに合わせて適切なグラフを選びましょう。実際にスプレッドシートで両方のグラフを作成し、見た目の違いを体感してみてください。


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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。