Google Driveにフォルダをドラッグ&ドロップでアップロードしたところ、一部のファイルだけが欠けてしまった経験はありませんか。会社の共有ドライブや個人の作業フォルダでこの現象が起きると、必要な書類が揃わず作業が止まってしまう恐れがあります。本記事では、アップロード時にファイルが抜ける原因を体系的に切り分け、適切な対応手順を紹介します。特に、PCの操作環境やファイルの特性に起因する問題が多いため、端末側の設定やファイル名のルール、ブラウザの制限を確認することが重要です。ここで紹介する確認手順を実践すれば、再発防止策も含めてスムーズに解決できるでしょう。
【要点】この記事で確認すること
- 最初に見る場所: アップロード後のGoogle Driveの「アクティビティ」画面や「ゴミ箱」を確認します。また、アップロード中のエラーメッセージがないかも重要です。
- 切り分けの軸: 端末側の問題(ブラウザのキャッシュ、拡張機能、OSのファイル数制限)か、ファイル自体の問題(文字コード、特殊文字、パス長)か、アカウントの権限やストレージ容量かを順に検証します。
- 注意点: 会社PCではブラウザの設定や拡張機能を勝手に変更できない場合があります。また、Google Workspaceの管理者がアップロード制限をかけている可能性もあるため、必要に応じて管理者に問い合わせてください。
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目次
フォルダごとアップロードでファイルが抜ける主な原因
フォルダごとアップロードした際に一部のファイルが欠ける原因は、大きく分けて4つのカテゴリに分類できます。それぞれの特徴を把握することで、問題の切り分けが容易になります。
| 原因カテゴリ | 代表的な事例 | 対処の方向性 |
|---|---|---|
| ファイル名の制限 | 日本語の機種依存文字(①、②、℡など)や制御文字を含むファイルがアップロードされない | ファイル名をASCII文字のみに変更する |
| ファイルパス長の超過 | Windowsのパス上限260文字を超えるファイルがあるとエラーになる | フォルダ階層を浅くする、短い名前に変更する |
| ブラウザや拡張機能の影響 | 広告ブロック拡張がアップロード処理を妨害する | シークレットモードや別ブラウザで試す |
| アカウント・ストレージ制限 | ストレージ残量不足、1日のアップロード上限超過 | ストレージを確認し、不要ファイルを削除する |
最初に確認すべき3つのポイント
トラブルシューティングの第一歩として、以下の3点をすぐに確認してください。これだけで問題が解決するケースも少なくありません。
1. アップロード後のアクティビティをチェックする
Google Driveのアクティビティ画面では、最近の操作履歴が確認できます。アップロード中にエラーが発生した場合、ここに「アップロードできませんでした」などのログが残ることがあります。また、ゴミ箱に誤って移動されたファイルがないかも確認しましょう。
2. アップロード中のエラーダイアログを見落としていないか
ブラウザでのアップロード中、画面右下に小さなポップアップでエラーが表示されることがあります。特にファイル数が多い場合は見逃しやすいため、アップロード完了後もポップアップが消えるまで注意して観察してください。
3. 対象フォルダのファイル数を確認する
アップロード元のフォルダに何ファイルあり、アップロード後にGoogle Drive上に何ファイルあるかを比較します。エクスプローラのプロパティでファイル数を確認し、Google Driveのフォルダプロパティ(右クリック→詳細)でもファイル数を表示できます。数が合わない場合、問題が確実に発生しています。
ステップ別・詳細な確認手順
以下の手順を順番に実施することで、原因を特定しやすくなります。環境によっては一部の手順が不要な場合もあります。
- ブラウザのシークレットモードでアップロードを試す
シークレットモード(プライベートブラウジング)では拡張機能が無効化されるため、拡張機能が原因かどうかを切り分けられます。ChromeならCtrl+Shift+N、EdgeならCtrl+Shift+Pで起動します。 - 別のブラウザでアップロードを試す
Chrome、Firefox、Edgeなど、複数のブラウザで同じ操作を行い、現象が再現するか確認します。特定のブラウザでのみ発生する場合、ブラウザ依存の問題と判断できます。 - ファイル名に特殊文字が含まれていないか確認する
以下のような文字がファイル名に含まれていると、Google Driveがアップロードを拒否することがあります。フォルダ内のファイル名をリストアップし、該当するものがないか確認します。
・機種依存文字(①、②、㈱、⑪など)
・制御文字(改行、タブなど)
・Windowsで使用禁止の文字(\ / : * ? ” < > |)
・先頭や末尾のスペース - ファイルパスの長さを確認する
Windowsではファイルのフルパス(ドライブ文字からファイル名まで)が260文字を超えるとエラーになることがあります。特に深いフォルダ階層がある場合に発生しやすいです。フォルダ構造を簡略化して再度アップロードしてみます。 - Google Driveのストレージ容量と1日の上限を確認する
設定→ストレージから現在の使用量を確認します。無料アカウントでは15GB、Google Workspaceでは組織ごとに割り当てがあります。また、1日のアップロード上限(通常は750GB/日)を超えていないかも確認します。超えている場合は翌日まで待つ必要があります。 - 管理者によるポリシー制限がないか確認する
会社のGoogle Workspaceアカウントの場合、管理者がファイルサイズやファイルタイプの制限を設定している可能性があります。管理者に問い合わせる前に、ご自身のアカウントで個人のGoogle Driveにアップロードできるか試すと切り分けができます。 - バックグラウンド同期やデスクトップアプリの影響を確認する
Google Drive for Desktopを使用している場合、同期の競合でアップロードが一部スキップされることがあります。一度デスクトップアプリを終了し、ブラウザからのアップロードのみで試してください。
失敗パターンと具体的な対処例
実際によくある失敗パターンを3つ紹介します。同様の症状にお悩みの方は参考にしてください。
パターン1: ファイル名に機種依存文字が含まれていた
あるユーザーが「第①期売上報告.xlsx」というファイルを含むフォルダをアップロードしたところ、そのファイルだけがアップロードされませんでした。「①」は機種依存文字であり、Google Driveでは正しく扱えない場合があります。「第1期売上報告.xlsx」のように書き換えたところ、問題なくアップロードできました。
パターン2: 拡張機能「uBlock Origin」がアップロードをブロック
広告ブロック拡張機能がGoogle Driveのスクリプトを誤ってブロックし、一部のファイルがアップロードされない事象が報告されています。シークレットモードでアップロードしたところ全ファイルが正常にアップロードされたため、拡張機能を一時的に無効にして解決しました。
パターン3: フォルダ全体のファイル数が多すぎてタイムアウト
1回のアップロードで数千ファイルを一気にアップロードしようとすると、ブラウザのメモリ不足やタイムアウトが発生し、途中で止まってしまうことがあります。この場合は、ファイルを数百個ずつに分割してアップロードすることで回避できました。
管理者に確認すべき項目
会社のGoogle Workspace管理者には、以下の点を確認すると問題解決がスムーズです。管理者に問い合わせる前に、自分で試せる範囲のチェックは済ませておきましょう。
- ファイルアップロードサイズ制限: 管理コンソールで1ファイルあたりの最大サイズ(デフォルトは5TB)や1日あたりの合計制限が設定されていないか。
- 許可するファイルタイプ: 特定の拡張子(例:.exe,.zip)がブロックされていないか。
- 共有ドライブの権限: アップロード先の共有ドライブに対して、閲覧権限のみしか付与されていない可能性。
- DLP(データ損失防止)ルール: 機密情報を含むファイルが自動的にブロックされる設定になっていないか。
よくある質問(FAQ)
読者の方から寄せられることの多い質問をまとめました。
Q1. アップロード中に「このファイルはアップロードできません」というエラーが出ます。どうすればいいですか?
A. そのファイルだけが何らかの制限に引っかかっている可能性が高いです。ファイル名に特殊文字がないか確認し、可能であれば名前を変えて再試行してください。管理者に相談するのも手です。
Q2. フォルダごとアップロードできるファイル数に上限はありますか?
A. 明確な上限は公開されていませんが、一度に10,000ファイル以上をアップロードしようとすると不安定になることが知られています。数百ファイルずつに分けてアップロードすることをお勧めします。
Q3. アップロードが途中で止まり、進捗バーが動かなくなりました。どうすればいいですか?
A. ブラウザのタブをリロードするか、一旦アップロードをキャンセルして再度試してください。ファイル数が多い場合は分割アップロードを検討します。
Q4. 会社PCではブラウザの設定変更が禁止されています。代替手段はありますか?
A. Google Drive for Desktop(バックアップと同期)を使用する方法があります。管理者がアプリのインストールを許可しているか確認し、利用可能であればそちらからフォルダ同期を試してください。
まとめ
Google Driveへのフォルダごとアップロードでファイルが一部抜ける原因は多岐にわたりますが、ブラウザの拡張機能やファイル名の文字制限が原因であるケースが多く見られます。最初にアクティビティログとゴミ箱を確認し、シークレットモードや別ブラウザで再試行することで原因を切り分けられます。それでも解決しない場合は、ファイル名やパス長、ストレージ容量を精査し、必要に応じて管理者に確認を依頼しましょう。本記事の手順を実践すれば、ほとんどのケースで問題が解決し、再発防止策も立てられるはずです。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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