【Outlook】「Recover Deleted Items」で完全削除済みメールを復元する手順

【Outlook】「Recover Deleted Items」で完全削除済みメールを復元する手順
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Outlookで誤ってメールを削除してしまった経験はありませんか。

「削除済みアイテム」フォルダからも消してしまった場合、もう復元できないと諦めていませんか。

実は、「Recover Deleted Items」機能を使えば、完全に削除したはずのメールも復元できる可能性があります。

この記事では、Outlookで完全削除したメールを復元するための具体的な手順を解説します。

【要点】Outlookで完全削除したメールを復元する手順

  • 「Recover Deleted Items」機能: 完全に削除されたメールを一時的に保存する機能の概要を理解する。
  • 復元手順: 「Recover Deleted Items」ウィンドウを開き、復元したいメールを選択して復元する具体的な操作方法。
  • 復元できない場合の確認事項: 復元期間の制限や、管理者設定による影響を確認する。

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「Recover Deleted Items」機能の仕組みと復元期間

Microsoft Outlookでは、メールを削除するとまず「削除済みアイテム」フォルダに移動します。

このフォルダからも削除した場合、通常は復元できないと考えがちです。

しかし、Exchange Onlineを利用している環境では、削除されたアイテムは一定期間、サーバー上に保持されます。

この期間内であれば、「Recover Deleted Items」(削除済みアイテムの回復)機能を使って復元できるのです。

この機能は、ユーザーが意図せず重要なメールを完全に削除してしまった場合のバックアップとして機能します。

復元できる期間は、組織の管理者によって設定されています。

一般的には、30日間程度ですが、組織によってはこれより短い場合や長い場合もあります。

そのため、削除してしまったメールが見つからない場合は、できるだけ早くこの機能を確認することが重要です。

お探しの解決策が見つからない場合は、こちらの「Teams/Outlookトラブル完全解決データベース」で他のエラー原因や解決策をチェックしてみてください。

Outlookで完全削除済みメールを復元する具体的な手順

Outlookのデスクトップアプリケーションを使用している場合の手順を説明します。

この機能はExchange Onlineアカウント(Microsoft 365やOffice 365のメールサービス)で利用可能です。

  1. 「削除済みアイテム」フォルダを開く
    Outlookのナビゲーションウィンドウで、「削除済みアイテム」フォルダをクリックします。
  2. 「サーバーから削除されたアイテムを回復」を選択
    「削除済みアイテム」フォルダのタブにある「フォルダ」タブをクリックします。その後、「サーバーから削除されたアイテムを回復」ボタンをクリックします。
  3. 「Recover Deleted Items」ウィンドウが表示される
    新しいウィンドウが表示され、復元可能なアイテムのリストが表示されます。
  4. 復元したいメールを選択する
    リストの中から、復元したいメールを選択します。複数のメールを選択したい場合は、Ctrlキーを押しながらクリックします。
  5. 「選択したアイテムを復元する」をクリック
    ウィンドウの下部にある「選択したアイテムを復元する」ボタンをクリックします。
  6. 復元されたメールを確認する
    復元されたメールは、「削除済みアイテム」フォルダに戻されます。そこから、元のフォルダ(受信トレイなど)に移動させてください。

新しいOutlook (プレビュー版) での復元手順

新しいOutlook(プレビュー版)をご利用の場合、操作方法が若干異なります。

新しいOutlookでは、インターフェースが刷新されており、機能の配置も変更されています。

  1. 「削除済みアイテム」フォルダを開く
    左側のフォルダ一覧から「削除済みアイテム」フォルダをクリックします。
  2. 「フォルダー」タブから「削除済みアイテムを回復」を選択
    画面上部のメニューバーにある「フォルダー」タブをクリックし、「削除済みアイテムを回復」を選択します。
  3. 「Recover Deleted Items」ウィンドウでメールを選択
    「Recover Deleted Items」ウィンドウが表示されたら、復元したいメールにチェックを入れます。
  4. 「復元」ボタンをクリック
    ウィンドウ下部の「復元」ボタンをクリックします。
  5. 復元されたメールの確認
    復元されたメールは、「削除済みアイテム」フォルダに格納されます。必要に応じて、受信トレイなどに移動させてください。

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復元できない場合の確認事項と対処法

上記の手順を試してもメールが復元できない場合、いくつかの原因が考えられます。

復元期間が過ぎている場合

「Recover Deleted Items」機能には、アイテムが保持される期間に制限があります。

この期間は、組織のExchange Online管理者によって設定されており、通常は30日間ですが、それより短い場合もあります。

もし、削除からこの期間を超えてしまっている場合、サーバー上からもアイテムは削除されており、復元は不可能になります。

この場合は、残念ながら復元はできません。

管理者によって回復期間が設定されていない場合

組織によっては、管理者が「Recover Deleted Items」機能を無効にしていたり、回復期間を非常に短く設定している場合があります。

その場合、ユーザー側で復元操作を行っても、そもそも復元可能なアイテムが存在しないことになります。

この場合は、OutlookのヘルプデスクやIT管理者へ問い合わせて、回復期間の設定状況を確認する必要があります。

管理者であれば、Exchange Online PowerShellを使用して、保持期間の確認や変更が可能です。

メールボックスのクリーンアップ設定

Outlookの「メールボックスのクリーンアップ」機能が有効になっている場合、古いメールが自動的に削除されている可能性があります。

特に、「アーカイブ」機能が設定されていると、一定期間経過したメールが「アーカイブ」フォルダに移動したり、削除されたりします。

これらの設定は、Outlookのオプションや、組織のポリシーによって管理されています。

もし、これらの設定が原因でメールが見つからない場合は、設定を見直すか、IT管理者に相談してください。

Web版Outlook (Outlook on the web) での復元

Outlook on the web(ブラウザ版Outlook)でも、同様の復元機能が利用できます。

手順はデスクトップ版と似ていますが、インターフェースが異なります。

  1. 「削除済みアイテム」フォルダを開く
    左側のフォルダー一覧から「削除済みアイテム」をクリックします。
  2. 「フォルダー」タブから「削除済みアイテムを回復」を選択
    画面上部のメニューバーにある「フォルダー」タブをクリックし、「削除済みアイテムを回復」を選択します。
  3. 復元したいメールを選択し、「復元」をクリック
    「Recover Deleted Items」ウィンドウが表示されたら、復元したいメールにチェックを入れ、「復元」ボタンをクリックします。

Mac版Outlookでの復元手順

Mac版Outlookでも、Exchange Onlineアカウントであれば同様の機能が利用できます。

  1. 「削除済みアイテム」フォルダを開く
    左側のナビゲーションペインで、「削除済みアイテム」フォルダを選択します。
  2. 「フォルダ」タブの「サーバーから削除されたアイテムを回復」をクリック
    メニューバーの「フォルダ」タブをクリックし、「サーバーから削除されたアイテムを回復」を選択します。
  3. 復元したいアイテムを選択し、「復元」をクリック
    表示された「Recover Deleted Items」ウィンドウで、復元したいメールを選択し、「復元」ボタンをクリックします。

モバイル版Outlook (iOS/Android) での復元手順

モバイル版Outlook(iOSおよびAndroidアプリ)では、デスクトップ版のような「Recover Deleted Items」機能は直接提供されていません。

モバイルアプリから削除したメールは、通常「削除済みアイテム」フォルダに移動し、そこからさらに削除すると、Web版Outlookまたはデスクトップ版Outlookから復元操作を行う必要があります。

もし、モバイルアプリで「削除済みアイテム」フォルダが見当たらない場合は、Web版Outlookにサインインして、そちらから操作を行ってください。

復元期間を延長する組織設定

組織によっては、削除済みアイテムの保持期間を延長する設定がされている場合があります。

これは、コンプライアンス上の理由や、データ復旧のニーズに対応するためです。

管理者権限を持つユーザーは、Exchange Online PowerShellを使用して、メールボックスの保持ポリシーを設定・管理できます。

例えば、「Litigation Hold」や「In-Place Hold」といった機能を利用することで、削除されたアイテムも無期限に保持することが可能です。

ただし、これらの設定は組織全体に適用されるため、個別のユーザーが勝手に変更することはできません。

もし、より長い期間の復旧が必要な場合は、IT管理者に相談して、保持ポリシーの適用を検討してもらう必要があります。

まとめ

Outlookで誤ってメールを完全に削除してしまっても、「Recover Deleted Items」機能を使えば復元できる可能性があります。

この機能は、Exchange Online環境において、削除後一定期間サーバー上に保持されているアイテムを回復させるものです。

復元期間は組織の設定によって異なるため、削除したメールが見つからない場合は、すぐにデスクトップ版、Web版Outlookから操作を試みてください。

復元できない場合は、保持期間の超過や管理者設定を確認し、必要であればIT管理者に相談しましょう。

【要点】Outlookで完全削除したメールを復元する手順

  • 「Recover Deleted Items」機能: 完全に削除されたメールを一時的に保存する機能の概要を理解する。
  • 復元手順: 「Recover Deleted Items」ウィンドウを開き、復元したいメールを選択して復元する具体的な操作方法。
  • 復元できない場合の確認事項: 復元期間の制限や、管理者設定による影響を確認する。
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この記事の監修者
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超解決 リモートワーク研究班

Microsoft 365の導入・保守を専門とするエンジニアグループ。通信障害やサインイン不具合など、ビジネスインフラのトラブル対応に精通しています。