シートの見た目が太字や色、罫線でごちゃごちゃして、どこに何が書いてあるかわかりにくくなった経験はありませんか。一つひとつ書式を解除するのは手間がかかりますが、Googleスプレッドシートには書式をまとめてクリアする機能が用意されています。この記事では、セルの書式を一括して削除する方法を、メニュー操作とショートカットキーの両方で解説します。また、特定の書式だけを残す応用テクニックも紹介します。
【要点】書式を一括クリアするには3つの方法があります
- メニュー「表示形式」→「書式をクリア」: 選択範囲の太字・色・罫線・背景色などすべての書式を一度に削除します。
- ショートカットキー Ctrl+\(バックスラッシュ): キーボードだけで素早く書式をクリアできます。MacではCmd+\です。
- 条件付き書式のルールを削除: セルに適用されている条件付き書式も、一括でクリアしたい場合は別途ルールを削除します。
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目次
書式を一括クリアすると何が変わるのか
書式を一括クリアすると、セルのフォントの太字・斜体・色・サイズ、背景色、罫線、文字揃え、数値の表示形式などがすべて初期状態に戻ります。セルの値(数字や文字)はそのまま残るので、内容は一切失われません。この機能を使えば、複数のシートを統一した見た目に整えたり、テンプレートを作成するときに不要な書式を一掃できます。また、他の人が編集したシートの書式が崩れた場合も、一度クリアしてから再設定することで、すっきりと整理できます。
書式をクリアする操作は非常にシンプルで、初心者の方でも迷わず実行できます。ただし、条件付き書式は「書式をクリア」では解除されない点だけ注意が必要です。条件付き書式は別の方法で削除します。
書式を一括クリアする具体的な手順
ここでは、最も基本的な「メニューからクリアする方法」と「ショートカットキーを使う方法」の2つを説明します。どちらも選択範囲に対して実行します。
メニューを使って書式をクリアする
- クリアしたいセルを選択する
シート上で書式を削除したいセルやセル範囲をクリックして選択します。複数の離れたセルを選ぶときはCtrlキーを押しながらクリックしてください。 - メニューバーから「表示形式」を開く
画面上部のメニューから「表示形式」をクリックします。ドロップダウンメニューが表示されます。 - 「書式をクリア」を選択する
メニューの一番下にある「書式をクリア」をクリックします。選択したセルから書式がすべて削除され、標準の書式に戻ります。
ショートカットキーで一瞬でクリアする
キーボード操作を好む方にはショートカットキーが便利です。Windowsの場合は「Ctrl + \(バックスラッシュ)」、Macの場合は「Cmd + \」を押します。このキーを押すだけで、選択範囲の書式が瞬時にクリアされます。メニューを開く手間が省けるので、頻繁に書式をクリアする場面では大いに役立ちます。
注意点として、日本語キーボードではバックスラッシュ(\)が「ろ」キーに割り当てられている場合があります。その場合は「Ctrl + ろ」で同じ操作ができます。英語キーボードをお使いの方は、バックスラッシュキーをそのまま押してください。
書式をクリアするときの注意点とよくある失敗
書式を一括クリアする操作は直感的で簡単ですが、いくつか気をつけるポイントがあります。ここでは、よくある疑問やトラブルをまとめました。
条件付き書式はクリアされない
「書式をクリア」はセルに直接設定された書式(手動でつけた太字や色など)だけを削除します。条件付き書式で動的に適用されている書式はそのまま残ります。条件付き書式をまとめて削除したい場合は、メニューの「表示形式」→「条件付き書式」を開き、右側のルール一覧から削除したいルールを選択して、ゴミ箱アイコンをクリックします。すべての条件付き書式を一度に消したい場合は、ルールを一つずつ削除するか、シート全体をコピーして新しいシートに値のみ貼り付ける方法もあります。
数値の表示形式もリセットされる
「書式をクリア」を実行すると、数値の表示形式(日付、通貨、パーセントなど)も初期の「自動」に戻ります。たとえば、日付として表示されていたセルが、シリアル値(数値)に変わってしまいます。その場合は、再度表示形式を設定し直してください。数値の表示形式を保持したまま書式だけをクリアする方法はありません。どうしても表示形式を残したい場合は、該当セルをコピーして別の場所に値のみ貼り付け、その後元のセルをクリアするなどの工夫が必要です。
結合セルの結合は解除されない
「書式をクリア」では、セルの結合状態は解除されません。結合を解除したい場合は、メニューの「表示形式」→「セルの結合」から「結合を解除」を選択するか、ショートカットキー(デフォルトでは割り当てなし)を使って解除します。結合セルの書式をクリアしたいときは、先に結合を解除してからクリアするか、あるいは結合を維持したままクリアしても問題ありません。
クリア後に元に戻せない
書式をクリアした操作は、Ctrl+Z(元に戻す)で直前の状態に戻せます。ただし、クリア後に他の操作をしてしまうと戻せなくなる可能性があります。重要な書式が適用されたシートを扱うときは、念のためシートのコピーを作成してからクリア操作を行うことをおすすめします。シート名を右クリックして「コピー」を選べば、同じスプレッドシート内に複製を作成できます。
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書式クリアの各方法を比較
| 方法 | 操作 | スピード | 条件付き書式への対応 |
|---|---|---|---|
| メニューからのクリア | 表示形式→書式をクリア | やや遅い(クリック数が多い) | 非対応(別途削除が必要) |
| ショートカットキー | Ctrl+\(Windows)/Cmd+\(Mac) | 最速 | 非対応(別途削除が必要) |
| 条件付き書式ルールの削除 | 表示形式→条件付き書式→ルールを削除 | 中程度 | 対応(条件付き書式のみ削除) |
| 値のみ貼り付け | コピー→編集→値のみ貼り付け | 遅い(コピーと貼り付けが必要) | 対応(すべての書式が除去される) |
上記の表のとおり、一番簡単なのはショートカットキーを使う方法です。ただし、条件付き書式も合わせて削除したい場合は、別途ルールを削除するか、値のみ貼り付けの手法を検討してください。
まとめ
Googleスプレッドシートでは、メニューから「表示形式」→「書式をクリア」を選ぶか、ショートカットキー(Ctrl+\)を使うことで、セルの書式を一括で削除できます。この操作で、太字や色、罫線、背景色などがすべて初期状態に戻り、シートの見た目をリセットできます。条件付き書式は別途削除が必要な点に注意しましょう。次にシートの見た目を整えたいときは、まず書式をクリアしてから、必要な書式だけを改めて設定すると、統一感のあるシートが素早く作れます。ぜひこの方法を覚えて、スプレッドシートの整理に役立ててください。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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