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【Excel】Power Queryのデータソース設定に古い資格情報が残る時の削除手順

【Excel】Power Queryのデータソース設定に古い資格情報が残る時の削除手順
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Power Queryを利用してデータを読み込む際、古い資格情報がキャッシュとして残り続けることがあります。その結果、認証エラーや思わぬデータソースへの接続が発生し、業務に支障をきたすケースが少なくありません。特に会社のPCでは共有のデータベースやクラウドサービスにアクセスする機会が多いため、適切な資格情報管理が求められます。本記事では、Power Queryのデータソース設定に残った古い資格情報を安全に削除する手順を、原因や確認ポイントと合わせて説明します。

【要点】この記事で確認すること

  • 最初に見る場所: ExcelのPower Queryエディター内にある「データソース設定」、またはWindowsの資格情報マネージャー
  • 切り分けの軸: 資格情報がExcelファイルに埋め込まれているのか、Windowsの資格情報マネージャーに保存されているのかを区別する
  • 注意点: 会社のPCでは勝手に資格情報マネージャーを編集するとセキュリティポリシーに抵触する可能性があるため、管理者に確認してから作業を行う

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1. 古い資格情報が残る原因

Power Queryでは、一度入力した資格情報を再利用するためにキャッシュとして保持します。この仕組みは便利な反面、パスワードの変更やアカウントの無効化が行われた後でも古い情報が残り続けることがあります。主な原因は以下の通りです。

資格情報のキャッシュと更新タイミング

Power Queryは接続時にユーザーが入力した資格情報を、Excelの内部設定(ファイル単位)またはWindowsの資格情報マネージャーに保存します。これらの保存場所は自動的に更新されるわけではなく、新しい資格情報を入力しても古いものが上書きされない場合があります。特に複数のクエリで異なる資格情報を使い分けていると、一部のクエリに古い情報が残ったままになることがあります。

複数の資格情報の競合

例えば、同じデータベースに対してユーザーAの資格情報で作成したクエリと、ユーザーBの資格情報で作成したクエリが混在している場合、Power Queryはどちらの資格情報を使うか判断できず、古い方を優先してしまうことがあります。また、組織アカウントと個人アカウントを切り替えた際にも同様の問題が発生しやすくなります。

お探しの解決策が見つからない場合は、こちらの「Excelトラブル完全解決データベース」で他のエラー原因や解決策をチェックしてみてください。

2. 削除前に確認すべきこと

資格情報を削除する前に、以下の点を確認しておくことでトラブルを防げます。

影響範囲の確認

削除しようとしている資格情報がどのクエリで使われているか把握しておきましょう。Power Queryエディターの「データソース設定」画面では、各データソースに関連付けられたクエリの一覧を確認できます。もし特定のクエリだけが古い資格情報を使っているのであれば、そのクエリのみを修正する方法もあります。

管理者への確認事項

会社のPCでは、資格情報マネージャーの編集に管理者権限が必要な場合や、グループポリシーによって変更が制限されていることがあります。また、組織のID管理システム(Azure ADなど)と連動している場合は、資格情報の削除がアカウント全体に影響を与える可能性もあります。作業を始める前に、IT管理者に以下の点を問い合わせると安全です。

  • 資格情報マネージャーの編集が許可されているか
  • Power Queryの資格情報をクリアしても、会社のポリシーに違反しないか
  • もし削除後に接続できなくなった場合の復旧方法

3. 古い資格情報の削除手順(Power Queryエディター内)

最も簡単な方法は、ExcelのPower Queryエディターから直接削除する手順です。以下の操作を行ってください。

  1. 対象のExcelファイルを開き、リボンの「データ」タブをクリックします。次に「クエリと接続」グループから「データの取得」の下にある「クエリ」オプションを選択し、「クエリの編集」を開いてPower Queryエディターを起動します。
  2. Power Queryエディターが表示されたら、リボンの「ホーム」タブにある「データソース設定」ボタンをクリックします。このボタンは通常、ウィンドウの左端にあります。
  3. 表示されたダイアログでは、現在のExcelファイルに関連するすべてのデータソースとその資格情報の状態が一覧表示されます。古い資格情報が残っているデータソースを選択し、右下の「アクセス許可の編集」ボタンをクリックします。
  4. 「データソースの資格情報」ダイアログが開きます。ここで「現在の資格情報を削除」または「資格情報をクリア」というオプションを選択します(バージョンによって表記が異なります)。確認メッセージが表示されたら「削除」を選んでください。
  5. 削除が完了したら「閉じる」をクリックし、Power Queryエディターを終了します。次に該当のクエリを更新する際に、新しい資格情報の入力を求められます。

この手順がうまくいかない場合は、Windowsの資格情報マネージャーから削除する方法を試してください。

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4. Windows資格情報マネージャーからの削除

Power Queryで指定した資格情報がWindowsの資格情報マネージャーに保存されている場合、以下の手順で削除できます。ただし、会社のPCでは管理者権限が必要な場合があるため注意してください。

資格情報マネージャーの開き方

Windowsの「スタート」ボタンを右クリックし、「コントロールパネル」を選択します。次に「ユーザーアカウント」→「資格情報マネージャー」の順に進みます。あるいは、タスクバーの検索ボックスに「資格情報マネージャー」と入力すると直接表示できます。

削除手順と注意点

  1. 資格情報マネージャーを開いたら、「Windows資格情報」または「汎用資格情報」のセクションを確認します。Power Queryで使用した資格情報は「汎用資格情報」に「Microsoft Office」や「Power Query」という名前で保存されていることが多いです。
  2. 該当する資格情報を探し、右側の矢印をクリックして詳細を展開します。古い認証情報が含まれているかどうかを確認し、「削除」をクリックします。
  3. 削除を実行する前に、その資格情報が他のアプリケーションでも使われていないか確認してください。特に、同じアカウントでサインインしているOutlookやTeamsにも影響する場合があります。
  4. 削除後は、Excelに戻ってPower Queryのクエリを更新し、新しい資格情報を入力します。

5. 削除後に試すべきこと

資格情報を削除しただけでは、Power Queryがすぐに新しい情報を認識しないことがあります。以下の手順で動作を確認してください。

クエリの再実行

Excelの「データ」タブから「すべて更新」を実行するか、該当のクエリを右クリックして「更新」を選択します。正常に認証が通れば、新しい資格情報の入力を求められるか、または事前に保存された新しい資格情報を使って接続されます。

資格情報の新規作成

もし削除後も古い資格情報が自動的に復活する場合は、Power Queryの設定ファイルが破損している可能性があります。その場合は、Excelのオプションから「アドイン」→「COMアドイン」の設定を確認し、Power Queryアドインを無効化してから再度有効にすることでリセットできることがあります。また、別のユーザープロファイルでExcelを開き直すのも有効な方法です。

6. 状況別比較表

保存場所 削除方法 影響範囲 管理者権限
Power Queryエディター (Excel内部) データソース設定から削除 そのExcelファイルのみ 不要
Windows資格情報マネージャー 資格情報マネージャーで削除 そのPC全体の対象アカウント 必要な場合あり
組織のIDプロバイダー (Azure AD等) 管理者による操作またはサインアウト 組織全体またはユーザー単位 必須

7. よくある質問

Q1. 資格情報を削除したのに、更新時に同じ古い資格情報が使われてしまうのはなぜですか?
A. 削除したはずの資格情報が別の場所にキャッシュされている可能性があります。Power Queryエディター内とWindows資格情報マネージャーの両方を確認してください。また、Excelを再起動しないと反映されない場合もあります。

Q2. 組織アカウントの資格情報は削除してもよいですか?
A. 組織アカウントの資格情報は、会社のID管理システムと連携しているため、削除すると他のMicrosoftサービスにも影響が出る可能性があります。必ずIT管理者に確認してから行ってください。

Q3. 削除後、新しい資格情報を入力しても接続エラーが出ます。どうすればいいですか?
A. 接続エラーは、データソース自体の設定(サーバー名やデータベース名)が間違っている可能性も考えられます。まずはデータソース設定の接続文字列を確認し、それでも解決しない場合はPower Queryのキャッシュを完全にクリアするために、Excelのオプションから詳細設定で「すべてのデータ接続を削除」を試してみてください。

8. まとめ

Power Queryのデータソース設定に古い資格情報が残ると、認証エラーや予期しない動作の原因になります。削除手順はExcel内部の設定画面から行う方法と、Windowsの資格情報マネージャーから行う方法の2つがあります。会社PCで作業する際は、管理者に確認してから実行することが重要です。削除後はクエリの更新で新しい資格情報を設定し、問題なく接続できることを確認してください。定期的に不要な資格情報を整理することで、トラブルを未然に防ぐことができます。


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この記事の監修者
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超解決 Excel・Word研究班

企業のDX支援や業務効率化を専門とする技術者チーム。20年以上のExcel・Word運用改善実績に基づき、不具合の根本原因と最短の解決策を監修しています。ExcelとWordを使った「やりたいこと」「困っていること」「より便利な使い方」をクライアントの視点で丁寧に提供します。

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