ここでは自分のメールアドレス宛にイオンカードを名乗る「【最終警告】イオンカード からの緊急のご連絡」と題したメールが「no-reply@amazon.co.jp」から届いた際の対処法を紹介します。
「【最終警告】イオンカード からの緊急のご連絡」はイオンのドメインを偽装した「userid@aeon.co.jp」などのアドレスから送信が確認されています。
目次
「【最終警告】イオンカード からの緊急のご連絡」の文面
【イオンカード】利用いただき、ありがとうございます。
このたび、ご本人様のご利用かどうかを確認させていただきたいお取引がありましたので、誠に勝手ながら、カードのご利用を一部制限させていただき、ご連絡させていただきました。
つきましては、以下へアクセスの上、カードのご利用確認にご協力をお願い致します。
お客様にはご迷惑、ご心配をお掛けし、誠に申し訳ございません。
何卒ご理解いただきたくお願い申しあげます。
ご回答をいただけない場合、カードのご利用制限が継続されることもございますので、予めご了承下さい。
■ご利用確認はこちら
ご不便とご心配をおかけしまして誠に申し訳ございませんが、
何とぞご理解賜りたくお願い申しあげます。
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■発行者■
イオンカード
東京都中野区中野4-3-2
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© AEON CREDIT SERVICE CO., Ltd.
無断転載および再配布を禁じます。
実際の画面
「【最終警告】イオンカード からの緊急のご連絡」の対処法
このメールが届いた場合でも、絶対にログインボタンを押してはいけません。無視の上、廃棄してください。
このメールの危険性
このメールは、住所、氏名、誕生日、クレジットカード情報などを入力させることにより、詐欺グループが「不正引き出し」を行うためのデータ収集目的で送信されています。
イオンカードおよびイオン株式会社からのメールに偽装し、カードの利用を制限したと虚偽の説明をすることで、ユーザーの恐怖心を煽り、個人情報を入手するフィッシング詐欺の手口が使われています。
仮に「本物のイオンカードだったらどうしよう」と心配になったとしても、データの入力と同様、問い合わせも絶対にしてはいけません。詐欺グループに「いいカモ」と認識され、さらなるリスクにさらされる可能性が高まります。
フィッシングメールだと見抜くポイント
「【最終警告】イオンカード からの緊急のご連絡」がフィッシングメールであると見抜くポイントを解説します。
冒頭の「【イオンカード】利用いただき、ありがとうございます」からフィッシングメールの可能性を見出すことができます。本物のイオンカードからのメールであれば、宛名として利用者の名前を記載する上、「【イオンカード】利用いただき」といったいびつな日本語は使用しません。
リンク先にアクセスした場合
リンクをクリックするとイオンカード公式サイトを偽装したサイトが表示されます。
偽サイトの画面
このメールについて警察に相談する場合
各都道府県の警察本部で相談窓口を設けています。もしデータを入力してしまった場合は速やかに警察に相談する必要があります。
「【最終警告】イオンカード からの緊急のご連絡」についての結論
「【最終警告】イオンカード からの緊急のご連絡」は典型的なフィッシングメールです。絶対にデータを入力せず、廃棄しましょう。