Microsoft Teamsの会議中に、他の作業をしながら会議画面を常に手前に表示したいと思ったことはありませんか。
通常、Teams会議ウィンドウを閉じたり、他のアプリケーションに切り替えたりすると、会議画面が見えなくなってしまいます。
しかし、Picture in Picture(PiP)モードを活用すれば、会議画面を小さな小窓で表示し続けられます。
この記事では、Teams会議中にPiPモードを有効化する具体的な手順と、その活用方法について解説します。
Teams会議の利便性を高め、より効率的に業務を進めるための一歩を踏み出しましょう。
【要点】Teams会議中にPiPモードを有効化し、他の作業と並行する
- 会議中にPiPモードを有効化する: 会議ウィンドウの共有トレイにあるPiPアイコンをクリックすることで、会議画面を小窓表示に切り替えられます。
- 小窓のサイズと位置を調整する: 表示された小窓は、ドラッグ&ドロップで画面上の好きな位置に移動でき、角をドラッグしてサイズ変更も可能です。
- PiPモードを終了する: 小窓の右上にある「×」ボタンをクリックするか、再度共有トレイのPiPアイコンをクリックすると、通常の会議画面に戻ります。
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目次
Teams会議中にPiPモードが有効になる仕組み
Microsoft TeamsのPicture in Picture(PiP)モードは、Webブラウザの機能を利用して、会議ウィンドウを独立した小さなフローティングウィンドウとして表示する仕組みです。
この機能は、TeamsのデスクトップアプリがWebブラウザ技術(Electron)を基盤としていることに依存しています。PiPモードを有効にすると、会議の映像と音声は引き続きストリーミングされますが、ウィンドウは他のアプリケーションの上に常に表示されるようになります。
これにより、ユーザーはTeams会議に参加したまま、メールの確認、ドキュメントの編集、他のWebサイトの閲覧など、様々な作業を同時に行うことが可能になります。
この機能は、特に複数のタスクを同時にこなす必要があるビジネスシーンで非常に役立ちます。
Teams会議でPiPモードを有効化する手順
Teams会議中にPiPモードを有効化するのは、非常に簡単な操作です。
以下の手順に従うことで、会議画面を常に手前に表示させることができます。
- 会議ウィンドウを表示する
Teams会議に参加していることを確認してください。画面上部に会議コントロールが表示されているはずです。 - 共有トレイを開く
会議コントロールバーにある「共有トレイ」アイコン(画面共有や参加者リストなどがあるメニュー)をクリックします。 - PiPモードアイコンをクリックする
共有トレイの中に、「Picture in Picture」または「小窓表示」といった意味合いのアイコン(通常は四角いウィンドウの上に小さな四角があるようなデザイン)が表示されます。このアイコンをクリックしてください。 - PiPモードが有効になる
クリックすると、現在の会議画面が小さなフローティングウィンドウに切り替わります。このウィンドウは、他のアプリケーションウィンドウの上に常に表示されます。
新しいTeams (v2) と従来Teamsでの違い
新しいTeams (v2) では、ユーザーインターフェースが刷新されていますが、PiPモードの基本的な操作感は従来Teamsと大きく変わりません。
共有トレイの場所やアイコンのデザインが若干変更されている可能性はありますが、会議中にPiPモードを有効化するためのアイコンは引き続き提供されています。
新しいTeams (v2) では、より洗練されたUIで、PiPモードへのアクセスも直感的になっている場合があります。
もしアイコンが見つからない場合は、共有トレイ内のメニューを注意深く確認してください。
小窓のサイズと位置の調整方法
PiPモードが有効になった小窓は、必要に応じてサイズや位置を自由に変更できます。
- ウィンドウの移動
小窓のタイトルバー(またはウィンドウの縁)をドラッグ&ドロップすることで、画面上の任意の場所に移動させることができます。 - ウィンドウのサイズ変更
小窓の四隅または辺をドラッグすることで、ウィンドウのサイズを拡大・縮小できます。
これにより、作業中のアプリケーションの表示を妨げないように、会議ウィンドウを最適化できます。
PiPモードの終了方法
PiPモードを終了し、通常のTeams会議画面に戻す方法も簡単です。
- 小窓の「×」ボタンをクリック
PiPモードの小窓の右上隅に表示されている「×」ボタンをクリックすると、PiPモードが終了し、通常の会議ウィンドウに戻ります。 - 再度PiPアイコンをクリック
会議コントロールバーの共有トレイを開き、PiPモードアイコンを再度クリックしても、PiPモードを終了できます。
どちらの方法でも、すぐに元の会議画面表示に戻すことができます。
Teams会議でPiPモードが有効にならない場合の対処法
Teams会議中にPiPモードを有効化しようとしても、アイコンが表示されなかったり、機能しなかったりする場合があります。
これらの問題は、いくつかの原因が考えられます。
PiPモードアイコンが表示されない
PiPモードのアイコンが共有トレイに見当たらない場合、以下の原因が考えられます。
1. Teamsのバージョンが古い
PiPモードは比較的新しい機能です。お使いのTeamsデスクトップアプリのバージョンが古い場合、この機能が利用できないことがあります。
対処法: Teamsアプリを最新バージョンにアップデートしてください。
- Teamsアプリを開く
Microsoft Teamsデスクトップアプリを起動します。 - プロフィール画像をクリック
画面右上のプロフィール画像またはイニシャルをクリックします。 - 「更新プログラムのチェック」を選択
表示されたメニューから「更新プログラムのチェック」を選択します。Teamsが自動的に最新バージョンを確認し、利用可能なアップデートがあればインストールします。 - Teamsを再起動する
アップデートが完了したら、Teamsを一度終了し、再起動してください。
2. Webブラウザ版Teamsを使用している
PiPモードは、主にMicrosoft Teamsのデスクトップアプリケーションで提供される機能です。Webブラウザ版のTeamsでは、この機能がサポートされていない場合があります。
対処法: Microsoft Teamsデスクトップアプリをインストールして使用してください。
Microsoft 365ポータルサイト(portal.office.com)やTeamsの公式サイトからダウンロードできます。
3. 組織のポリシーによる制限
組織によっては、セキュリティや管理上の理由から、特定のTeams機能が制限されていることがあります。
PiPモードも、テナント設定によっては無効化されている可能性があります。
対処法: 組織のIT管理者にお問い合わせください。
管理者は、Teams管理センターでユーザーまたは組織全体に対してPiPモードの利用可否を設定できます。
PiPモードが有効になっても画面がフリーズする・音声が途切れる
PiPモードに切り替えた後、画面が動かなくなったり、音声が途切れたりする場合は、以下の原因が考えられます。
1. PCのリソース不足
Teams会議は、特にビデオストリーミングを行うため、PCに一定のリソース(CPU、メモリ)を消費します。
PiPモードで他のアプリケーションも同時に実行している場合、PCのリソースが不足し、パフォーマンスが低下することがあります。
対処法: 不要なアプリケーションを閉じる、またはPCを再起動する。
- 不要なアプリケーションを終了する
現在使用していないアプリケーション(特にリソースを多く消費するもの)を閉じます。タスクマネージャー(Ctrl+Shift+Esc)で、CPUやメモリの使用率が高いプロセスを確認し、不要であれば終了させます。 - PCを再起動する
PCを再起動することで、一時的なシステムの問題が解消され、リソースが解放されることがあります。
2. ネットワーク接続の問題
Teams会議の映像や音声はネットワーク経由で送受信されます。PiPモードで表示される小窓も同様にネットワークに依存します。
不安定なネットワーク接続は、映像のフリーズや音声の途切れを引き起こす可能性があります。
対処法: ネットワーク接続を確認・改善する。
- Wi-Fi接続を確認する
Wi-Fiルーターの近くに移動するか、可能であれば有線LAN接続を試してください。 - 他のデバイスの通信量を減らす
同じネットワークを使用している他のデバイスで、大容量の通信(動画ストリーミング、ファイルダウンロードなど)を行っていないか確認し、可能であれば一時的に停止します。 - ルーターを再起動する
Wi-Fiルーターの電源を一度切り、数秒待ってから再度電源を入れることで、接続が改善されることがあります。
3. Teamsアプリのキャッシュ破損
Teamsアプリの一時ファイル(キャッシュ)が破損していると、正常に動作しないことがあります。
対処法: Teamsアプリのキャッシュをクリアする。
キャッシュのクリア手順はOSによって異なりますが、一般的には以下のようになります。
- Teamsアプリを完全に終了する
タスクバーのTeamsアイコンを右クリックし、「終了」を選択するか、タスクマネージャーでプロセスを終了します。 - キャッシュフォルダを削除する
Windowsの場合、エクスプローラーのアドレスバーに「%appdata%\Microsoft\Teams」と入力してEnterキーを押し、表示されたフォルダ内の「Cache」「blob_storage」「databases」「GPUCache」「IndexedDB」「Local Storage」「tmp」といったフォルダを削除します。 - Teamsを再起動する
再度Teamsを起動すると、キャッシュが再生成されます。
注意: キャッシュをクリアすると、サインイン情報などがリセットされる場合があります。再度サインインが必要になります。
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Mac版・モバイル版TeamsでのPiPモード
PiPモードは、主にMicrosoft Teamsのデスクトップアプリケーション(Windows版)で提供されている機能です。
Mac版Teams:
Mac版Teamsでも、Windows版と同様にPiPモードが利用可能です。操作方法もほぼ同じで、会議中に共有トレイからPiPアイコンを選択することで有効化できます。
モバイル版Teams:
モバイル版(iOS/Android)のTeamsアプリでは、PiPモードは標準機能としては提供されていません。
ただし、一部のモバイルOSでは、アプリのバックグラウンド実行や画面分割機能を利用して、類似の操作感を得られる場合があります。
例えば、iOSの「スライドオーバー」や「Split View」機能、Androidの「マルチウィンドウ」機能などを使用することで、Teams会議画面を他のアプリと並べて表示できることがあります。
これらのOS標準機能は、Teamsアプリ自体のPiPモードとは異なりますが、同様に会議中に他の作業を行うのに役立ちます。
まとめ
Microsoft TeamsのPiP(Picture in Picture)モードを活用することで、会議画面を常に手前に表示させながら、他のアプリケーションでの作業を効率的に進めることができます。
共有トレイから簡単な操作で有効化でき、小窓のサイズや位置も自由に調整可能です。
もしPiPモードが利用できない場合は、Teamsアプリのアップデート、デスクトップアプリの使用、または組織のIT管理者への確認を行ってください。
PCのリソース不足やネットワーク接続の問題も、パフォーマンス低下の原因となりうるため、適宜確認・対処することで、より快適なTeams会議体験が得られるでしょう。
Teams会議中のPiPモードの有効化と、それに伴うトラブルシューティング方法を理解し、日々の業務効率向上に役立ててください。
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超解決 リモートワーク研究班
Microsoft 365の導入・保守を専門とするエンジニアグループ。通信障害やサインイン不具合など、ビジネスインフラのトラブル対応に精通しています。
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