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【Salesforce】ページレイアウトで困った時の監査ログと履歴で追う方法

【Salesforce】ページレイアウトで困った時の監査ログと履歴で追う方法
🛡️ 超解決

Salesforceでページレイアウトが突然変わってしまい、困った経験はありませんか?自分で変更した覚えがないのにフィールドの配置が変わっていたり、必須項目が解除されていたりすると、業務に支障が出ます。こうした問題を解決するには、誰がいつ何を変更したのかを特定する必要があります。Salesforceには、そのための監査ログ(Audit Trail)と設定履歴(Setup Audit Trail)が用意されています。本記事では、ページレイアウトの変更を追跡する具体的な手順や失敗パターン、再発防止策を詳しく解説します。

【要点】この記事で確認すること

  • 最初に見る場所: セットアップメニューの「監査ログ」>「セットアップ監査ログ」です。ここにページレイアウトの編集履歴が記録されます。
  • 切り分けの軸: 端末やブラウザの問題ではなく、設定変更の有無を確認します。誰が、いつ、どのオブジェクトのレイアウトを編集したか追跡します。
  • 注意点: 会社PCやSalesforce管理画面の設定を勝手に変更しないでください。監査ログの参照や変更の調査は、システム管理者または適切な権限を持つユーザーが行う必要があります。

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1. 監査ログで変更を追跡する前に知っておくべき基本

ページレイアウトの変更を追跡するには、Salesforceの監査ログの仕組みを理解しておく必要があります。ここでは、監査ログの基本と、よく混同される「設定履歴」との違いを説明します。

監査ログ(Audit Trail)とは

監査ログ(正確には「セットアップ監査ログ」)は、管理者がSalesforceの設定を変更した際の操作を記録する機能です。ページレイアウトの編集は当然この対象で、変更日時、変更したユーザ、変更内容の詳細(差分)が保存されます。デフォルトでは過去90日分のログが保持され、CSV形式でエクスポートも可能です。ただし、このログを有効にするための設定は必要なく、自動で記録が行われます。

設定履歴(Setup Audit Trail)との違い

「設定履歴」はほとんど同義ですが、正しくは「セットアップ監査ログ」が正式名称です。一方、「監査ログ」というと「ログインレコードタイプ」や「レコード監査ログ」など別の機能を指す場合もあるため注意が必要です。よくある混同として、「フィールド履歴(Field History)」もありますが、あくまでレコードレベルのフィールド値の変更を追跡するもので、ページレイアウトの変更は記録されません。以下の表で主な違いをまとめます。

機能 目的 保存期間 対象範囲 出力形式 使用ケース
セットアップ監査ログ 管理者による設定変更の追跡 90日(Shieldで延長可) ページレイアウト、プロファイル、権限など設定全般 画面上のリスト、CSVエクスポート ページレイアウトの変更元特定
フィールド履歴 レコードのフィールド値変更追跡 オブジェクトごとに設定(無期限) 個別レコードの特定フィールド 画面の関連リスト、レポート レコードデータの変更確認

2. ページレイアウト変更を特定するための具体的な手順

ここからは、実際にセットアップ監査ログを参照してページレイアウトの変更を特定する手順を説明します。以下の操作は、システム管理者または「監査ログの参照」権限を持つユーザーで実施してください。

  1. Salesforceの画面右上の歯車アイコンをクリックし、「設定」を選択します。
  2. 左側の「管理」カテゴリにある「監査ログ」を展開し、「セットアップ監査ログ」をクリックします。
  3. 画面に直近90日間の設定変更が一覧表示されます。日付範囲、ユーザ、操作などのフィルタを使って絞り込みます。ページレイアウトの変更を見つけるには、操作(Display)の列に「レイアウトの編集」または「Saved Layout」といった文言が含まれる行を探します。
  4. 該当する行をクリックすると、変更の詳細が表示されます。「以前の値」と「新しい値」の箇所に、具体的にどのような変更が行われたかが差分として記録されています。例えば、「割り当て先プロファイル」や「セクションの追加」などです。
  5. 必要に応じて、CSVにエクスポートしてオフラインで分析することも可能です。画面右上の「エクスポート」ボタンから実行してください。

手順3では、操作のフィルタに「レイアウト」と入力して絞り込むと効率的です。また、ユーザが不明な場合は「すべてのユーザ」を選択し、操作のみでフィルタしてください。

3. 失敗パターンと注意点

セットアップ監査ログを使う際には、以下のような失敗パターンや注意点があります。これらを理解しておくことで、調査の手戻りを防げます。

失敗パターン1:ログに記録されない
セットアップ監査ログはデフォルトで有効ですが、Organizationalの設定で「セットアップ監査ログを無効化」している組織では記録が停止されます。これを確認するには、設定の「監査ログ」>「セットアップ監査ログの設定」を開き、「無効」になっていないか確認してください。無効の場合、有効にすることで以降の変更が記録されるようになります(過去のログは復元できません)。

失敗パターン2:保存期間が過ぎている
デフォルトの保存期間は90日です。もし変更が90日以上前に行われた場合、ログは既に削除されています。この場合は、日次バックアップを取得している組織であれば、バックアップデータから復元するしか方法はありません。また、Salesforce Shield(監査ログ延長アドオン)を購入していれば最長10年間保持可能です。

失敗パターン3:操作の識別が難しい
画面のリストでは「操作」列に様々な文言が表示されます。ページレイアウトに関連する操作は「レイアウトの編集」ですが、英語版では「Layout Edit」や「Saved Layout」と表記されます。日本語環境でも混在することがあるため、キーワード「layout」や「レイアウト」で検索すると見つけやすくなります。

注意点:自分で設定を変更しない
会社のSalesforce組織では、システム管理者以外が設定を変更すると重大なトラブルを引き起こす可能性があります。監査ログを確認するだけであっても、変更を元に戻す作業は管理者に依頼してください。もし自分でページレイアウトを編集できる権限を持っている場合でも、不用意な操作は避けましょう。

4. 変更が行われたタイミングを特定するには

大量のログの中から目的の変更を見つけるには、条件を絞り込むことが重要です。以下のような方法で検索範囲を狭められます。

  • ユーザ名を指定する: 疑わしいユーザがいる場合、そのユーザ名をフィルタに入力します。
  • 操作の種類で絞る: 操作ボックスに「layout」と入力すると、ページレイアウト関連の操作だけが表示されます。
  • 日付範囲を指定する: 問題が発生したと思われる前後の日付を指定して、ログを絞り込みます。
  • CSVエクスポートしてフィルタ: 大量のログがある場合は、CSVにエクスポートしてExcelでフィルタリングする方が効率的です。

また、よくある質問として、以下のようなものが寄せられます。

Q1. 監査ログは何日残るのでしょうか?
デフォルトでは90日です。ただし、Salesforce Shield(監査ログ延長アドオン)を購入すると、最長10年間保存できます。組織でShieldが有効かどうかは、管理者にお問い合わせください。

Q2. 変更を元に戻したいのですが、自分でできますか?
ページレイアウトの編集権限を持っていれば元に戻すことは可能ですが、会社のポリシーによっては禁止されている場合があります。必ず管理者に連絡し、指示に従ってください。管理者が監査ログの情報をもとに、正しい状態に復元するのが安全です。

Q3. 監査ログには誰が変更したかだけでなく、何を変更したかも出ますか?
はい、詳細を開くと「以前の値」と「新しい値」が表示されます。例えば、「セクションXXXの追加」「フィールドYYYの削除」など、具体的な差分が確認できます。

5. 再発防止のための推奨設定

同じ問題が再発しないように、組織の設定や運用ルールを見直すことをお勧めします。

ページレイアウトへの編集権限を制限する

ページレイアウトを編集できるユーザーを最小限に絞りましょう。具体的には、システム管理者のみが編集できるようにプロファイルや権限セットを設定します。標準のプロファイルでも「レイアウトの編集」権限を外すことで、誤操作を防げます。また、権限セットを使用して特定のユーザーだけに権限を付与する方法も有効です。

定期的なバックアップとバージョン管理

ページレイアウトはMetadata APIを使ってエクスポートし、変更管理ツール(Git等)でバージョン管理することを推奨します。定期的にバックアップを取得しておけば、万が一意図しない変更が発生しても、すぐに復元できます。また、Salesforceの変更セットやDevOps Centerを利用して、変更を組織間で管理するのも良い方法です。

監査ログの定期的な確認

設定変更が行われた場合に通知を受け取る仕組みを導入することも検討してください。例えば、セットアップ監査ログのCSVエクスポートを定期的に行い、変更がないか確認する運用をチームで共有します。また、サードパーティ製の監査ツールを導入すれば、リアルタイムにアラートを受け取ることも可能です。

まとめ

ページレイアウトの変更を追跡するには、セットアップ監査ログが最も確実な手段です。まずは設定メニューから該当のログにアクセスし、操作や日付でフィルタリングして変更点を特定します。ログが残っていない場合は、保存期間や監査ログの有効設定を確認してください。再発防止には、編集権限の最小化とMetadata APIによるバックアップが有効です。問題が発生したら慌てずに、監査ログを活用して原因を特定し、管理者と協力して適切に対処しましょう。


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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。

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