新しいOutlookへの移行を進める中で、これまで使っていた便利なアドインが利用できず困っていませんか。旧Outlookで登録していたアドインが、新しいOutlookに自動で引き継がれないケースがあります。この記事では、新しいOutlookに旧アドインを引き継ぐための、具体的な登録手順を解説します。スムーズな移行のために、ぜひご確認ください。
【要点】新しいOutlookへの旧アドイン登録手順
- アドインの再インストール: 新しいOutlookで利用可能なアドインを、Microsoft AppSourceから再検索しインストールします。
- Web版Outlookでの確認: Web版Outlookでアドインが正しく動作するか確認し、問題があれば再設定を行います。
- 互換性の確認: 旧アドインが新しいOutlookに対応しているか、開発元の情報を確認します。
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目次
新しいOutlookで旧アドインが使えなくなる背景
Microsoftは、Outlookのデスクトップアプリケーションにおいて、長らく「COMアドイン」と呼ばれる仕組みを採用してきました。しかし、よりモダンで高速なエクスペリエンスを提供するため、新しいOutlookでは「Webアドイン」という、Web技術を基盤とした新しいアドインモデルへと移行しています。このアーキテクチャの変更により、旧来のCOMアドインはそのままでは新しいOutlookで動作しなくなりました。そのため、旧Outlookで利用していたアドインを新しいOutlookで使いたい場合は、それらが新しいWebアドインとして提供されているかを確認し、改めてインストールする必要があるのです。
新しいOutlookでアドインを登録する手順
新しいOutlookで旧アドインを利用するには、まずそのアドインが新しいOutlookに対応しているかを確認する必要があります。多くの開発者は、旧アドインの機能を新しいOutlook向けに再開発・提供しています。対応している場合は、Microsoft AppSourceから検索してインストールするのが一般的です。ここでは、その具体的な手順を解説します。
- Outlookを開く
新しいOutlookデスクトップアプリケーションまたはWeb版Outlookを開きます。 - アドインの追加メニューを表示する
Outlookの画面上部にある「ホーム」タブ(または「設定」メニュー)から、「アドインを取得」または「アドイン」の項目を探してクリックします。新しいOutlookでは、リボンの右端に「アドインを取得」ボタンがある場合が多いです。 - Microsoft AppSourceで検索する
表示された「アドイン」ウィンドウまたは「Microsoft AppSource」ページで、利用したいアドインの名前を検索ボックスに入力します。例えば、以前使っていた「Salesforce」や「Evernote」などのアドイン名で検索してみてください。 - アドインを選択し追加する
検索結果から、目的のアドインを見つけたら、そのアドインをクリックします。アドインの詳細ページが表示されるので、「追加」または「入手する」ボタンをクリックします。 - 利用規約に同意する
アドインのインストールには、利用規約への同意が必要な場合があります。内容を確認し、同意する場合は「続行」などのボタンをクリックします。 - インストール完了を確認する
インストールが完了すると、「追加しました」といったメッセージが表示されます。これで、新しいOutlookでそのアドインが利用可能になります。
新しいOutlookでのアドイン利用に関する注意点
新しいOutlookでアドインを利用する際には、いくつか注意すべき点があります。これらの点を確認しておくことで、スムーズな利用と予期せぬトラブルの回避につながります。
旧アドインが新しいOutlookに対応していない場合
利用したい旧アドインが、新しいOutlookに対応したWebアドインとして提供されていない場合があります。この場合、以下の対応が考えられます。
開発元の公式発表を確認する
アドインの開発元(ベンダー)のウェブサイトやサポート情報を確認してください。新しいOutlookへの対応予定や、代替となる機能・製品に関する情報が掲載されていることがあります。まだ対応していない場合でも、将来的に対応する可能性もあります。
代替アドインを探す
Microsoft AppSourceには、日々新しいアドインが追加されています。利用したい機能を持つ、別の開発元のWebアドインがないか探してみてください。検索機能やカテゴリをうまく活用すると、目的に合ったアドインを見つけやすくなります。
Web版Outlookでの動作を確認する
新しいOutlookのデスクトップアプリケーションでアドインがうまく動作しない場合でも、Web版Outlook(Outlook on the web)では正常に動作することがあります。まずはWeb版Outlookでアドインの追加と動作確認を行ってみてください。Web版で問題なく動作する場合、デスクトップアプリ側の設定や環境に原因がある可能性が考えられます。
アドインが正しく動作しない場合のトラブルシューティング
アドインをインストールしたにも関わらず、期待通りに動作しない場合があります。そのような場合に試せる基本的なトラブルシューティング手順を以下に示します。
アドインの再起動
アドインが一時的な不具合を起こしている可能性もあります。Outlookを一度完全に終了し、再度起動してみてください。それでも改善しない場合は、アドイン自体を無効化してから再度有効化してみるのも有効です。
Outlookの更新
お使いの新しいOutlookアプリケーションが最新の状態でない場合、アドインとの互換性に問題が生じることがあります。Outlookの更新プログラムを確認し、最新の状態にアップデートしてください。通常、「ファイル」メニューから「Officeアカウント」を選択し、「更新オプション」→「今すぐ更新」で確認できます。
キャッシュのクリア(Web版Outlookの場合)
Web版Outlookでアドインが動作しない場合、ブラウザのキャッシュやCookieが原因となっていることがあります。お使いのブラウザの設定から、キャッシュやCookieをクリアしてから再度アクセスしてみてください。具体的な手順はブラウザによって異なりますが、「設定」→「プライバシーとセキュリティ」などの項目から見つけられます。
管理者への相談
組織のIT管理者によっては、利用できるアドインが制限されている場合があります。また、組織のポリシーによって特定のアドインのインストールが許可されていないこともあります。これらの場合は、IT管理者に相談して、アドインの利用可否やインストール方法について確認してください。管理者権限が必要な設定変更がある可能性もあります。
新しいTeamsと旧Teamsのアドインの違い
新しいOutlookと旧Outlookのアドインモデルの違いについて説明しましたが、これはMicrosoft Teamsにも同様の傾向が見られます。新しいTeams (v2) では、従来のTeamsで利用できていた一部のアドインやアプリが、そのままでは利用できなくなっています。新しいTeamsでは、よりモダンなWeb技術に基づいたアプリモデルが採用されており、開発者は新しいTeams向けにアプリを再開発する必要があります。したがって、Teamsでも同様に、旧来のアプリが新しいTeamsで使えなくなった場合は、新しいTeamsに対応したアプリをMicrosoft Teamsストアから探し、再インストールする手順となります。Outlookと同様に、開発元が新しいプラットフォームに対応しているかどうかが鍵となります。
Mac版・モバイル版・Web版での違い
今回解説した新しいOutlookへのアドイン登録手順は、主にWindows版デスクトップアプリケーションを基準としています。しかし、基本的な考え方や手順は、Mac版Outlook、Outlook on the web(Web版Outlook)、およびモバイル版Outlook(iOS/Android)でも概ね共通しています。ただし、UI(ユーザーインターフェース)やメニューの配置、アドインの追加方法などが若干異なる場合があります。
Mac版Outlookの場合
Mac版Outlookでも、「ツール」メニューや「設定」から「アドイン」を選択し、Microsoft AppSourceにアクセスしてアドインを検索・追加する手順となります。具体的なメニュー名はmacOSのバージョンやOutlookのバージョンによって多少異なります。
Web版Outlook (Outlook on the web) の場合
Web版Outlookでは、通常、メール一覧の上部にある「設定」(歯車アイコン)をクリックし、「すべてのOutlook設定を表示」→「アドイン」から管理します。または、メール作成画面のリボンメニューから「アドイン」アイコンをクリックして追加することも可能です。
モバイル版Outlook (iOS/Android) の場合
モバイル版Outlookでは、アドインの追加・管理機能はデスクトップ版やWeb版に比べて限定的です。一般的には、メール作成画面のメニュー(「…」アイコンなど)から「アドイン」を選択し、利用可能なアドインを確認・追加する形式になります。すべてのデスクトップ版アドインがモバイル版で利用できるわけではない点に注意が必要です。
いずれのプラットフォームでも、アドインの互換性や提供状況は、開発元の情報やMicrosoft AppSourceで確認することが最も確実です。
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まとめ
新しいOutlookへの移行に伴い、旧アドインが引き継がれない問題に直面した場合でも、Microsoft AppSourceからの再インストールで多くの機能が復旧します。本記事で紹介した「アドインの追加」手順や、互換性の確認、トラブルシューティング方法を試すことで、スムーズに新しい環境でアドインを利用できるようになるはずです。もし、それでも解決しない場合は、IT管理者への相談や、代替アドインの検討も視野に入れてみてください。
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超解決 リモートワーク研究班
Microsoft 365の導入・保守を専門とするエンジニアグループ。通信障害やサインイン不具合など、ビジネスインフラのトラブル対応に精通しています。
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